時が過ぎた今だからこそ改めて言いたい

COMPLEXは奇跡的なユニットであったと

吉川晃司(当時24歳)
布袋寅泰(当時26歳)


1988年にBOOWYを解散した布袋は、ソロデビュー・アルバム「GUITARHYTHM」を発表後、極秘プロジェクトに入り、年末に発表されるまで完全に秘密裏に行われ、音楽メディアの人間すら誰一人として知らなくこの計画は水面下で進行していった。


この2人の大型ユニット発表は本当に衝撃的なものであった。
異色とも思える2人が奏でる音は一体・・・
と誰もが注目する事となり、そこで満を持して出されたデビューシングルが
BE MY BABY
であった。

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この曲が出たときのインパクトは今でも忘れられない。

このブログの読者の方ならすぐに歌えると思いますが、この歌詞は驚くほど単純で何のひねりもない。
歌いだしからして「愛しているのさ 狂おしいひょどぉ(ほど)」である。
この曲はBE MY BABY というフレーズをいかに変化をつけて歌うか。それが全てである。

この曲をメディアに出て唄った記録はなく、PV映像が名刺代わりに全国へ流れる事となった。
それは白地のバックの中で固定カメラ一台に2人が演奏するだけというとてもシンプルなものであった。
そのシンプルさ故にこのPVの与えるインパクトは絶大であった。

察するにこのPVは、打ち合わせ無しの全くのフリー演技だったと思われる。

独自のギタースタイルを持つ布袋は5分という時間を有意義に躍動している様に見えたが、
吉川は後半やる行動パターンが尽きて、徐々に壊れていくようにも見えた
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遂にはせいけん突きの連続で間をしのぐ吉川さん(笑)
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楽器を持たない人間の5分のフリー演技が、どれだけ過酷なものかを教えてもらった気がしますw

COMPLEX - BE MY BABY (You Tube)

このデビュー曲はガルウィングで有名なトヨタの隠れ名車セラのCMソングとしても起用され、
このユニットへの期待度、そしてこの曲のインパクが合わさり、
見事オリコン1位に輝いた。

大物同士がくっつくユニットが必ずしも成功するとは限らない。
小室、YOSHIKIのV2もピーク時の2人だったにも関わらず
その話題性とは裏腹に楽曲はほとんど人々の記憶には残っていない。
その点このBE MY BABYは忘れようにも忘れらない曲となっている。

時として夢の組み合わせは相殺してしまう事がある。
COMPLEXも結果として相殺し合ったのかもしれない・・


酸いも甘いも含めてCOMPLEXの魅力を圧縮したBE MY BABYこそ、
20世紀最大のインパクトだったと思います。