越後の海鮮問屋

日本一新鮮なお魚がとれる糸魚川!! 四十路漁師の四方山話

平目

またヒラメなの?』

その通り。
証拠にもなく今回もヒラメの話題です。

でも今日のヒラメは何時もとは一味も二味も違う…
ではなく、一回り…いや、何時もとは四回り・五回り大きさが違う、巨大ヒラメの話題。

巨大ヒラメ

上の写真。
一見、大中小のヒラメを揃えた何の変哲もない写真ではありますが、目を凝らして左の一番大きいヒラメをご覧下さい

重さの桁があからさまに違いますよね。

かといって比較対象となる物が限られる写真と、その重さを記した紙のみで、その大きさがどれ程のものかを伝えきるのは容易ではないと思いますので、右の小さい方から順にサイズを記します。

少サイズ(右):体長約35僉重さ0.5 
スーパー等でよく見かけるパック詰めに適した大きさ。

中サイズ(中):体長約65僉重さ3.0
凄く小さく見えますが、普通ならかなり大きい部類。
この姿のままで、スーパー等の店頭に置かれることはまずないでしょう。

大サイズ(左):体長約110僉重さ11.3
ごく一般的な生活している人であれば、生涯その姿を目にすることはないであろう巨大なヒラメ。
一体何人分の刺身が切り出されるのか想像も付きません。


どうでしょう、その大きさを実感頂けましたでしょうか?

漁師歴十数年の私でさえ、この巨大ヒラメと同程度の体長1団供重さ10堋兇梁臺を目にする機会は滅多になく、実際に目にした回数でいうと、過去に他の船が捕ってきた物を2・3回程度見たとの記憶しかありません。
今日捕れた巨大ヒラメは、その記憶の中でも一・二を争うの大きさです。

残念ながら既に買い手も付き出荷されましたので、もうその雄姿を拝むこと叶いませんが、実際にその目で見ると本当に大きいので誰もが驚きくこと必至です

だけどこんな大きなヒラメがどんな経路で流通されて、その結果どの様に食されるのであろうか? 
興味津々です。


おまけ
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ヒラメ。漢字では平目・鮃・比目魚と表される、文字通りの平べったい魚です。

同様に平べったい姿をしたカレイ類と似ていますが、背びれを上、腹を下にして目の位置が左側にあるのがヒラメ、右側にあるのがカレイとされています。

ですが、糸魚川近辺ではヒラメを“カレイ”、カレイ類は“アサバ”と呼ぶ風習があり、その紛らわしい習わしが因で、ヒラメの事を本物の“カレイ”と思いこんでいる人もいる程です。

食せば癖のない上品な旨味を持ち、適度に弾力のある白身は噛みしめる程に味わい深く、誰からも好まれるであろうこの魚。
一介の漁師の私感ですので一般論ではありませんが、その実体も魚特有の生臭さを余り感じず、ある意味、魚らしからぬ清潔感がある不思議な魚とでも言えるでしょうか。

生息範囲は海岸付近から水深150檀婉瓩粒つ譴泙任塙範囲。
初春から初秋にかけては産卵の為に、砂地の波打ち際付近まで入り込みます。
ヒラメ目当ての浜辺の投げ釣りも人気があるようですね。

産卵期後、9月頃から徐々に沖合の海底に居を移しはじめ、沖に仕掛けた刺し網でも捕れるようになり、そして丁度今頃から、脂が乗り美味しさの増した『寒ビラメ』と称される“旬”な季節を迎えます。

最近の全体的なヒラメの水揚げ量は小振りなものが中心となりますが、例年と比べて比較的好調。

ですが私共が網を刺している漁場では、今の時期に小型のヒラメは期待薄
ですので網に掛かる他の魚との兼ね合いもあり、必然的に大物のヒラメに狙いを絞ることになります。


ヒラメ写真のヒラメは本日水揚げしたものです。(白い面は、目のある面の裏側)

写真では対象物が写っていないので大きさが分かりにくいと思いますが、上のヒラメは体長60 重さ2圓箸笋簑腓めのサイズで、下の箱からはみ出した馬鹿でかい奴は、体長80 重さ5垓。私共の船で一年に一度揚がるか否かの特大クラスです。

普段スーパーで見掛けるパック詰めされたヒラメですと、大きくても重さ1垓だと思いますので、相当な大きさである事をお解り頂けると思います。

実はコレより大きい“畳サイズ”(大袈裟すぎ)の超特大クラスのヒラメも存在するのですが、極めて希に水揚げされる幻のヒラメです。
ですので「その写真取ってこい」と言われても、ちょっと無理がありますのでご了承下さい。


これから寒さ厳しい冬本番を迎え、益々美味しくなる糸魚川のヒラメを、是非ご賞味あれ


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