月曜は「七日間戦争」の初日である。
今日も会議用のメモ帳に"Revolution "と書き留めたが、インチキな重役たちに宣戦布告をする勇気は無かった。

月曜に「七日間戦争だ!」なんて口走る残念な大人は私ぐらいだと思うが、まぁ良くも悪くも映画は、自らお金を払って観に行くので、その内容は忘れても印象的なワンフレーズは覚えているものである。しかし、なぜか観てもいないのに私の記憶の中で強烈なインパクトと共に眠り続けている映画がある。


それは今から14年前の1993年 
この年は「ジュラシックパーク」が世界中で空前の大ヒットとなった。

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あまりのリアルな恐竜の描写にまるで自分がそこで襲われているような錯覚に陥った。
それと同時にCGという技術は本物以上のものをつくるのだと、これからの映画に無限の可能性を覚えた。


時を同じくして同年の同時期、「ジュラシックパーク」公開中にぶつける形で、
日本発の恐竜をテーマにした巨大スペクタル作品をお披露目したのだ。




REX 恐竜物語 (1993年)
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もう画像オチの気もするが、REXさんのポテンシャルをこの程度だと思ってなめてもらっちゃあ困る。


キャッチコピーは
それは、地球からの贈りもの。レックス。ともだちは、レックス


まるで鈍器で殴られたような衝撃を覚えずにはいられない。


角川映画といえば、「セーラー服と機関銃」「時をかける少女」に代表される少女を題材にした物語で成功をおさめてきた。「セーラー服」と「機関銃の」異色の組み合わせでヒットしたのだから、「少女」と「ティラノザウルス(REX)」の組み合わせだって・・・・有り有り(笑)

しかし、この映画の最初の誤算は
原作者が、畑正憲ムツゴロウさん)であった事だろう。

ティラノザウルスと少女との間に芽生える友情とは、ムツゴロウさんが大麻栽培のエキスパートとの都市伝説にますます真実味が帯びてきた。


それでも、映画は多くの人間が携わって修正が効くものである。
この監督、脚本は「天と地と」で大ヒットを飛ばした、角川映画のドン、角川春樹であった。
彼の名前を前面に出すことで、不思議と文学的な匂いがただよってくる。

しかし公開直後、監督である角川春樹は、麻薬取締法違反・業務上横領などで逮捕
全国の映画館では上映が相次いで打ち切られたのだ。


そして映画主題歌は 
米米CLUB ときの旅路 ~REXのテーマ~

前年の「君がいるだけ」の大ヒットもあり、角川全面協力の大型タイアップを頂く形になったのだが、アルバム収録時には、「~REXのテーマ~」が大人の事情で省かれ、「ときの旅路」だけで収録されている事がこの映画の哀愁を物語っている。


しかし、この映画は大々的な宣伝の効果もあり、22億円もの興行収入を記録し、この年の興行収入BEST10に入るほどの成功を収めたのだ。
私は外部的な要素ばかりに目を取られて、肝心のストーリーは全く見てなかった。

見えないものを見ようとする誤解 すべて誤解だ

と思い直し、22億円を稼ぎ出すストーリーとやらをネットで調べると

<あらすじ>
原生林奥地の洞くつで発見した卵から、恐竜が産まれレックスと名付けられた。REXに食事を覚えさす為に、安達祐実は嫌いなピーマンを食べてみせる。(中略)~REXに迫っていたの大人の身勝手さに腹を立てた安達祐美は、レックスを生まれ故郷である北海道の原野に帰すことにする。(終)


おおおお・・自宅なのに思わず「オイ!!」と声が出てしまった。

肉食恐竜にピッ・・ピーマン?  ティラノザウルスを日本の原野に帰した??

ああ・・これを実際観たら、1000のつっこみは達成できそうだ。
どうやら当時、劇場を失笑の渦に巻き込んだ伝説にウソ偽りは無かったようだ。




日本映画史上 最大のファンタジー映画とは?


80年代の チェッカーズ in TAN TAN たぬき

90年代の REX 恐竜物語

00年代の ファイナルファンタジー(CGアニメ)


鈍器で殴られたような衝撃と、バールのようなもので強引にこじ開けてくる展開で
我々をファンタジーの世界へいざなってくれる、この3大巨頭を決して忘れたくない。