2011年09月

河伯洞だより 第139号

河伯洞だより 第139号をいただきました。

伊藤夫人より「習作ーエチュードー」受贈 
             ―「若松文学同好会」の同人誌―   ・・・・・・・・木室公生
河伯洞往来

第七十三回読書会 

葦平作品周遊六八 市長と豚 ・・・・・・・・・・・・・坂口博

「千年樹」第47号

遅くなりましたが、詩とエッセイ「千年樹」第47号をいただきました。

詩の感想は書かないつもりでしたが、詩人の吉本洋子さんに、「どんどんすきに書いてください~」という言葉に押されて、紹介とほんの少し感想も書いていこうと思います。


木の香り ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 長瀬一夫
この詩は好きだった。木の香りというタイトルだが、立ち昇ってくる香りは、異臭あり、強烈な芳香あり、厳かな香りあり、いろいろだ。しかも、自分が木になってチェーンソーで伐られ、鋸で削られ、釘打たれる痛みを伴う感じがした。

潮干狩り・父の日 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 松尾静子

幼い日の渚・地区合同葬 ・・・・・・ わたなべえいこ
震災、避難所という言葉に、思わず裏表紙の住所を確認した。いわき市の方だ。3.11の震災に遭われたのだ
。「東日本大震災とその後」というエッセイも書いておられる。海の思い出は豊かだ。3.11以来ずっと時が止まっていたのでしょうね。100日目の地区合同葬より、少しずつ動き出しているでしょうか。詩を書いていくことが力になりますように。

ラ ニーニャ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みやち治美

門出 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 和田文雄

北国の虹 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 佐々木一麿

岩手の人に・梅雨の晴れ間に ・・・・ 高森保
3.11の被災者のみなさんに、わたし達は応援するしかないが、詩にするというのはとてもよいことのように思える。梅雨に晴れ間があるように、希望を見出して生きていく勇気がもてますように。

ひととき(A Time)・二〇一一年の夏 ・・・ 早藤猛
震災も津波も言葉で言い表せないほど酷かったが、それでもフクシマ(原発事故)さえなければ復興はもっと早かったのではないかと思うのだが・・・人知で制御できないパワー、触れてはならない火に、人は触れてしまったのだな。

マグノリア グランディフローラ・夏の夜・・・岡耕秋

エッセイほか
自由の鐘(一八)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日高誠一

青い雑記帳・マドリッド(二)(三)・・・みやち治美

"ヒドリ"国会審査へ ・・・・・・・・・・・・・・ 和田文雄

和田文雄の人と作品 ・・・・・・・・・・・・ 岡耕秋

東日本大震災とその後 ・・・・・・・・・ わたなべえいこ

樹蔭雑考 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 岡耕秋

遠近 第42号、43号

遅くなりましたが、遠近 第42号43号をいただきました。ありがとうございました。

第43号は、藤野秀樹氏の追悼号になっています。弔辞、追悼を読みながら、故人がどれほど同人たちに慕われていたか、また同人たちがどれほど氏を喪って悲しいものか、痛いほど伝わってきました。
仲間を喪うのは本当に辛いこと。それでも、今号のような追悼特集が編まれたことは、故人も彼岸で喜んでいるのではと思うほど、同人たちのあたたかさに溢れるものでした。

藤野秀樹追悼特集
〔弔辞〕
藤野さん 彼岸へ旅立つ ・・・・ の木よしみ

藤野さんのこと ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 勝又浩

大網のセンセイ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 大野俊郎

藤野秀樹 略歴・著作一覧 

〔銀華文学賞奨励賞受賞作〕 
石に還る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 藤野秀樹

〔遺作〕
黄泉語り ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 藤野秀樹

追悼
ありがとう、藤野さん ・・・・・・・・・・ 河村陽子

藤野秀樹さんを惜しむ ・・・・・・・ 柚かおり

藤野さんが逝ってしまった ・・・・ 北大井卓午

笑顔が懐かしい ・・・・・・・・・・・・・・・・ 難波田節子

昨日のことのように…… ・・・・・・・ 安西昌原

小説
縣境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 欅館弘二
学生時代、朔夫は姫川温泉に旅をする。そこの旅館で風呂に入っていると、女将と中学生の娘、幸絵が入ってきたり、絹子という芸者を紹介されその場限りともいえる恋愛体験をする。東京に帰る朔夫に、絹子はずっと待っていると言い残すが、朔夫は姫川の災害の時にも行かずじまい。
ようやく訊ねる気になったときには、絹子は白血病で限られた命だった。雪絵や絹子という女性のいじらしさや、朔夫の若あるいは学生の特権とはいえ、男の身勝手さをも感じさせられる大作。

文学散歩 11月6日(日)

