近年、「リング」や「呪怨」などの和製ホラーが海外でうけている。
しかし、1980年代に人気を博したスプラッターホラー映画に関しては、
ジェイソンやブギーマンなどの洋画に比べ、和製物のスプラッターキャラは何も思い浮かばない。
強烈な殺人キャラは時として熱烈なファンがついたりするものだ。

邦画でも八つ墓村などがんばった作品もあったが、やはり圧倒的な肉体とパワーという点では、
ジェイソンにはどうしても見劣りしてしまう。

そこで私はあるひとりの男を実写化する事を推したい。




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一条武丸である。

「狂い屋」の異名を持つ武丸は、数多くの異彩なキャラが登場する特攻の拓でも、
その絶大的なインパクトは別格とも呼べるものであった。



武丸の特徴として一定のダメージを与えると、白目となり、痛覚がなくなる上に攻撃力が倍増、
周囲の生き物を無差別に攻撃するという変身形態をとっている。
変身後は、四谷怪談を彷彿させるほどの怖さを持つ。
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ジェイソンには長刀、悪魔のいけにえにはチェーンソーがある様に武丸には現場で放棄されているツルハシが主な武器となっている。果ては大ハンマー、バス停の停留所までも武器として振り回し、ケンカではなく殺しを目的とした道具を使用する。

「殺してしまえって、鼻が疼(うず)くんだよぅ」
「(殴りながら)月が今夜も狂っているぜ ヒャハッぁ」

武丸の放つ独自の珍言は、見るものを惹きつける。



武丸のウラ人気に気づいた作者は、この頃から徐々に武丸の演出方法によりインパクト、より恐怖を求め、
その描写方法も徐々にホラータッチに変わっていった様に思える。


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そしてあきらかに絵のタッチが変わってゆく武丸

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連載中、様々なホラー要素を詰め込んでいき、最終的な形態としてこの様な描写となっている。

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これは楳図かずおの恐怖劇場の描写である(笑)
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私は和製スプラッターの成功のために、是非この男の復活を希望します。