2014年09月

「読売新聞」時評

「読売新聞」2014年9月13日時評―小説―松本常彦氏筆、題「まち・ひと・しごと 描く」に、都満州美さん「あふれるもの」「海峡派」131号)が紹介されました。
励みになりますね。

「西日本新聞」西日本文学展望

「西日本新聞」2014年08月29日(金)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆、題「思い重なる言葉」に、はたけいすけさん「あしたは 晴れている」(「海峡派」131号)、さとうゆきのさん「無言館をたずねて」(「海峡派」131号)が紹介されました。
励みになりますね。

三百人分の五人展

「海峡派」の同人である、神川こづえと他四人による三百人分の五人展を開催します。

と き  : 9月14日・17日・18日・19日・20日・21日の6日間
じかん : AM10:00~PM5:00
ばしょ : 直方市殿町10‐41 画廊カンヴァス

神川こづえ は、さし絵画を展示しています。
「海峡派」に掲載された童話、『キサの物語』の挿絵になっています。
どうぞ、観に行ってください。


第17回日本自費出版文化賞

「海峡派」の同人だった故大羽崇之の、

『大羽 崇之 作品集』 -WorksOba Takashi1940~2010 -

が、2014年 第17回日本自費出版文化賞に、入選しました。

  ↓    ↓    ↓

http://www.jsjapan.net/jssyonews17.htm


日本自費出版文化賞は、日本自費出版ネットワークが、日本の出版文化の重要な一翼を担っている自費出版物の振興をはかり、その文化的地位の向上をはかる目的で 1997 年に設立され、出版界に新しい風を運ぶ賞として定着しています。(日本自費出版ネットワークHPより抜粋)

海峡派 131号感想⑤随想ほか5作品

無言館を訪ねて ・・・・・・・・ さとうゆきの

作者が大貝彌太郎の三男彌久さんと17回無言忌出席のため、無言館を訪ねた時のことをレポート。『飛行士立像』は正面入り口、入ってすぐ裏の壁に飾られている。

「呼ばれたように感じて、振り返る。するとそこに飛行士が立っている」など、戦慄が走るほどの臨場感がある。

また、これを読めば、詩の『傷ついた画布のドームにて』のラスト、「戦いは柳の小枝でするがいい」というのが何のことかわかる。柳の小枝の木炭でデッサンする画学生。うまい下手がわかるデッサンだけに負けるものかと戦う。やがて画学生が戦争に駆り出される。いつか無言館を訪ねてみよう。

妻の温子さんが彌太郎の絵画をすべて残しておいた、その宝を

「大貝彌太郎絵画遺作展パート2」として、1014日~113まで開催。

 

・さとうさんの情熱が伝わってくる

・絵をのせてよかった

・行動力に敬服する、また、この時期にタイムリーな作品

・(作者の言葉)

P85の写真の下左の人は予科練から来た青年、19歳。これに浮き袋のようなチョッキを着て、日の丸のはちまき、白の絹のマフラーをして搭乗する。

 大貝彌太郎は、自分は赤トンボと呼ばれる練習機には乗れなかったが、グライダーに乗った。なぜ練習機に乗れなかったかというと、製図ができるというので残ることになった。

 

ひじょうに不愉快 ・・・・・・・・ 横山令子

目の手術のため入院している。その四人部屋での大声を出したり、鼾をかいたり、「ひじょーーに不愉快」とベッドを蹴って出ていった老女の痛快な出来事を描く。ある日、博多で奇遇にもその時の老女に出会う。「パッと眼に飛び込んで、こちらをひどく刺激する顔」があるという。

 

・老女の生き方から今後の自分の人生を進もうと考える作者

・なるほどなあと思わせられ、ぐいぐいと内容に引き付けられるうまい随想だ

・文章の書き方が躍動的で、引き込まれる

 

銀次郎の日記 

  ―死の不安と欲望の減退― ・・・・ 青江由紀夫

 

大腸ガンの銀次郎は、抗ガン剤「ゼローダ」の副作用に苦しむ。足の裏の皮が剥がれ、血が出る。手のしびれでペンが持てない、などなど。それでも人工肛門で生かされていると、医学、医師、看護師、全ての人に感謝している。

一方、銀次郎の妻は親戚や近所の人に親切で、何かとおすそ分けをするのが好き。かわりに花や野菜や果物をいただく。

今号も、『死んであの世の極楽よりも』という作詞を披露。

 

・どんな状況でも前向きに過ごしている銀ちゃん。見習いたい

・いろいろ悪いところが出てくるが、銀ちゃんが励みになる

・銀ちゃんはじゅうぶん頑張っているから、〝ガンバレ″は言えないけれど、いつも応援しています

・妻のコミニュケーション力、すばらしい

・銀ちゃん、いつも元気をありがとう

 

書評

珠玉の短編小説 

 ―アリス・マンロー著「イラクサ」・・・・・ 高崎綏子 

2013年に、カナダのアリス・マンロー(当時82歳)がノーベル賞を受賞。

短編集「イラクサ」を『いずれの作品も作為的なものとはほど遠い、おそらくは作者自身や身辺の人物が投影された日常性のあるストーリーである。彼女はそれらの登場人物の微細な心の動きに光を当てる。好ましい部分だけでなく暗部も容赦なくあばきだすのである。どこにでもあり、誰にでも起こりうることを掘り下げて描く。この普遍性こそ彼女の持ち味と思う』と紹介。

 

・この書評で初めてアリス・マンローを知った

・「イラクサ」を読んでみた。書評がガイドになってくれた

・「イラクサ」よかった。いい本を紹介してくれた

・書評の文章も美しい

 

評論

日本よどこへ行く(五)・・・・・・・・ 木村和彦

日本人の言動を、外国人はどう見ているのか。ライシャワー氏、キーン氏など、概して日本人の言動に好意的。だが、ロバート・C・クリストファー氏の日本人観は辛辣。


・日本語は複雑で難解と言われるのはわかるが、「悪魔の言葉」と言われているのは初耳

・個より集団を重んじるのは、島国根性のようなもの?

・古い日本を大事に、というのが多い

・「日本人とは」というような本は多いが、「アメリカ人とは」的な本はないように思う

プロフィール

kaikyoha

カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