昨日である2011年2月1日に布袋寅泰が30周年を記念して、武道館でLIVEが行われた。

BOOWY COMPLEX時代の曲もこの記念の一夜限りにVoで復活するとあって、足を運べなかった私は昨日からその曲目が気になっていた。本日布袋BLOGで発表されたその選曲はあまりに秀逸だったもので記載する。

そして2004年に行われた「BOOWY VS 氷室」と題して行われた氷室のソロ記念ライブでの選曲と比較を行ってみる。

1987 1224
あの夜から決して交わる事のなかった2つの線のその軌跡を知ることが出来ます。


曲目引用元: HOTEI official BLOG ライブハウス 武道館へ

30thANNIVERSARY
HOTEI THE ANTHOLOGY“創世記”BEGINNING FROM ENDLESS  ~BOOWY COMPLEX GUITARHYTHM~」


TEENAGE EMOTION    BOOWY『INSTANT LOVE』より
LONDON GAME       BOOWY『INSTANT LOVE』より
BAD FEELING       BOOWY『BOOWY』より
DANCE CRAZE       BOOWY『BOOWY』より 
INSTANT LOVE       BOOWY『INSTANT LOVE』より
BABY ACTION       BOOWY『BOOWY』より
RUNAWAY TRAIN      BOOWY『BEAT EMOTION』より
SUPER-CALIFRAGILISTIC-EXPIARI-DOCIOUS    BOOWY『BEAT EMOTION』より
CLOUDY HEART       BOOWY『BOOWY』より


PROPAGANDA       COMPLEX 『ROMANTIC 1990』より
CRASH COMPLEXION    COMPLEX 『COMPLEX』より
NO MOR LIES       COMPLEX 『ROMANTIC 1990』より
RUMBLING MAN       COMPLEX 『COMPLEX』より
GOOD SAVAGE       COMPLEX 『ROMANTIC 1990』より
DRAGON CRIME       COMPLEX 『ROMANTIC 1990』より
HALF MOON
DE-JA-VU


C'MON EVERYBODY
WAITING FOR YOU
MATERIALS
DANCING WITH THE MOONLIGHT
GLORIOUS DAYS

ENCORE 1

BE MY BABY       COMPLEX 『COMPLEX』より
DREAMIN'        BOOWY『BEAT EMOTION』より

ENCORE 2

GUITARHYTHM
LONELY★WILD




ライブに足を運んでない私が補足を書くので間違っていたら、すいません。この曲目には全て意味があると考えます。

まず一曲目の『TEENAGE EMOTION』からの『LONDON GAME』のメドレー繋がりである。前曲中途で喰い気味に言う氷室の「ロンドン!!」(下記動画 3:57辺り)がなんとも心地よく、初期のライブの締めとしてよく使われていた。

BOOWY   TEENAGE EMOTION~ LONDON GAME
http://www.youtube.com/watch?v=S6EiaNuzlZQ

私はBOOWYの最高傑作は『BEAT EMOTION』だと思っているのだが所詮後追い組である。現在アラフォーの現役を知る先輩たちが口を揃えて推すのがこの『INSTANT LOVE』である。
この初期の定番メドレーを終え、初MCにて

布袋 ライブハウス武道館、ただいま!」

T.M.RevolutionやDAIGOなど様々なアーティストがこの地に立つと「ライブハウス武道館~」の下りを模倣するが、それが許されるのは日本に2人しか居ないのだ。

BOOWY時代の唯一の布袋ボーカルである『DANCE CRAZE』や『SUPER-CALIFRAGILISTIC-EXPIARI-DOCIOUS』など当時のド定番をはずしてくる選曲がおもしろい。

COMPLEX時代の選曲は、布袋が好のむ曲調というのを改めて実感する。CRASH COMPLEXIONなどがその最たる物であろう。非常に攻撃的なリフであり、その他の選曲にも通ずるものがある。


布袋MC 「楽しんでますか? BOΦWYもCOMPLEXも強力なボーカリストの横でギターを弾いていました。…こうして自分で歌いながら弾いてみると、なんてメンドクサイギターにしちまったんだろうと(笑)」

アンコールでのDREAMIN'も相当なモノがきそうだが最も特筆すべきはやはり『CLOUDY HEART』であろう。布袋がこれを選曲したことに大きな意味があるのだ。ほぼ全ての楽曲を手がけた布袋であるが、この『CLOUDY HEART』だけは氷室の作詞作曲である。BOOWY解散後もソロとなった氷室はこの曲だけはその後も歌うことがあった。氷室色の強い楽曲であるのは間違いない。一夜限りの氷室、吉川の代わってのボーカルということだったが、この曲を演る前のMCが

