とんねるず石橋氏のオールナイトフジにて「一気」熱唱時のテレビカメラ転倒させるハプニングは過去、フジテレビでどれだけ放送されてきただろうか?その1500万という高額な値段のインパクトを加味しても一生のうち2~3度見れば十分で、FM的ヘヴィーローテーションをされたところで、それを見る度に死んだ目になってしまう。鈴木蘭々が安室奈美恵とセットで売りだされていた事にようにそろそろきれいさっぱりと忘れさせて欲しい。同じものを続けてみるってこれ結構地味な苦痛なのだ。

その昔ストⅡがスーパーファミコンに移植された頃、ゲーセン登場時からやり込んでいた私は、この段階で既に「空中での中ボタンの有効性」と「錯覚を覚えるギリのメクリ進入角度」の検証作業の域に達していた。そんな私を前にしてほぼ初心者であろう友人2人が、百烈張り手(エドモンド)vs百烈キック(春麗)を繰り出すも当たり判定外のギリギリの距離で手と足を無限交差させる生き地獄状態となり、コーヒー1杯飲みほすまでお互い軸足が全くブレることなく続けられたあの泥仕合に酷似する。

だが、そんな地獄絵図でも視点を変えると違った面白みが見えてくる

ゲーム画面だけを見てると最高にツマらないが、この2人は連射力が足りないから張り手が当たらないと思い込み、鬼の形相で連打してるのだ。そんな二人を泳がすことに面白みを覚えてしまった。カブキロックスの氏神一番が自らヴィジュアル系と称していても怒らず諭さず、温かく見守りながら育てる事が必要なのだ。その育成心が時を経て青田典子に「売名行為に利用されそうになった男性ミュージシャン」として全国放送で暴露されるような素敵な話題を振りまき戻ってくれるのだ。


とんねるずのハプニングも何回目かの視聴である発見をしてから何度見ても笑ってしまうようになった。
どうしても転倒させてしまった石橋氏に目が移ってしまうが、この時の木梨憲武こそがおもしろすぎるのだ。

曲の最中でカメラにも抜かれてないからわかりずらいが、カメラ転倒と同時に「あ!!」という大声を出す。
それと同時にテレビに映るタレントとしての何か大事なスイッチが完全OFFになったご様子なのだ。

石橋氏が(やっちまったぁ~)という芸人の顔をしているのに対し、
木梨憲武の顔は終始蒼白なのである。

405d10d0.jpg

「オールナイトニッポン(フジTV)」(1985年1月19日放送分より)

この状態でも「イッキ! イッキ・・イ・・ッキ・・」と顔が引きつりながら歌い続ける石橋氏に対し、
いろんな音声が飛び交ってカメラにも抜かれてもないから非常に聞き取りづらいが、

「お前・・知らねーよ。お前・・」

「シャレにならないって・・・マジで!」

と、終始なにかブツブツと張らない声で石橋氏を罵倒してるのである(笑)

(ノリタケ~ どうしよう・・)という表情で助けを求め擦り寄ってくる相方の石橋氏に、全くとりつく島を与えず突き放し距離感を保つ。そして最後にトドメの突き放し

オレ、知らねぇ・・

とほぼ聞き取れない小声でこのハプニング映像は終わる。

この時期にもし解散してたら相方に暴露本をだされた元ABブラザーズでもある中山秀征の二の舞になってたかもしれないぐらい、2人のこの時期の距離感や性格の違いが見て取れる。

このようにこの見慣れたはずのハプニング映像も木梨憲武の音声に耳をすますと、一気に面白みが増す。
皆さんも長い余生でフジテレビを観てれば、一度は見る機会があるでしょうから、ここに注目して観て欲しい。

人生にはツマらないと思うことの繰り返しではあるが、そこに面白みを見出す視点を持てれば、視野が一気に広がると思います。