私は未来の子供たちに何を伝えられるのだろうか?中学の頃の「相手が何中か?」という興味度が異常値である事は確実に説明できるのだが、森脇健児と山田邦子の当時の好感度をどう説明してあげるればいいかわからない。そして最も説明に困るのが、嫁にケツを叩かれる怯え顔で生き残る異例なサバイバル術を見せるIZAM(イザム)という男の説明である。


その昔、SHAZNAというヴィジュアル系バンドがいた。
OLDIES-SHAZNA BEST ALUBUM 1993 2000

デビュー曲が80万枚という異例の・・・ ~(早送り )~ ・・7ヶ月で離婚した。
その後も俳優活動などに活動の幅を広・・・ ~(早送り )~ ・・できちゃった婚となった。



前嫁との結婚会見で「今の気持ちは、真ッピンクで~す!キャーッ恥ずかしぃ!」と発言したぶっ飛んだ前嫁に対し、「ラブラブ加減爆裂中ですよぉ」と応戦したIZAMは、数少なかったであろう祝福者をさらに目減りさせた事をこの時点で気づいておくべきだった。お互いをうちゃくん(IZAM)、あいちゅう(ひなの)と呼び合うその姿は、民族派の街宣右翼がウォーミングアップを始めるレベルであったと考える。

恐妻家でブレイクする以前で最後に私がIZAMを見たのは、その動機は全くうかがい知るところではないが、ボブスレー代表を目指しレールを滑走している姿だった。花田勝氏のアメフト挑戦同様、その結末は知るところではない。


一昔前に『ホームレス中学生』がベストセラーとなったのはまだ記憶に新しいと思う。出版業界はまさにタイミングが命である。その1年後に実兄が『ホームレス大学生』を発売した。便乗ビジネスとして嫌悪感を感じるか感じないかのギリギリのラインであるが、このタイミングじゃないと売れないのも事実であり許容できる範囲でもあった。しかし、行き過ぎると相当な不快感を与える。

その昔、Jリーグが開幕した年に
 ・オレたちのオーレ!(TBS)
 ・もうひとつのJリーグ(日本テレビ)
 ・青春オフサイド!女教師と熱血イレブン(テレビ朝日)

この便乗3部作は見事な不快感と共に記録的な低視聴率を残した。
特に『オレたちのオーレ』の怪奇すぎるネーミングは、私がピアノマンに成り果て旋律すら忘れたとて、この言葉だけはブツブツつぶやくレベルのポイズンを含んでる。


この便乗本である『ホームレス大学生』出版のわずか一ヶ月後にさらなる便乗で
ホームレスビジュアル系 なる本がSHAZNA著で発売されてしまったのだ。

ホームレスヴィジュアル系
SHAZNA
4777111202


ズレた間の悪さも それもSHAZNAの"タ・イ・ミ・ン・グ"!
ボクのココロ和ます なんて不思議な力( ´ー`)

このタイミングでのスカイダイビング級の高さからの乗っかかり方に、逆に軽度の心地良さを覚えてしまったのだ。


SHAZNAはこの出版に辺り、都内の書店で出版イベントを行った。
これに参加したファンこそ下積みから長く支えてきた本当のファンと言えるだろう。
その参加特典として、抽選で一人SHAZNAの4人目に選ばれる権利が与えられた
正式メンバーではないのかもしれないが、選ばれたファンにとってはたまらない特典だったに違いない。

だがその場で、突如IZAMが「この本が出来たことで自分たちの満足度が高い。15年やってきましたがこれをもってSHAZUNAのプロジェクトを『完結』することになりました。事実上の解散です」と解散宣言をしてしまったのだ。

ゴールを一体どこに設定していたという驚きよりも、
その場で4人目の新メンバーと選ばれるも、直後に解散宣言を聞かされる立場は一体・・・・


ズレた間の悪さも それもIZAMの"タ・イ・ミ・ン・グ"!
ボクのココロ和ます なんて不思議な力( ´ー`)