越後の海鮮問屋

日本一新鮮なお魚がとれる糸魚川!! 四十路漁師の四方山話

ヒラメ

今日は2015年の出初め。
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先月もそうでしたが、この冬はなかなか良い天気が続かず、沖に出ても半日そこそこで漁を切り上げる事がほとんど。

今日もその例に漏れずに、午前9時には寒気を呼び込む強い南風が襲来。

そのため旬真っ盛りのズワイガニは諦めざる終えませんでしたが、同じく今が旬のヒラメは絶好調
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捕れすぎによる供給過多なのか、市場では最近やや値を下げつつあるのが非常に残念ですが、大漁に越したことはありませんね


さてさて、冬に旬を迎える魚といって忘れてはいけないのがアンコウ
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例年、年が明けると一気に増えてくる傾向があるのですが、2015年の初漁は全部で120圈
今年もやっぱり来ましたね


ということで、今晩のご馳走は「アンコウ汁」。
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野菜とアンコウからにじみ出る水分を利用するため水をほとんど使わず、素材の風味を活かした味噌ベースのシンプルな味付けが我が家の特徴。

もちろん、濃厚な味わいのアン肝も豪勢に入っております。

手前味噌ですが、その辺のお店とは比べ物にならないくらいの美味しさです


ちなみに今回の調理は母が担当。

いわゆる生粋の漁師料理ですが、私は一切関与しておりませんので悪しからず
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相変わらず“ひらめ祭り”が続いている昨今。
これに、これからが本格的シーズンである真鯛が加われば、そこは正に竜宮城
ゴールデンウィークは皆さんご一緒に「糸魚川 竜宮城まつり」へとレッツらゴー

当然、開催場所は海の中ですけどね

2008/04/30 セイカイ

さて、写真は今日水揚げしたセイカイです。

箱数的はこの程度に留まりますが、ここ最近の低調ぶりを鑑みればまずまずの量。
なんだか、ようやく回復の兆しが見えてきた?ような気はしないでもないですが、この調子で連休中に一稼ぎさせてくれれば万々歳なんですが…

果たして、セイカイご一行様は「竜宮城まつり」へとお越し頂けるのであろうか?
その結末は、ウミガメを助けた人のみぞ知る。


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またヒラメなの?』

その通り。
証拠にもなく今回もヒラメの話題です。

でも今日のヒラメは何時もとは一味も二味も違う…
ではなく、一回り…いや、何時もとは四回り・五回り大きさが違う、巨大ヒラメの話題。

巨大ヒラメ

上の写真。
一見、大中小のヒラメを揃えた何の変哲もない写真ではありますが、目を凝らして左の一番大きいヒラメをご覧下さい

重さの桁があからさまに違いますよね。

かといって比較対象となる物が限られる写真と、その重さを記した紙のみで、その大きさがどれ程のものかを伝えきるのは容易ではないと思いますので、右の小さい方から順にサイズを記します。

少サイズ(右):体長約35僉重さ0.5 
スーパー等でよく見かけるパック詰めに適した大きさ。

中サイズ(中):体長約65僉重さ3.0
凄く小さく見えますが、普通ならかなり大きい部類。
この姿のままで、スーパー等の店頭に置かれることはまずないでしょう。

大サイズ(左):体長約110僉重さ11.3
ごく一般的な生活している人であれば、生涯その姿を目にすることはないであろう巨大なヒラメ。
一体何人分の刺身が切り出されるのか想像も付きません。


どうでしょう、その大きさを実感頂けましたでしょうか?

漁師歴十数年の私でさえ、この巨大ヒラメと同程度の体長1団供重さ10堋兇梁臺を目にする機会は滅多になく、実際に目にした回数でいうと、過去に他の船が捕ってきた物を2・3回程度見たとの記憶しかありません。
今日捕れた巨大ヒラメは、その記憶の中でも一・二を争うの大きさです。

残念ながら既に買い手も付き出荷されましたので、もうその雄姿を拝むこと叶いませんが、実際にその目で見ると本当に大きいので誰もが驚きくこと必至です

だけどこんな大きなヒラメがどんな経路で流通されて、その結果どの様に食されるのであろうか? 
興味津々です。


おまけ
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以前紹介したセイカイという魚。
非常に美味しく、春先に糸魚川沖で捕れる代表的な魚と言っても過言ではない魚なのですが、これまでのところ近年まれに見る不漁となっています。

