浜崎あゆみ、シングル25作連続首位で歴代単独1位

先日ネットで見たこのニュースに違和感を覚えた。
あれ? 連続記録ってB'zが更新中じゃなかったの?と・・

よく読めば"女性ソロアーティストで"との記述があった。
でましたよ・・ 映画の歴代記録同様、キャベツのみじん切りのように細分化された切り口が・・

と、不満を言ったところで今後も数多くの切り口でオリコン一位に関する興味の沸かぬ記録を目にする事となるのだろう。
CD不況の昨今だからこそ、その記録もでやすい気がする。

そんな退屈なヒットチャートよりも、それにドロップキックをした曲の方が私は興味あるのだ。
こんなうがった見方でチャートを調べた人は過去おそらくいないだろう。

そんな訳で様々なオリコンチャート1位に関する記録を阻止した曲に注目して調べてみた。


1986年 おニャン子全盛期

新田恵利 『冬のオペラグラス』    初登場1位
河合その子『涙の茉莉花LOVE』     初登場1位
高井麻巳子『シンデレラたちへの伝言』 初登場1位
城之内早苗『あじさい橋』       初登場1位
        ・
        ・
国生さゆり『バレンタインキッス』   初登場2位   


おニャン子のソロデビュー組が次々と初登場1位を取る中、人気的にも申し分の無かった国生さゆりだけが、一位を逃した。
この「唯一 ◯◯だけ逃した」という表現法ってインパクトが絶大だと思う。
「田原俊彦が唯一手を出さなかったのは菊池桃子だけ」「当時の政治評論家で野中から官房機密費を受け取らなかったのは田原総一朗だけ」のように、決して忘れないものだ。
国生さゆりだけ逃したという悲劇は、何故起きてしまったのか?

おニャン子の快進撃を止めた、国生さゆりの「バレンタインキッス」の初登場一位を阻止した曲は?

<1986年2月10日付>
okadayukiko

① くちびるNeteork  岡田有希子  初 
② バレンタインキッス 国生さゆり  初
③ バナナの涙     うしろゆびさされ組  2週目

当時のおニャン子旋風を阻止したのは、同じくアイドルだったのだ。この年は女性アイドルの喰い合い潰し合いであった。
国生のおニャン子内での人気とバレンタインに合わせての絶妙なリリースなど、1位を確実視されていたが、"くちびるNeteork"で松田聖子+坂本龍一がタッグを組んだ話題性の方が少しだけ上回ったようだ。
だが、くちびるNeteorkがトータル23万枚の売上に対して、バレンタインキッスの売上は32万と結果だけみれば上回っている。翌週に逆転する可能性は十分あったのだが・・

<翌週>
① DESIRE 中森明菜  初
② バレンタインキッス 国生さゆり 2週目
    ・
    ・
⑦ くちびるNeteork  岡田有希子 2週目

これは不運としか言いようがない。この年の年間チャートでも上位となるDESIREがリリースされ、結果的に3週目以降の返り咲き1位は消滅したと言える。



同じく初登場1位と宿命付けられているといえばジャニーズであろう。ここでも「唯一 ~だけ逃す」の例がある。
ジャニーズで初めてデビュー曲が1位じゃなかった不名誉な記録をつくったのがSMAPである事は
今では有名なエピソードとなったが、この記録を阻止した曲を知るものは少ないだろう。

ジャニーズで初となるデビュー曲1位を阻止した曲は?

<1991年 9月14日付>
sayyes

①位  SAY YES  CHAGE&ASKA  5週目
②位  Can't Stop!! -LOVING- SMAP 初


デビュー曲1位を取るために発売時期をズラすのはこの業界ではよくある話である。当然、事務所側もこの週ならいける!という確信がなければ、デビューさせないはずである。あまりに規格外すぎたのだ・・ストッパーとなったこの曲をあえて説明は必要ないだろう。「101回目のプロポーズ」とSAY YESがどれほど異常なヒットだったかということを・・
出鼻をクジかれたSMAPの次曲は最高位10位とその後の低迷期をつくるキッカケとなったいえるほど、この伝統の歴史の波に乗れなかった事は大きかったようだ。


ここから着眼点を少しずつズラしていこうと思う。
このSAY YESは13週連続1位というロングヒットとなった訳だが、
SAY YSEの14週連続1位を阻止した曲は何だったのか?


<1991年11月4日>
shabonndama

①位 しゃぼん玉 長渕剛 初
②位 メタモルフォーゼ 工藤静香 初
③位 SEVEN YEARS AFTER プリンセスプリンセス 初
④位 Standing Sex  X JAPAN 初
⑤位 忘れないで  DREAMS COME TRUE 初
     ・
     ・
⑧位 SAY YES  CHAGE&ASKA  14週目


阻止したというよりかは自然失速が正しい表記かもしれないが、3ヶ月もの間1位を独占された状況に、各レコード会社が一斉に総攻撃をしかけたようにみえる。阻んだのがまた相反する位置にいそうな長渕ってとこがおもしろい。


様々なオリコンの記録の中で一番華やかでスポットが当たるのは冒頭にも触れた「シングル連続首位記録」であろう。今でもB'zがその記録を更新してるが、彼らの登場まで記録保持していたのが、24作連続1位を記録した松田聖子だ。

では、松田聖子のシング25作連続記録を阻んだ曲はどれか?


