団塊Jrにとって少年ジャンプ黄金期はちょうどドストライクの年代だったと思う。
そういう私も購入組で、少なくともこの時期の連載作品は駄作、名作に関わらず全て読んできた。

ougonki1991
少年ジャンプ 1991年 2月25日号 

この懐かしの号を読み返すと、フリーザとの戦いがクライマックスで、鬼塚が吉祥寺を制圧し、花道が流川と少し和解して、ポルナレフがありのまま今起こった事をしゃべっており、どこを開いても読み応え満載であった。

しかし、読み返しながら思い返すとある事に気づく。
間違いなく全作品読んだはずなのに、ほとんどの結末(最終話)を記憶していないのだ。

あしたのジョー、バカボン、タッチ、ブラックジャック、、、上の世代が愛してきた作品は、一度しか読んでないはずだが、結末がキチンと語れる。黄金期でもさすがにドラゴンボール/スラムダンク/北斗の拳クラスになると幾度も読み返した事と、終了後にメディアが取り上げ続けたこともありこちらも最終コマまで思い浮かべる事が出来る。

しかしそれ以外が不思議と全く記憶にないのだ。ジョーみたく灰になったり、男塾のように打ち切りで急展開してない限り、少年誌ゆえの意外性のない波風の立たないさざ波のような結末がそうさせているのかもしれない。そう、この時代の作品は最終回のクセしてインパクトが全く無いのだ。

ピーク時で650万部も発行されていたこの黄金期の少年ジャンプだから、立ち読み組も含めると多くの大人になった読者が多くいるはずである。この中でDr、スランプの最終話が思い浮かぶ人間が何人いるのだろうか?

酒の席で誰かが言い出すも誰も答えられぬ「アレの最後ってどうなったんだっけ?」を解決すべく、
読んだはずなのに記憶に留めていないジャンプ黄金期のさざ波な最終話を簡潔に2~3行で振り返る。


以下、最終話(ネタバレ)となっています。
またイチから読み返すのは面倒だが、結末だけは頭に入れておきたいという方はお進みください。


県立海空高校野球部員 山下たろーくん (1986~90)

地区大会→関東予選→甲子園選抜と順当に勝ち上がり、
甲子園優勝で蛇足やその後のエピソードなども一切挟まずピークでend


きまぐれオレンジ☆ロード  (1984~87)

ヒロイン・まどかは音楽活動のため渡米。
主人公、恭介は彼女を待ち続けるが、
最後に再開、キスを交わす。


Dr、スランプ (1980~84)

最終話前号にて、シリーズものが終り次回が最終と告げる。
センベイ作の最終回用メガを発表。
その中身はロケットから小さなロボットが出てきて「サイナラ」と告げる。
最終コマは全キャラ集合にて 「バイちゃ!!」でEND


キャッツアイ  (1981~84)

瞳は、恋人の刑事、俊夫に正体を知られてしまった後、記憶喪失になってしまう。
結局記憶が戻ることなく、「瞳ともう一度恋ができると」と寄り添い続ける事を決め、
浜辺で2人はしゃぐ姿で終了


シティーハンター (1985~91)

海坊主の結婚式の途中で、リョウを狙うゲリラが襲撃。
恋人の香をさらわれるが、無事に救出し抱き合いハッピーエンド。
そこからダイジェストでスケベなリョウと嫉妬する香との
いつもの日常の風景で終了


キン肉マン (1979年~87)

激闘の末に、キン肉マンは王位継承戦で優勝する。
死んでいった者たちをマスクの下の素顔の光で生き返らせて終了


聖闘士星矢 (1986~90)

歴戦の後、順当にラスボス冥界の王ハーデスを倒す。
地上は平和になるが、星矢もその最後の戦いで相打ち。
最終コマ見開きで、夜空に浮かぶペガサスの星座が映し出され終了。


DRAGON QUEST -ダイの大冒険-  (1989~96)

聖闘士星矢同様 積み上げてきたラスボスとの戦いでダイが自爆。
ダイが生きているかどうかわからぬまま、仲間がダイを待ち続ける姿でend


ウィングマン (1983~85)

幾多の戦いに勝利。最後に途中で命を落としたヒロインを蘇らせるため、
今まで起こったすべてをなかった事にする。


花の慶次 雲のかなたに (1990年~93) 

髪をそり落とし仕官の申し出もすべて断り、坊主として隠居
「かぶきおさめ」として最後のお祭り騒ぎをし
ナレーションにて「愛する利沙と共に暮らし二度とかぶく事はなかった事実と
関ヶ原の戦いから12年後に死んだこと」を伝え終了


ハイスクール奇面組 (1982~87)

メンバー卒業 →社会人の後に唯が夢から覚める。
すると第1話にもどっているというループで全て唯の夢(妄想)だったというオチ。


シェイプアップ乱 (1983~85)

主人公の乱が目覚めると次ページに突如作者が登場。
そこから脈絡なく作者の上京物語と、連載中の苦悩が終始描かれend。


とっても!ラッキーマン (1993~97)

追手内洋一(ついてない よういち)の意思でラッキーマンと体が分離
地球に帰るもついてなく3日で死亡。
ふたたび地球のピンチに合体して今後もラッキーマンでいこう!で終り


まじかるタルるートくん (1988~92)

卒業式に主人公がタルに「魔法の国ではお別れはなんて言うの?」と質問。
本当の魔法を唱えてしまい魔法の国に強制送還、
それと同時に関わった人間すべてのタルの記憶が消える。
それから数話タルとかかわりのない日常が描かれ、最後に実は誰もタルを忘れてないことが判明するも
再び呼び出さずにおくことを選択し終了


BØY (1992~98)

ライブにて「最後の曲をきいてくれ 「BØY!」」
で客席にダイブして終了。


キャプテン翼 (1981~87)

中学の卒業式を目前に、主人公の翼はブラジルへの移住を決意。
仲間と別れて、ブラジルでサッカーを続ける。


究極!!変態仮面 (1992~93)

三角関係の末、大方の予想に反して
元祖ヒロイン愛子ではなく新参ヒロインと結婚する。


幽☆遊☆白書 (1990~94)

魔界の王を決める大会は、後半が省略され終了。
万事解決し人間界に戻り、寿命で死んだ師匠の土地を分け合う。


銀牙 -流れ星 銀- (1983~85)

様々な戦いが終わった後、銀の飼い主だった竹田五兵衛が死ぬ。
その霊柩車を銀と仲間の犬たちが集まり見送る


一部参照:ネタバレ!!  メディアボーイ社
      :各KC最終巻(集英社)