藪から棒ですが、家庭内の事情により数日間お休みさせて頂きます。

でありますので、本日は休筆突入前の特別企画として珍しい魚をご紹介します。


サケガシラ体長約1.5叩その名を「サケガシラ」と世間一般で呼ばれている深海魚です。

いや、深海魚だと言われていますがその生態は余り解明されておらず、普段どの程度の水深で生息しているのかも解っていません。
その神秘性故か、ただ単に海岸に打ち上げられたくらいで新聞に載ってしまう位に珍しがられる魚なのですが、我々漁師からするとそんなに珍しいと思わなかったりする。

ウチの船の場合、刺し網漁を行う約半年の期間中に4〜5匹のサケガシラが水深150団に仕掛けた刺し網に引っかかってきますので、珍しい魚と言うよりも、ちょくちょく見かける魚と言った具合か。

更には、海面下10団の深さに仕掛けていた太刀魚の延縄でも釣れたことがあるので、「コレ、本当に深海魚ですか?」と疑いたくもなりますが、見た目がちょっとグロテスクなので本拠である深海でひっそりとお過ごし頂けると、コチラとしてもお目にかからずに済むのですが・・・如何で


「見た目が悪くても味の方はさにあらず

そう、サケガシラの様に見た目はイマイチでも、食べてみると案外美味しいと感じる魚は結構多い。
その期待を踏まえてサケガシラを観察すると、見た目が太刀魚に似ているではないか
きっと塩焼きにして食べると美味しいんだろうな〜

と、期待に夢ふくらませ実際に食べてみると、そんな妄想じみた期待はあっと言う間に何処かに飛んでいくらしい

そもそもこの魚は食用として向かず、捕れたとしても速攻で捨ててしまうので、勿論食べたことありませんし、食べようと思ったこともありません。
まぁ、単刀直入に申しますと不味いってこと

その不味いという理由により、沖でちょくちょく捕れてもその度に捨てられてしまい、結果的に世間には珍しい魚として名が通ってしまうのでしょう。

ある意味『憎まれっ子世にはばかる』的な魚ってことかな?
かなり強引な結論づけですけどね


・・・・なのですが、数年前。
とあるスーパーの店先で千円の値札が付けられ、他の鮮魚と一緒に売られていたのを目撃

コイツを売ってしまうなんて見上げたチャレンジ精神だ。買ってしまう方もチャレンジャーだよな

なんて思ったりしてたのですが、実際にアレが売れたのか凄く気になる。

もしも、どなたかに買われたとしても食用にあらず、標本用であるように願わずにはいられない


でも、『美味しかったよ』って言ってくれるんなら、何時でも持ってきますよ。
千円でね