2011年03月

海峡派 121号 初校

海峡派121号の原稿を出された方のもとに、今日、明日中にでもゲラが届くと思います
当然のことながら、早めの校正すれば早めに本がお手元に届けられますので、ご協力お願いします

なお、121号の合評会は、ゴールデンウィーク明けの5月8日(を予定しています。
                  4月24日()? まだ決まっていません

決定しだい、またお知らせいたします。すみません

校正、よろしくお願いします

周炎 第45号


「周炎」第45号 をいただきました。ありがとうございました

4月10日「俊作忌」高炉大公園で行われますが、彼の随筆が新たに発見されたということで、今号の「周炎」に掲載されているのも何かの縁でしょうか。

小説

残り物に福あり ― 運命の報酬 ・・・・・・・・・・・  暮安 翠
一緒にクリーニング会社を立ち上げた金野成樹(こんのなるき)と色川透也(いろかわすきや)のその名のとおり、お金に縁のある金野と色事に長けている色川との互いにない部分に惹かれ合う交友関係が面白い。色川が金野のために会社払いで掛けた簡易保険の満期金で買った株をもらい、それを元手に株などの資産運用やひいては色川の人生がとんとん拍子に上向きになる。運命ともいうべき色川の半生の華を軽妙に描いている。

三婆の楽園(六) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 若杉 妙
1~5までを読んでいないのが残念。シヅカ、美智、サトという結婚生活のない3人の老婆が同じ屋根の下で暮らす物語のようだが、今回は、シヅカの白内障手術のこと、高血圧のこと、ケアハウス入所のことなど。ケアハウスに入るからといってシヅカは身寄りがないわけではない。むしろ、気に掛けてくれる身内がいることで、全体像が陰湿にならずにすんでいる。ところどころに子育てのことや昔からの知恵袋のようなことをシヅカの思いとして書いてあるのも、好感が持てる。

ソウルの休日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 続木道子

― 声 ― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 福岡かよ子
市民センターの文学講座で知り合った女性と非通知電話は取らない私とのすれ違いによって仲たがいする。女性の執拗に執着する電話を巡って、私と夫は振り回される。その状況を逐一克明に列記することで、女性が心を病んでいることを察せられる手法は読んでいて苦しくなるほどだ。白粉花のエピソードがホッとするところか。

四面楚歌 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 末松福生

ママってテレビの人みたい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 川村道行


長編小説

薄春の記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 本松秀茂
母親の実家がある松本に越してきた6歳の優子と修作との出会い。そして優子の、修作を「お兄ちゃん」と呼び慕い、憧れ、尊敬、恋、愛と変化する気持ち・成長する過程を修作あての何十通もの手紙で繰り広げていく。幼ければ幼いなりに、年頃ともなれば年頃なりに修作へモーションをかけているのがいじらしい。優子の気持ちになりきる想像力の豊かさこそ、作者の魅力のように思える。

へんな鉄ちゃんの物語(四) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 尾木成光
私は少年戦車兵を希望していたのだが、父に学徒動員として伊田駅で働くことを強いられた。そこで防空壕堀りや駅手の補助として働き、晴れて鉄道員となる。鉄道マニアの「鉄ちゃん」でなくとも、内部の仕事や先輩、仲間との生き生きとした描写は引き付けられるように面白く読んでしまう。入れ替え作業での事故のくだりには身が震えたほどだ。

悲運四代(七) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 奥 信子


新発見された岩下俊作の随筆

鉄道馬車・他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 岩下俊作著・八田 昂編纂




石のはなし
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 犬塚 遼

― 蛍 ― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ かよ子


エッセイ


帆柱山系の謎 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山村 律

老老介護 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 竹内 茂

溥傑夫妻の晩年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 天川悦子


紀行文

『第三の男』を求めて 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 暮安 翠

吟行三題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 坪根規子


掌編小説


猫・海峡を渡る
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 高田 楓
下関で拾ってきた2匹の猫との暮らしぶりを描いている。捨て猫をペットとして飼うというところから、家族として癒してくれる存在になるまで年月はかからない。

豆どろぼう ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 月山成光
太陽の妻、星子は、ある夜、床に忍び込んできた太陽でない男と一度だけのまぐわいを持つ。その後、妊娠し、太陽も栄転。その祝いの席でその男が太陽の同僚であることを知る。生まれてくる子がどちらの子か・・・よくある話かもしれないが、ユーモラスな独特の書きっぷりに笑って読める。

第二十九回「俊作忌」

俊作忌のご案内

下記に、案内のハガキのまま記します。
懇親会に参加希望の方は、3月25日(金)までに、事務局(下に電話番号を書いています)にご連絡ください。(ギリギリですみません)

「俊作忌」のみの参加については、どうぞ、どなたでもご自由にご参加ください


          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年も故人を偲び、太鼓を聞きながら文学碑に献酒した後、宴に移りたいと思います。

時 ・ 4月10日(日)午後1時~30分間(雨天時は宴会のみ)
所 ・ 高炉台公園(八幡東区中央3丁目)太鼓の文学碑前
   
  ・ 懇親会は同2時より、大谷会館(同大谷1丁目2-4)で行います。
   ・ 会費 6,000円
   ・  主催 九州文学、九州作家、海峡派、たむたむ、砂漠、創作研究会
    ・  後援 北九州文学協会
    ・  代表世話人 佐木隆三
    ・  連絡先 093-652-0912
プロフィール

kaikyoha

カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