<1989年 11月27日>
GRAVITYOFLOVE


①位 GRAVITY OF LOVE 小室哲哉 初
②位 Precious Heart 松田聖子 初
③位 One Night In Heaven  Wink 2週目

個人的には胸踊るテーマでさきほどから書いてるのだが、豆知識として人に話すのにはパンチ力が少し乏しいのも事実。「ちなみに~」で添えれるもう一つエピソードがあれば、豆知識として成立すると思う。
ちなみにこのGRAVITY OF LOVEは総売上枚数が11万枚とCDがよく売れたこの時期としては相当低く、20世紀で考えると、オリコン一位を取得したにも関わらず総売上が少ないシングル曲として総合8位という不名誉な記録が残している。


この阻止記録で今後話題になるとしたら、現在も43作連続一位記録を更新し続けるB'zとなる訳だが、
その連続記録のスタートは「太陽のKomachi Angel」である。その前作の「BE THERE」は逃しているのだ。
だが、BE THEREは太陽のKomachi Angelを含むその後発売されたシングル3枚と総売上ではたいして変わらないのだ。

順当にいけばB'z、シングル 44作(現43作【~201010】)連続1位であったであろう記録を阻止した曲はなんだったのか?

<1990年 6月4日付>
PUREGOLD 

①位 PUREGOLD 矢沢永吉 初
②位 JEALOUSYを眠らせて 氷室京介 3週目 
     ・
     ・
⑦位 BE THERE B'z 初

もちろん偶然であるのだが、矢沢、氷室という日本のロック界の重鎮カリスマ達に若き日のロックスターが立ち塞がれているのだ。
まさかの記録前にさかのぼってのストッパー探しに、そろそろ終わりが近いな・・と感づいてるアナタにそれは正解だとお伝えしとこう。



熱狂的なファンが多いほど初動週にドンと売上を叩き、次週に急降下する傾向がある。
当時のX JAPANがよく初登場1位から翌週10位というのが見られたが、

 Forever Love/X JAPAN  1位→10位
 Longing ~跡切れたmelody~/X JAPAN  1位→10位
 DAHLIA/X JAPAN 1位→11位 

初動に強力な数字を叩き出し圧倒的な強さを誇る。
その最もたるものが全盛期の光ゲンジではないだろうか。


1 1987年8月19日 STAR LIGHT  1位
2 1987年11月26日 ガラスの十代  1位
3 1988年3月9日 パラダイス銀河 LONG RUN  1位
4 1988年6月21日 Diamondハリケーン  1位
5 1988年10月10日 剣の舞  1位
6 1989年3月6日 地球をさがして  1位
7 1989年7月20日 太陽がいっぱい  1位
8 1990年2月7日 荒野のメガロポリス  1位
9 1990年5月17日 Little Birthday  2位  ★
10 1990年8月18日 CO CO RO  1位
11 1990年11月3日 笑ってよ  1位
12 1991年2月7日 風の中の少年  2位  ★


では、光GENJI全盛期に見られた、2度の初登場一位を阻んだ曲は?

<1990年 5月28日付>
JEALOUSYhyi

①位 JEALOUSYを眠らせて  氷室京介 初
②位 Little Birthday   光ゲンジ 初


lovestoryoda

①位 ラブストーリーは突然に 小田和正 初
②位 風の中の少年 光GENJI  初
<1991年 2月18日付>


デビューから破竹の勢いで初登場一位を続けていた光ゲンジを止めたのは非常に大きい。なぜならこれがなければ、少なくとも12作はデビューから連続の一位となっていた訳で、この宣伝文句を維持する為に各方面が動き出すのは、KinKi Kidsをみればわかる話である。またそれを止めたのがヒムロックというのがイイ!氷室さん絡みでもうひとつ言うと「kiss me」が一位を取ったのも当時「クリスマスキャロルの頃には」がヘヴィーローテーションされていた時期なので、なにかモヤモヤを吹き飛ばす爽快な気分にしてもらった。それにしても”ラブストーリーは突然に”の小田さんを見るたびに、何を喜べはそこまで仰け反りになれるのか伝授願いたい。


1年で(オリコン)1位を取得出来るのはたった50曲ちょとなのである
その席に執着するものと、完成したら即リリースするものが同じ土俵内で戦うから、
様々なドラマが生まれておもしろいのです。


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記事内の過去のオリコンチャートは、上記書籍より引用しております