10代の頃、私の地域で決して近寄ってはいけない危険地帯というものが存在した。


・駅裏 潰れかけの某ボーリングセンター

・バイパス沿いの陽の光りがささない某ゲームセンター

・XX交差点の坂の上にある某喫茶店


かなりの高確率で危険な目に逢うのだ


だが、最も危険な場所は意外と知られていない。


それは・・

80年代東映映画の劇場公開周辺だ(笑)


シネコンが当たり前となっている都市部では想像もつかないような映画館というのが地方には存在する。
任侠シリーズ、極妻シリーズ、ビー・バップ・ハイスクールシリーズを学校帰りに制服で観に行くという、
時には起こしてはいけないムーブメントがこの時代地方ではあったのだ。

若さとはセンシティブで非常に感化されやすい特徴がある。
わずか2時間の映画でその世界にどっぷり入り込めてしまうのだ。

あぶない刑事を観ればグラサンを着用して出てくる観客がいたり、

ましてはビー・バップ・ハイスクールでは劇場から飛び出してきたような男達がいた。
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こんな狂犬たちが映画を観た事でボルテージが上がり、ナイフみたいにとがっては触るものみな傷付ける状態となっているのだ。
非常に危険な場所と化すのだ。

そういった私も「僕らの7日間戦争」で何か違うアンテナが作動してしまい、劇場を出る頃には心なしか気が大きくなり、標準服の上ボタン2つ開け、校則で厳しく着用を定められた詰めホックを一時的にはずし、身を守るヘルメットをかぶらず自転車に乗り込むとというかなりの悪態をついたものだ。ホント、グレてたな~( ´ー`)y-~~

スケバン刑事 (斉藤由貴劇場版) を観に行った時は・・
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さすがにこんな女は見なかった(笑)



平成に突入してからは映画館でスリルを味わうような事はなくなっていた。
そんな中、昨年末、劇場版クローズZEROを観に行った。

B0012OR6H8クローズZERO プレミアム・エディション
小栗旬 山田孝之 黒木メイサ
Happinet(SB)(D) 2008-04-18

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不良マンガには珍しく女性キャラが一切出てこないこの作品を三池監督がメガホンを取るというのだから、
これを観るにあたって選んだのは新宿歌舞伎町にある新宿プラザ劇場であった。
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都市部の中心にある映画館とは思えぬたたずまいである。
入場待ちでのスカジャン比率の高さ、夕方なのにグラサン着用率の高さ
もう、何も起こらない方がおかしい状況である。

雰囲気を楽しむ私としては上映後に映画の続きが起こるかもとわくわくしていた。
しかし、上映待ち中に次第と黄色い声が劇場を包みだしたのだ。
私の後ろのいた3人組は声のトーンからして中学生、下手すれば小学生と思われる声で
ひたすら小栗旬の名前が連呼されていた事でようやく状況が理解できた。

結局、歌舞伎町に集まったクローズ(カラス)達は圧倒的なパワーを持つ小栗ファンに見事に飲み込まれ、乱闘シーンでは黄色い歓声が飛び交い、まるで光GENJI主演の「ふ・し・ぎ・なBABY」を観に来てしまったような状態となってました。

いつの時代もその場の雰囲気を一番作り出せるのは、ティーン達だと実感しました。