越後の海鮮問屋

日本一新鮮なお魚がとれる糸魚川!! 四十路漁師の四方山話

日本海の恵み

寒〜い冬の間。
ウチの船ではズワイガニを捕っていますが、それよりも深い場所(水深400m以上)に生息する近種のベニズワイガニもたま〜に水揚げされます。

といってもその数はごく少量。
十数年前まではごく普通に捕れていたベニズワイガニですが、ウチの船が漁を行っている漁場ではあまり見かけなくなりました。

ちなみに、ベニズワイガニが良く捕れていた頃はズワイガニとの交雑種である「黄金蟹」と呼ばれる希少なカニもそれらに混じっていたものです。

北陸では「黄金蟹」として珍重されているそうですが、糸魚川ではただの「ハーフ蟹」。
市場では全く価値のないカニとして扱われています

それはさておき、つい先日。
そのベニズワイガニが久しぶりに捕れました。
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船長であるウチの父親は「交雑種」だと言い張りますが、“裏面が白っぽい”という交雑種の特徴が見受けられないため、私はコレをベニズワイガニだと断言します。

ベニズワイガニは基本的に競りに出さないため、折角なので家に持ち帰り同日捕れたズワイガニと食べ比べてみました。
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両方一緒に巨大な鍋で塩ゆですること20分。

ゆで上がった2種類のカニさんを並べて外観を比べてみます。
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※上:ズワイガニ 下:ベニズワイガニ
☆ベニズワイガニ:色はやや薄く、全体が紅色
☆ズワイガニ:色がやや濃く、胴体と足の裏側は白っぽい
 
続けて足を剥いて脚身を比較。
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※上:ズワイガニ 下:ベニズワイガニ
☆ベニズワイガニ:色は淡いピンク
☆ズワイガニ:色は濃いピンクで、縁にハッキリとした赤いまだら模様がある
そしていよいよ実食。
2種類のお味は?
☆ベニズワイガニ:繊維質でしっかりとした食感があり、カニ独特の味(甲羅の風味)が強い
☆ズワイガニ:身はしっとりとしていて瑞々しく、旨味が凝縮している
そんな印象を持ちました。

漁をしているからといってズワイガニをひいきするつもりはありませんが、「高級品」という世間一般の評価通りにズワイガニの方がワンランク上という感じです。

しかしながらベニズワイガニの美味しさは当初の思惑以上で、その違いはごく僅か

実際に食べ比べなければどちらがどうなのか解りません


ということで、
「北陸新幹線沿線地域の食べ物で味わってみたいもの」
で見事ナンバーワンに輝いた糸魚川のベニズワイガニを、皆さんぜひ食べに来て下さい

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マリンドリーム能生の「かにや横町」は北陸新幹線開業と同日(3月14日)新店舗で営業スタート予定!
◆お買い求めはコチラ
日本海一のベニズワイガニ直売所「マリンドリーム能生
http://www.marine-dream.net/
◆冬の味覚!ズワイガニ漁は4月30日まで
関連記事「糸魚川のズワイガニはココがスゴい!!」
http://blog.livedoor.jp/kaisei0329/archives/52401758.html

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日本海の荒波に揉まれ育った絶品のアンコウが味わえる、
「糸魚川荒波あんこう祭り」
が今年も開催されます

 ・糸魚川会場:1月25日(日)
 ・青海会場:2月1日(日)
 ・能生会場:2月8日(日)
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名物の「あんこう汁」の中には、この日のために私が捕ってきたアンコウも入っているはず
…ですので、ぜひ味わってみてください
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 ※掲載した写真は2014年糸魚川会場の模様

なお、糸魚川のアンコウが期間限定で味わえる、
「糸魚川荒波あんこうフェア」
も開催されています。
絶品のアンコウ料理が堪能できますので、どうぞそちらにもお越し下さい。
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イベントの詳しい情報は「糸魚川荒波あんこう」ホームページでご確認ください。
http://nunagawa.ne.jp/ankou/


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いつものように刺し網を引き上げていると、見たこともない珍しい魚を発見
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温暖な太平洋沿岸に生息し、日本海側にはほとんどいないとされるムロアジ属の一種「オアカムロ(オアカムロアジ)」。

一見するとサバとよく似ており、サバと一緒に網に掛かっていたため半日くらいはサバだと思い込んでおりましたが、名前通りの「赤い尾」はかなり特徴的。

しかしそれは、生態どころか食べられるのかさえよく分からない謎めいた魚。

その真価をスマホで調べてみると、鮮度の落ちが激しい「足の速い魚」ではあるものの、お刺身にすると脂が乗って非常に美味しいとのこと。
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何はともあれ論より証拠。