布袋 「次の曲は俺は歌わないよ。君達がボーカリストになってください。
    僕はギタリストになりましょう」


この日一番のファンを感涙させたのではないだろうか。
布袋のギターで我々がヴォーカルを任されこの曲を・・・この曲を合唱するのだ。布袋はしっかりとコーラスに専念していたそうだ。



動画:布袋寅泰 30周年記念スペシャル ~ギタリストという生き方~ HOTEI 1/3
動画:布袋寅泰 30周年記念スペシャル ~ギタリストという生き方~ HOTEI  2/3
動画:布袋寅泰 30周年記念スペシャル ~ギタリストという生き方~ HOTEI 3/3

LIVE中のMCは実況Twitterを参照: http://twitter.com/#!/HOTEI_STAFF





◆追記
2004年に行われた 氷室京介 の『BOOWY VS HIMURO』での氷室の選曲と比較するとおもしろい。

    B.BLUE       『BEAT EMOTION』より
    ROXY
    RUN AWAY TRAIN   『BEAT EMOTION』より
    WILD AT NIGHT
    JUSTY        『JUST A HERO』より
    Claudia

    LONGER THAN FOREVER  『PSYCHOPATH』より
    BLUE VACATION     『JUST A HERO』より
    B.E.L.I.E.V.E.     『BEAT EMOTION』より
    Welcome To The Twilight 『JUST A HERO』より
    MEMORY          『PSYCHOPATH』より

    ROUGE OF GRAY
    Weekend Shuffle
    NATIVE STRANGER
    Wild Romance
    Emphatic Line ~featuring DAITA

    Virus
    Love Shaker
    Girls Be Glamorous
    TO THE HIGHWAY      『BOOWY』より

    DOWN TOWN SHUFFLE     『BEAT EMOTION』より
    BEAT SWEET         『BEAT EMOTION』より
    RENDEZ-VOUS        『PSYCHOPATH』より

    ONLY YOU          『BEAT EMOTION』より
    IMAGE DOWN         『MORAL』より

    EN-1 Gonna be Rogue?
    EN-2 ANGEL2003

    EN-3 MARIONETTE       『PSYCHOPATH』より
    EN-4 DREAMIN'        『BOOWY』より    
    EN-5 NO.NEW YORK       『MORAL』より


こうやって調べてみると、IMAGE DOWNなどの定番曲を除けば、後期のアルバムからの選曲がほとんどである。BEAT EMOTIONに至っては6曲も選出されている。

結論を大雑把に言うと布袋は初期のマイナーを曲を選び、氷室は後期の定番曲をファンに向けて選んだのだ

お互いの音楽性の嗜好の違いがこうやって比較するとよくわかる。


このLIVEの翌日の氷室のラジオインタビューを一部引用してみる。

◆こういうスペシャルなライブの選曲は難しかったんじゃないですか?

氷室「曲順が決まるまでは大変でしたよね、やっぱりテンポが全然違うんですよ。自分の曲もやらないといけないので、結果的にBOWWY2に対して、自分の曲は1ですね。」

「本当は「ホンキードンキークレイジー」とか、いわゆる有名な曲をやったらみんな喜ぶのでしょうが、BOOWYに関してはB・E・L・I・E・V・Eとかバラード系やりたかったんですよ」


◆ツアータイトルについている"VS"(BOOWY VS 氷室)という意味では、氷室さんの中である種の決着感というのはあるんですか?

氷室「VSっていうのは、ちょっと悪のりついでに言ってるだけで、あまり意味はないですよ。でもみんなが盛り上がっている姿を見て、決着感というよりか達成感はありますよ」


◆ポップさというのは今の氷室さんにも流れてるんでしょ?
 「BOOWYの曲は歌いやすい曲が多いですよ。基本的にポップが多いですもんね。ポップさは今は殺そうとしているところがあるのかも知れません」

◆ロック寄りにしてる?

 「ロックよりというか・・・LAに7年も住んでるとやっぱり日本とLAのポップは全然違うんですよ。日本のPOPはどちらかというと歌謡曲よりというか、そういう部分を出来るだけ排除したいと思っていますね」

引用文献:J-POP列伝 音楽の中に君がいる  


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