1990年5月 巨人 VS 広島 広島市民球場  NHK生中継にて

忍者の格好に扮した広島ファン(通称クモ男)が、本塁側の網フェンスによじ登り横断幕を垂らし
発煙筒を焚いたり、手裏剣を投げたりと生中継されていたNHKにて10分も篭城した。

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画像元:『野球ばかのつぶやき』さんより

この乱入のハプニングは10分も生中継で流れた事と、その後定期的に珍プレー的なテレビ放映で幾度も映った事から、
ファンならずとも知るある程度有名な珍事だと思う。

だが、このハプニングは垂れ幕を下ろす前の駆け上がる様子や煙幕を投げるとこを観たことがあっても、
この垂れ幕の内容をテレビで観たことは少なくとも私はない。

その3本の垂れ幕の内容は、以下のとおりである。

「巨人ハ永遠ニ不ケツデス!」

「ファンヲアザムクナ!」

「天誅! 悪ハ必ヅ滅ビル!」


察するにテレビ放映出来ない理由として、一つ目の垂れ幕に問題ある事は容易に想像できる。
なかなかの名キャッチコピーだとは思うが、国民的英雄を汚す行為であるのも事実。
この事件は風化しなくとも、このメッセージは大衆メディアでは黙殺されていくのだろう。

このようにテレビで再放映される時に、どこかがひっかかって今後放送されないようなスポーツ界の発言を集めてみた。



2007年 大相撲秋場所 

まだ記憶に新しいこの事件。
1400年守られた続けられた女人禁制の土俵が破られた。
黄緑色のTシャツに、水色のジーンズ姿で突如中年女性が奇声を上げながらビラをまき土俵へ立ち入った。
そこまで危険を犯して訴えたかったビラには、驚愕の内容が書かれていた。


「福山雅治には悪霊がついてる。助けて!悪霊

福山さんからすると、いい迷惑の範疇ではない。弟がアミバと自分をレイに指摘されぬまで気付かなかったトキのような虚無感に襲われたに違いない。偶然と思いたいが、この直後から時津風部屋で起きた死亡事故に始まり今日までの相撲界の混乱がおきている。



清原和博の乱闘での暴言は、いつの時代もテレビ界のドル箱コンテンツであろう。
よく見かける字幕表示出来る可能な範囲としては、「ボケ!」「シバくぞ!」辺りである
だが本人も認めてるように、放映できない言葉がほとんである。

顔イガめたろか?

放映できない暴言は他にもあるが、この言葉のニュアスを掴んでもらえればギリギリ放送できない訳が理解できると思うので、あとは言い回しの違いだけだ。


乱闘繋がりでいけば、西武 対 ロッテ デッドボールをキッカケに大乱闘に発展
サングラスをかけた出てきたロッテ 張本勲が、後ろに腕を組みながらゆっくりとやってきて
ドスの効いた声で、一言声をかけて一瞬にして沈静化した。

オマエら、野球できへん身体にさすぞ!」


通常ここは清原の発言よりもより過激なものを記載しさければならないが、見つけられなかったのだからしょうがない。友人に本を貸すも、ポテチを挟んで返されたような盛り下がりな気持ちにさせてしまった事を謝罪します。



昭和の野球史では、平成の世では考えられないコメントが多くある。
二日酔いのまま試合に臨み7打数連続ヒットの当時の日本記録を作ってしまった
大下弘のコメント

ボールが二つに見えたので、どっちか打てば当たると思った

私の友人のAクンも昔同じ事を言った。
ツインビーを2プレイの協力でやってる時に、私が必死に育てた緑ベルを取る直前で毎回撃つのだ。
5の倍数で変わる事と緑ベル(分身)の重要性を説いても、ことごとく直前の横槍で黄色に戻すのだ。
「ベルが2つにみえたので、どっちか打てば当たると思った」
ツインビー2プレイでのベルの錯覚率は尋常じゃない事を関係ないが思い出した。



同じく昭和野球にてまだ「野武士」「職人」「豪快」と称される選手が多かった昭和のパリーグにおいて
西武の監督だった広岡達郎が「選手は友達じゃない。選手が私に直接話しをする事を禁ずる」と徹底した管理体制での野球を行った。食事も栄養バランスを徹底的に考えられたモノが与えられる。
そんなキャンプ中の朝の食事の席で、江夏豊は広岡監督に

なんで玄米食ってて痛風なの?


広島、永川勝浩投手にテンポの早いピッチングの理由を聞くと

早く家に帰って、ドラマが観たいからっス


バリーボンズが日本の印象を聞かれ

YOSHIWARA'S WOMEN


オープン戦終盤がトーナメントカップとなり賞金が掛けられた
選手を鼓舞させる為、長島監督の価値観での発言

「優勝すれば一人頭だいたい100万だな。2回は外食いけるぞ!」



ひとつの事に集中しすぎると、それはそれで危険な事なんだと教えてくれるのは
ボクシング界だろう


辰吉丈一郎に趣味を聞いて

今はないな・・。 昔はシンナーやったな」 


竹原慎二

本の上巻は、上級者が読むものだとずっと思ってた




野球通の視聴者が多いとされる当時の『プロ野球ニュース』での大橋マキアナウンサー

「うちゅうかん(右中間)ヒットって、
 宇宙まで飛び出すぐらいのヒットって意味じゃないんですか?」


上司「日本ハムのファームいくぞ!」

  「牧場に行くんですか?




奥寺アナ「ベルギーは赤い悪魔でしたか?」

中田英寿「意味がわかりません


大盛りを頼んでおいて残して出るみたいなこの誘い水に返す刀の図式は嫌いじゃない



古舘伊知郎が世界陸上で土佐礼子に対して

走るねずみ女

レレレのおじさん走法


古舘さんの喩えは、残忍さの裏にある絶妙さが好きである。時任三郎を夜ヒットで「歌うガンダム」と例えたのは、絶妙すぎです。



価値観が時代によって異なると同様、倫理観もその時代ごとに異なるもので、
同じ発言で、昭和では放送できても平成では不可能となるケースも多々ある訳で、次世代でさらに厳格化する可能性がある。
だから、忘却防止の意味でもこれらをメモっとおくと後の時代の財産になる気がします。