実際にお刺身にして味わってみると、見た目や食感は「アジの刺身」その物ながら全く癖のない上質な脂が口の中に広がり、想像以上の品位と美味しさを持ち合わす魚であると感じました。

「足の速い魚」であるがため、本来の産地である太平洋沿岸でもなかなか食べられないというのがこの魚の一般的な評価らしいですが、珍しい日本海育ちのそんな魚を口にできたのはまさに千載一遇。

漁師冥利に尽きるとは、こういう機会に出会える事を言うのかもしれませんね

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今日は2015年の出初め。
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先月もそうでしたが、この冬はなかなか良い天気が続かず、沖に出ても半日そこそこで漁を切り上げる事がほとんど。

今日もその例に漏れずに、午前9時には寒気を呼び込む強い南風が襲来。

そのため旬真っ盛りのズワイガニは諦めざる終えませんでしたが、同じく今が旬のヒラメは絶好調
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捕れすぎによる供給過多なのか、市場では最近やや値を下げつつあるのが非常に残念ですが、大漁に越したことはありませんね


さてさて、冬に旬を迎える魚といって忘れてはいけないのがアンコウ
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例年、年が明けると一気に増えてくる傾向があるのですが、2015年の初漁は全部で120圈
今年もやっぱり来ましたね


ということで、今晩のご馳走は「アンコウ汁」。
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野菜とアンコウからにじみ出る水分を利用するため水をほとんど使わず、素材の風味を活かした味噌ベースのシンプルな味付けが我が家の特徴。

もちろん、濃厚な味わいのアン肝も豪勢に入っております。

手前味噌ですが、その辺のお店とは比べ物にならないくらいの美味しさです


ちなみに今回の調理は母が担当。

いわゆる生粋の漁師料理ですが、私は一切関与しておりませんので悪しからず
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甘くて濃厚な味わいが楽しめるズワイガニは、年末年始の今が旬!

ズワイガニはここ新潟県糸魚川市の沖でもごく当たり前のように水揚げされていますが、
実は糸魚川のズワイガニって、色々とスゴいんです!!
参照記事:

スゴい!ポイント その一
とにかく漁場が近い!!
「世界ジオパーク」で有名な糸魚川の海は、沖合に行けば行くほど急激に深くなっているのが特徴。
北陸や山陰で水揚げされるズワイガニの多くは、港から1〜2時かかる遠洋の漁場で漁獲されていますが、糸魚川ではズワイガニが生息する水深300〜400mまでの海域まで陸上から4〜6辧港から船でおおよそ10分!
場所によっては10分以内で到達できる、とても良い漁場を有しています。
「漁場の近さ日本一!」と言っても過言ではない、天恵の海で育まれた糸魚川のズワイガニはどこよりも新鮮です!
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関連リンク:糸魚川ジオパーク

スゴい!ポイント その二
どこにも負けないお値打ち品!!
「松葉ガニ」や「越前ガニ」など高値が付くブランド化されたズワイガニと違い、糸魚川のズワイガニはノンブランドのいわば無印良品。
大きさや身の詰まり具合などは先のブランドガニに引けをとらないにも関わらず、なんとお値段はその半分ほど。
新鮮かつ最高のズワイガニがお手頃価格でお求めいただけます!
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スゴい!ポイント その三
荒海が育む幻のカニ!!
雪が舞い降る冬の日本海はとにかくよく荒れます。
特に12月と1月は海が大荒れとなる日が多く、我々漁師が出漁できる日もわずか。
それはズワイガニの水揚げ量にも直結し、安定して供給できないという悩ましい問題にも繋がるのです。
しかし少し視点を変えて見るとると、厳冬のズワイガニはある意味かなりの希少品。
この季節でしか味わえない糸魚川のズワイガニは、荒海が育んだ幻の一品なのです!
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スゴい!ポイント その四
東京から最も近い!!
明くる2015年(平成27年)3月14日。
待ちに待った北陸新幹線が開業し、「日本海に一番近い新幹線駅」となる糸魚川駅にも新幹線が停車するようになります。
東京から糸魚川までは約2時間。
最も漁場が近く、最も新鮮なズワイガニが食べられる場所は、東京に最も近いズワイガニの産地でもあるのです!
北陸新幹線&カニ

恵まれた地形の恩恵により抜群の鮮度を誇りながらも、比較的に安価で提供されている糸魚川のズワイガニ。

新幹線開業でますます身近になるスゴい!ズワイガニを味わいに、糸魚川へぜひお越しください

{お問い合せ先}
 ・糸魚川市観光協会
  025-553-1785
  itoigawa-kanko@ae.wakwak.com 
 
上越漁業協同組合 本所
  025-566-5155

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