パソコンのビデオカード(グラフィックボード、通称“グラボ”とも呼ばれています)を『HIS H467QS512P』に換えてみました。

HIS  H467QS512P

パソコンの自作を始めてからグラボは、
『MSI PCX5750-TD128E』
『ASUS EN7600GS Silent/HTD』
と、NVIDIAのGeForce一辺倒だったのですが、今回は趣を変えて、最近、著しく評判のよろしいATIの「RADEON HD 4670」を選んでみました。

グラボ比較 H467QS512P&EN7600GS Silent/HTD

以前の『EN7600GS Silent/HTD』が作動音無しのファンレス使用だっただけに、敢えて冷却ファン付きに換えるのは少々忍びなかったのですが、この『H467QS512P』に搭載されているファンは非常に静かとの評判。
しかも、在り来たりなPCケース内の空気をかき混ぜるだけの“かくはん型ファン”ではなく、ビデオカードから放出される熱を効率よく外部へ排出する“後方排気型ファン”を採用していたこともあってコレを購入したのですが、使ってみると確かに静かですね

EN7600GS Silent/HTD装着時H467QS512P装着時

大型ファンと、後方に排気するためのスロープの分だけ容積がかさみ、PCIスロットを2個分使用しなければならない設計となっていますが、ボードの長さはごく普通のサイズなので、ATXかマイクロATXサイズのマザーボードやケースを使用しているPCであれば、問題なく装着できるはずです。

H467QS512P背面図


「ところで、このビデオカードって何なの?」

そんな疑問を抱く人もいらっしゃるかと思いますので、その概要を一通り説明しますと、このパーツはパソコンの映像をディスプレーに出力する専用のチップを搭載しており、このチップの性能に応じて、ゲーム等の3D描画能力や解像度等に差が生じてくるという代物。

現在はNVIDIA社『GeForce』と、ATI社(AMDに吸収合併)『REDEON』の2社、2ブランドが、ほぼ市場を独占しています。

要するに、コレがなくてはディスプレイに映像が出力されない訳であり、パソコンを構成するうえで極めて重要な役割を果たしているパーツといえるでしょう。

しかし、皆さんお持ちの?薄っぺらいノートパソコンや、近頃のメーカー製省スペース型デスクトップパソコンの何処を探しても、その様な物体は見当たらないかと思います。

では、何故ビデオカードが付いてないのか?

それは、内蔵するマザーボード(基盤)にオンボードでビデオカード(この場合は“GPU”と呼んだ方が正しいのかな?)を搭載しているために、別途ビデオカードを設置する必要が無いからなんですね。

GPUのオンボ−ド化は、それらの製品が解決しなければならない“限られたスペースの有効活用”の最善策といえるのでしょうが、最近ではオンボードでそれなりの映像を出力できるデスクトップ用マザーボードも存在していますし、最新の3Dゲームも難なく遊べてしまう強力なGPU、『モバイル版 GeForce9000シリーズ』を搭載したノートパソコンも発売されております。

ただし、パソコンでゲームを楽しんだり、高度な3Dレンダリング能力を必要とするアプリケーションを利用しないのであれば、搭載されているGPUの善し悪しを論じる必要は殆どありません


と、世論を気にすることなく、勝手気ままに断言してしまった私…
このブログにも何度か書いてきましたが、“パソコンでゲームをしない派”です

じゃあ¥11,480も支払ってまでして、なんで換えちゃったの?


その真相は・・・  

長くなりそうなので明日にします