「海峡派」 秋の文学散歩 の日程が決まりました
11月6日(です。

みなさん、いろいろお忙しいでしょうが、マイクロバスで行きますので、どうぞ、その日は空けておいてください。
詳しいことは、また各自にお知らせいたします

文学散歩の場所は、飯塚市の「旧伊藤伝衛門邸」と、
              田川市の「石炭資料館・歴史博物館」です。
お昼は「あをぎり」というところ(初代田川市長邸)で、おいしいランチを食べましょう。

〈散歩めあて〉 ←なんぞ、ちょっと考えてみました♪
・日本で初めてユネスコから世界の記憶(世界記憶遺産)登録を受けた、炭鉱画の山本作兵衛氏の作品を見よう
・炭坑労働者と炭坑王という、搾取される側とする側を感じてみよう
・何度も行ったという方も、作兵衛さんおめでとう!と盛り上げに参加しよう
・楽しくおしゃべりしよう
・おいしい食事をして、今、在ることに感謝しよう

中部ぺん 第18号

中部ぺん 第18号をいただきました。ありがとうございます。早くにいただいていましたが、ご紹介が遅くなりました。
今号は、中部ぺんクラブ文学賞決定発表ということで、最初のカラーページには、中部ぺん総会の写真と、なんと平野啓一郎氏の講演の写真もありました。
まず、そこで、すごいなあ~盛大だなあ~とため息。
平野啓一郎氏の文学講演会「個人主義から分人主義へ」の内容も掲載されてあり、大変勉強になりました。


巻頭言 
今昔の感 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 野々山久夫

文学講演会 
個人主義から分人主義へ ・・・・・・・・・・・・・ 平野啓一郎

文学セミナー
葉山嘉樹と名古屋 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 斉藤亮

連載評論
反主流文学史抄X―3.11以降 ・・・・・・ 清水信

第二十四回中部ぺんクラブ文学賞決定発表
特別賞・西尾典祐さんに決まる
                      ・・・・・・「城山三郎伝」西尾典祐

受賞作 
裸身 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇佐美宏子
〈黒い蛇〉では、父が戦地で留守の間、空襲で家を焼かれ、母と私は四国山脈の村に住む。村には焼き場があり、常に人の焼く匂いがする。そんな村の中でさらに穏亡のおじいさんと小夜ちゃんの住む乞食村がある。体も小さくボロをまとっている小夜と遊ぶようになり、日の当たらぬ闇の世界を見、マラ踊りを見、踊るように動く小夜の裸を見る。
〈パラダイス〉では、龍次の子を生み育てるストリッパーの私は、がりがりに細い体に乳だけが醜いほど突起して、母乳を吹き出している。そんな体で、人を焼く臭いを感じながら、バルコニーでストリップをおどる。
〈刺青心中〉で、昔の男が死体で上がったと警察から連絡があり、確認に行く。男は裸で太股の付け根に私と同じ緋牡丹の刺青があった。3章が一つに完成度高くまとまっている。全体に臭いがまとわりつくような情念を感じる作品。

座談会 
小説の方法について

掌編小説
美歩 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 伊神権太

駆引き ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 西垣みゆき
駅の階段を、売り物の宝石の入った重さ12キロのトランクを持ち上げていると、男性に持とうかと声をかけられるが、断る。客のところで真珠のネックレスを売っていると、その家の主人が帰ってきた。主人は駅で声を掛けた男だった。物を売るのではなく、人を売るという商売の秘訣がうまく書かれている。

増築 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大西亮

薄明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山名恭子
ボケ始めるわたしが正気の世界に引き返せればという意識と、ではどこに帰るのかというラストがほのかに美しい。

半世紀ぶりの手紙 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 藤澤茂弘
大学の同窓会幹事をする浩一は、婚約者千代子の父親に反対され破談。半世紀たち、ようやく一通の手紙で和解する。人生の最後はこのように今までの後始末をして臨みたいと思った。

ユカの場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みずしなさえこ

父と子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 長沼宏之
宮田は12回の転勤をしたが、単身赴任は一度もないのが自慢。だが。息子は転校に次ぐ転校で、相手に合わせるのが性になり、自分は出生コースではない地域型を選ぶ。父には見えなかった真逆の考え方や生き方を息子が選ぶギャップは、リアリティーがある。

終わらない冬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 蒲生一三

三月十一日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 増田勝


野老比左子  津坂治男  佐山広平  曽谷道子  長谷川侑紀
遠藤昭己   名村和美  土屋純二  久野治

短歌
人見邦子  西尾清子  中村かずえ  三浦てるよ

俳句
長澤秦子  鈴木公二  椿井愛一郎  久野治 

1000字エッセイ
秋乃みか  朝岡明美  井上寿彦  上野理男 大宮憲次
近藤貞夫  佐藤亜紀  佐藤博志  高橋則行 寺田繁
中田佳江  古嶋和   細山喬司  森部英生 

 

短編小説
フィンガリング ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 臼田慶子

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