因みに今日の水揚げがこれ
2008/4/14 セイカイ

昨日も出漁した影響もありますが、ご覧のようにたったの一箱。
2月の数日間にまとまって水揚げされた以降は、1日で3〜4箱程度。
各船により多少の誤差はありますが、他の船もこれと似たり寄ったりの状態が続いており、糸魚川沖全域において不漁となっています。

一方、相変わらず好調なのがヒラメ
2008/4/13 ヒラメ

写真は昨日の水揚げを撮影したものですが、重さ2堊宛紊梁膺兇蠅淵劵薀瓩連日大量に水揚げされており、不漁続きのセイカイとはまさに対照的な状況。

『荒波あんこう祭り』ならぬ『荒波ひらめ祭り』を臨時開催して欲しいくらいで、今の糸魚川沖には海底を埋め付くさんばかりのヒラメが数多く潜んでいるようです。

高値のヒラメが大漁であることに何ら不満はありませんが、願わくばセイカイにも来て欲しい。
糸魚川沖で捕れない状態が続いているせいなのか、スーパーには寺泊や柏崎沖で漁獲されたセイカイが並んでいます。
寺泊・柏崎沖から、こちらに泳いで来ない可能性もないことはない・・・・かな?

いずれにせよ、旬のセイカイが程よく捕れるの期待しながら、日々過ごすしかないのが現状な訳です。
人間みたいに勧誘活動を行えれば仕事も楽々なんですけどね
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ヒラメ。漢字では平目・鮃・比目魚と表される、文字通りの平べったい魚です。

同様に平べったい姿をしたカレイ類と似ていますが、背びれを上、腹を下にして目の位置が左側にあるのがヒラメ、右側にあるのがカレイとされています。

ですが、糸魚川近辺ではヒラメを“カレイ”、カレイ類は“アサバ”と呼ぶ風習があり、その紛らわしい習わしが因で、ヒラメの事を本物の“カレイ”と思いこんでいる人もいる程です。

食せば癖のない上品な旨味を持ち、適度に弾力のある白身は噛みしめる程に味わい深く、誰からも好まれるであろうこの魚。
一介の漁師の私感ですので一般論ではありませんが、その実体も魚特有の生臭さを余り感じず、ある意味、魚らしからぬ清潔感がある不思議な魚とでも言えるでしょうか。

生息範囲は海岸付近から水深150檀婉瓩粒つ譴泙任塙範囲。
初春から初秋にかけては産卵の為に、砂地の波打ち際付近まで入り込みます。
ヒラメ目当ての浜辺の投げ釣りも人気があるようですね。

産卵期後、9月頃から徐々に沖合の海底に居を移しはじめ、沖に仕掛けた刺し網でも捕れるようになり、そして丁度今頃から、脂が乗り美味しさの増した『寒ビラメ』と称される“旬”な季節を迎えます。

最近の全体的なヒラメの水揚げ量は小振りなものが中心となりますが、例年と比べて比較的好調。

ですが私共が網を刺している漁場では、今の時期に小型のヒラメは期待薄
ですので網に掛かる他の魚との兼ね合いもあり、必然的に大物のヒラメに狙いを絞ることになります。


ヒラメ写真のヒラメは本日水揚げしたものです。(白い面は、目のある面の裏側)

写真では対象物が写っていないので大きさが分かりにくいと思いますが、上のヒラメは体長60 重さ2圓箸笋簑腓めのサイズで、下の箱からはみ出した馬鹿でかい奴は、体長80 重さ5垓。私共の船で一年に一度揚がるか否かの特大クラスです。

普段スーパーで見掛けるパック詰めされたヒラメですと、大きくても重さ1垓だと思いますので、相当な大きさである事をお解り頂けると思います。

実はコレより大きい“畳サイズ”(大袈裟すぎ)の超特大クラスのヒラメも存在するのですが、極めて希に水揚げされる幻のヒラメです。
ですので「その写真取ってこい」と言われても、ちょっと無理がありますのでご了承下さい。


これから寒さ厳しい冬本番を迎え、益々美味しくなる糸魚川のヒラメを、是非ご賞味あれ


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