倖田來未のブレイクで、エロかっこいいという言葉が、あたかも新ジャンルの様に扱われるが、
エロかっこいいとは昔からバービーボーイズの為にある言葉だと言っても過言じゃない。

BARBEE BOYS(バービーボーイズ)は、80年代の日本のシーンを代表する5人編成のツインボーカルロックバンドであった。
このバンドの特徴はやはり、男女掛け合い型のツインヴォーカルにつきる。

90年以降、globeや最近ではmihimaru GTなど、男がうわついたラップで掛け合いをするボーカルは数あれど、
そこにロックを取り入れ男女のツインボーカルで成功を収めたのは、日本では未だにバービーボーイズしかいない。

彼らの曲名は「勇み足サミー」「女狐OnTheRun」「あいまいテンション」など、
絶妙な言葉のセンスを用い、その題名は一度耳にすると以後50年は忘れない。
そんなバービーの名曲の中でも、今回あえて一番のメジャー曲ともいえる
目を閉じておいでよ」を、取り上げたい。

a80fc2ef.jpg


http://www.youtube.com/watch?v=op4Gt95iFHg

この曲はバービーでは最高位となる7位を記録し、「資生堂」のCMのイメージソングとなり、
KONTAの「髪の先までロックだぜ」のセリフは、この曲のヒットと共に彼らの知名度を広める事となった。

声にひと癖もふた癖あるKONTAの超ハスキーボイスと、への字に曲がる眉毛とその表情
色気を究めた杏子のこれまたハスキーボイスと腰の動き
ボーカル二人を喰ってしまうほどの存在感を持つ、いまみちともたか

この3つのトライアングルが自分のポジションを主張する事によりぶつかり合うことで、このバンドは力強さを持っていった。

余談だが、私の洋服は黒が基調したしたものが多く、それはこの頃のDCブランドブームやカラス族の影響では決してない。バービーボーイズ、レベッカ、BOOWYなどこの頃TVで観ていたロックバンドの衣装が、基本黒だった事が原因だと思う。


この曲の歌詞の意味をよく知らずに、夜ヒットでこの曲を最初に聴いた時は前奏から最後までともかくカッコイイが先行していた。ある程度大人になり、サビの「目を閉じておいでよ」が、どのシュチュエーションでの言葉かを理解した時に、この曲は妖艶を佩びた曲となった。
歌詞 :目を閉じておいでよ(うたまっぷ)

男女のツインボーカルにありがちな事を一切やらないのもこのバンドの魅力だったと思う。
例えばハモリなどはほとんど無く、お互いAメロBメロとはっきりと分けた歌い分けで自分のパートを歌い上げるスタイルである。
そしてバービーボーイズの全ての曲を通して、『愛』などという言葉は一切出てこないところに、彼らの哲学を感じる。


20年経っても一切色あせを感じない「目を閉じておいでよ」こそが、エロとかっこいいが融合した最高傑作の曲であると思います。