聖闘士星矢について着地点未定ながら、何か書こうと思う。

真っ先に頭に浮かんだのが、若き日のSMAPがどう考えてもアニメ以外では成立しないであろう
聖闘士星矢を無理やり舞台化してしまった黒歴史だが、
そこをイジるのは、仮面をつけることが義務付けられている女聖闘士が素顔を見られた場合、
素顔を見た人間を殺すか、その人間を愛する」
の無茶掟を受け入れるぐらいの覚悟をもって書かなければ、
日本3大タブーである菊・菱・鶴に並ぶあの組織に消されかねないので止めておく。


聖闘士星矢で一番記憶にあるのはなんといっても

黄金聖闘士(ゴールドセイント)編ではないだろうか。

聖域の十二宮を守護する12人の黄金聖闘士倒しながら頂上を目指すというもの。
それぞれの星座を守護する黄金聖闘士の名も


牡牛座のアルデバラン
獅子座のアイオリア
乙女座のシャカ
魚座のアフロディーテ
双子座のカノン

など神話を連想させる品格ある名ばかりであった。


当時小学生だった少年たちは自分の星座の黄金聖闘士の登場を心待ちにしたものだった。


そしてハズレクジのない品位に溢れる黄金聖闘士達の登場も残りわずかとなり、
ついにわたしの星座であるかに座がやってきたのだがジャンプを買い唖然とした。


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かに座 デスマスク


おお・・
品位あるギリシアの神話の名の流れを急遽遮った、悪意に満ち溢れたデスマスクというその名。
そして黄金聖闘士のコンセプトである愛と慈悲にかけ離れたそのにくまれそうなNEW FACE

ど・・どうした? 前後の流れは?

そうか、そうか・・
キャラがすべての少年漫画で、12人もいれば悪役も一人は必要だよな・・

しかし、このデスマスクはcoolでニヒルな悪キャラなんかじゃない。
どう考えても外道!ただの外道!クサレ外道!

この時の車田正美が自暴自棄にあったとしか思えない捨てキャラぶりであった

全国に数百万いるかに座の少年少女はあっけにとられたのだ。
なんだろう・・
がっかりではしっくりこず、憤りよりも強いこの気持ち・・

ああ!長渕の言葉を借りるなら

心をなじられちまった

が一番的確な表現だ。

なかなか小学生で心がなじられる経験はそうあるもんじゃない。

大人になった今でも朝の星座占いにイラつくのは、たぶんこのせいだ。
乙女座、さそり座などに比べ、かに座と人に言うのになぜか卑屈に感じるのもこのせいだ。


車田正美は全国のかに座に謝るべきだ。