2010年07月

『海峡派』119号ができました

第119号 目次

小説

故郷崩壊・・・・・・・・・・・・・加村政子
沈む顔(最終回)・・・・・・・・・犬童架津代
引き継ぎ・・・・・・・・・・・・・伊藤幸雄



悪夢ーついてくるな・・・・・・・・いよやよい
箱の中に・・・・・・・・・・・・・土田晶子
拾遺詩二篇・・・・・・・・・・・・山口淑枝
月町のドリス・・・・・・・・・・・香野莉沙
アンケート・・・・・・・・・・・・吉本洋子
釣り糸垂れる・・・・・・・・・・・横山令子
やぶ椿 一輪
輝子・・・・・・・・・・・・・・・笹田輝子
点・・・・・・・・・・・・・・・・池田幸子

短歌

いつしか抜けたり・・・・・・・・・北 伸江

追悼大羽崇之

紫陽花の訣れ・・・・・・・・・・・中元大介
大羽崇之同人を悼む・・・・・・・・木村和彦
さよなら ありがとう・・・・・・・若窪美恵
青梅雨・・・・・・・・・・・・・・高崎綏子

随想

銀次郎の日記・・・・・・・・・・・青江由紀夫
戦中戦後チョイワル少年の映画誌  第一回『無法松の一生』・・・伊藤幸雄
弔い上げ・・・・・・・・・・・・・さとうゆきの
龍とゆきのの、はははの後のーさとうゆきの詩集『立ち尽くす午後の』感想・・・・・・・・・・若窪美恵
サムライ・ニッポン・・・・・・・・今田早苗
嗚呼ーまたやった  関門海峡・護衛艦×貨物船衝突見聞記  
・・・・・・・・・・・・・永吉豊

評論

女と男ーその歴史と作品について・・木村和彦

表紙・カット・アート雑感・・・・・土田恵子

第8号 胡壷・KOKO

「胡壷・KOKO」第8号 2009.6.15

届きました。ありがとうございます

小説3編

「パートタイム」納富泰子
「運河」ひわきゆりこ
「松林の途」桑村勝士


まずは、「運河」を読んだ。
養女の縁組をした叔母の瑞江さんがそう読んでいる「運河」の流れや橋を行き来する人をぼんやり眺めているのが好きな私。私と運河にまつわる人との交流を切り取っている。
夫の祐哉もその一人だった。祐哉とは運河のあっち側とこっち側ほどの距離があるようで、日常生活での心のすうれ違いがうまく描かれている。

「気を遣うに決まっているでしょう、と言いたいのだが、言えなかった。祐哉から縛られることもないが、期待もされない。私はここに存在しているのだろうか。手応えのない日常が連なっている」


「彼の腰の辺りに腕をまわした。・・・・・・・いくら待ってもそれ以上の力が加わることはない。私が力を抜くと、彼もゆっくり力を抜いて躰を離した」

そして、瑞江さんの許婚だった晋ちゃんに似た青年を運河で見つける。時空の差を感じさせないのは、運河をはさんで物語りが進むから。
そして実の母。70歳も過ぎて、今の夫に媚びるような声を出すのを、いや、そういう生き方そのものを不快に思っている私。ほんの少しのやり取りの中で、心情がよく出ている。
しかも、母の心理分析もできているほど、私は大人になった。

「母はアノ人に対して、決してあのような言い方はしない。捨てられるのが怖いのだ」

この捨てられる怖さというのは、私も祐哉に対して持っているとも自覚しているようだ。この捨てられる怖さは、さかのぼれば、母に捨てられたということを感じさせる。

晋ちゃんに似た青年とぐうぜん居酒屋で出会う。稜太くんという名前。ときどき散歩をする間柄になる。彼はまだ独身で、私がさびしそうに運河を眺めていることを知っていた。
でも、その先はどうなるかわからない。
私と稜太くんの間にも運河が横たわっていると思うのだが・・・

とても上質な作品。期待のない、待つということのやるせなさが運河のように静かに流れている気がする。

小説・書く人=読む・人ネット

小説・書く人=読む・人ネット
というブログがあります。


http://euripides.sakura.ne.jp/kakuyomu/

「このページは、居住地域や所属同人誌の枠を超えて交流でき、小説を書くひと=読むひとをつなぐ架橋となることをめざして設置されました。 どうしたらその作品がもっと良くなるか、そういう視点から、毀誉褒貶に偏ることない感想、批評をお願いいたします」ということです。

いろいろな同人誌の中の作品に対する批評や感想などが書かれています

ネットでのつながりが広がると、もっと同人誌が豊かになるのではないかという可能性を感じさせてくれます


その中で、このたび4年の歳月をかけて完結した、後藤みな子さん(すとろんぼり)の「樹滴」についての感想を見つけました

http://euripides.sakura.ne.jp/kakuyomu/cat65/

電子本2

インターネットで読む電子本に、

FlipViewerで楽しめる電子書籍図書館

http://www.flib.jp/new/index.html


というのもあります。この中の、絵本がおすすめ。
絵本は絵が動き、色もきれい。音も出て、本当にすごい。
私が小さいときに、こんな絵本があったら、よかったなあと思います。飛び出す絵本でもかなり嬉しかったのに・・・

iPad 買わないけれど、欲しいです。

電子本「青空文庫 サウンドブックス」

iPad というのが売り出され、注目をあびている

ネットサーフィンも、メールの作成も、写真の表示も、ムービーの鑑賞も、指先だけで行えます」
ということだが、注目すべきは、電子Book 電子本としての機能
パソコンよりも、目に優しいそうです。
紙の本はたまると困る。でも、iPadなら、データとしてどんどん蓄積されるだけだから、本棚がいりません。

パソコンでも、インターネットの「聴く図書館」 青空文庫 サウンドブックス というのがあります。

http://my.reset.jp/~palmac/sound.html



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