越後の海鮮問屋

日本一新鮮なお魚がとれる糸魚川!! 四十路漁師の四方山話

北陸新幹線の開業も間近に迫る今日この頃。

停車駅でもある糸魚川市では、いよいよやってくる新幹線とそれに伴う観光客への歓迎ムードで一色ですが、よくよく考えると観光で糸魚川に来る目的って何なんでしょう?

そんな疑問に答えてくれるような記事が、朝日新聞 新潟版(2015/02/21朝刊)に掲載されていました。
IMG-2_R

この先、どのようにして観光客を呼び込むのか?
結論がハッキリしていて非常に理解しやすい記事です。

糸魚川には海も山もあり、糸魚川ならではのジオパークとヒスイもありますが、そんな大自然が育んだ美味しい食べものがこの地にはたくさんあります。

見知らぬ土地の文化や伝統に触れるのも旅の楽しみではありますが、その土地ならではの「食」を堪能するのも観光に訪れる動機の一つですよね

で、この記事で注目するのはコチラ↓
IMGP7524_R

「北陸新幹線沿線地域の食べ物で味わってみたいもの」
               (2014年
9月に新潟県が調査

1位 ベニズワイガニ〈糸魚川〉
2位 甘エビ(南蛮エビ)〈糸魚川〉
3位 ます寿司〈富山ほか〉
4位 氷見のブリ〈新高岡〉

5位 ほたるいか〈富山ほか〉


隣県の名だたる列強を抑えて、糸魚川が誇る海の幸が堂々のワンツー!

糸魚川の大自然が育んだ新鮮で豊富な魚介こそ、観光で
糸魚川に訪れる方々の明確なニーズ、動機なんですね。

富山や金沢も美味しいお魚で名を馳せていますが、糸魚川の魚介はそれ以上。

糸魚川の漁師なら身をもって感じているはずですが、魚種、鮮度、四季折々の魚介を味わえるという点では北陸新幹線沿線で随一です。

美味しいお魚を味わえる駅は「糸魚川」で決まりですね

 ◆糸魚川の美味しいお魚情報はコチラ【日本海の恵み】

{お問い合せ先}
 ・糸魚川市観光協会
  025-553-1785
  itoigawa-kanko@ae.wakwak.com 

mixiチェック

いつものように刺し網を引き上げていると、見たこともない珍しい魚を発見
DSC_2840
温暖な太平洋沿岸に生息し、日本海側にはほとんどいないとされるムロアジ属の一種「オアカムロ(オアカムロアジ)」。

一見するとサバとよく似ており、サバと一緒に網に掛かっていたため半日くらいはサバだと思い込んでおりましたが、名前通りの「赤い尾」はかなり特徴的。

しかしそれは、生態どころか食べられるのかさえよく分からない謎めいた魚。

その真価をスマホで調べてみると、鮮度の落ちが激しい「足の速い魚」ではあるものの、お刺身にすると脂が乗って非常に美味しいとのこと。
DSC_2847
何はともあれ論より証拠。

実際にお刺身にして味わってみると、見た目や食感は「アジの刺身」その物ながら全く癖のない上質な脂が口の中に広がり、想像以上の品位と美味しさを持ち合わす魚であると感じました。

「足の速い魚」であるがため、本来の産地である太平洋沿岸でもなかなか食べられないというのがこの魚の一般的な評価らしいですが、珍しい日本海育ちのそんな魚を口にできたのはまさに千載一遇。

漁師冥利に尽きるとは、こういう機会に出会える事を言うのかもしれませんね

mixiチェック

DSC00244
『ガザミ』
別名「ワタリガニ」とも呼ばれるカニです。


糸魚川では、産卵のために浅い海域に移動してくる夏〜秋にかけてが旬。

主に初夏のクルマエビ漁(刺し網)や、秋の鮭漁(刺し網)で水揚げされます。


このカニの特徴は、ボートのオールのような形状をした最下部に生えている水掻き状の足。

「ワタリガニ」という別名の通り、その足を使って器用に泳ぎ、海を渡ります。

太刀魚の延縄漁が最盛期となる夏の夜には、沖合の海面を必至に泳いでいる姿をよく見かけますが、泳いでいるとは言っても魚のようには速く泳ぐことはできず、かつ敏捷でもないためにタモで簡単にすくい取ることも可能です。



ズワイガニベニズワイガニの様に足が太く長くないため、足の身を味わうことはあまり期待できませんが、足の付け根部分の身と甲羅の中に詰まったカニ味噌は、どちらも濃厚で味わい深く非常に美味

茹でてガブリとかぶりつくのもお勧めですが、濃厚な旨味を堪能できる味噌汁や茶碗蒸しなどにしても美味しいと思います。

DSC00243
お値段は先述した高級カニと比較しても随分とリーズナブル。

本格的な暑さが訪れるこれからの季節にはぴったりの、ブルーを基調とした清涼感溢れる糸魚川の『ガザミ』。

是非お召し上がり下さい
mixiチェック

お肌ヌルヌルのナメタガレイ(正式和名:ババガレイ)

糸魚川近辺で捕れるカレイ類としては値段が高く、味も良いお魚です。

このナメタガレイ

大きいモノでも2堋度だと思っていたのですが、今日の漁でその根底が覆りました。

こんな大物がいたなんて・・・

DSC_2003


「ナメタラあかん」ってオチですね

mixiチェック

見た事もない魚が網にかかっていた。

BlogPaint

DSC00046


体長35僂らいの大きさで、一見すると普通のカレイ類。
ですが、目のある面は堅い鱗が隆起してザラザラとした感触。

しかも、通常のカレイ類であれば白っぽいはずの裏側は、黄色と黒のコントラストが際立つ、艶やかな虎模様。

DSC00048


阪神タイガースファンが泣いて喜びしそうな魚ですが、どうせいつもの珍魚パターンと同じく、南方系の魚が日本海を一人旅して、遙々糸魚川の沖までやって来たのだろう… 違うかな?

そんな疑問を解消すべく、青森県にある某水産高校の校長先生をしていた『お魚博士』の大叔父さんに、この魚の正体を尋ねてみました。

その結果、南方とは真逆な北の海に生息する『マツカワガレイ』であることが判明。

しかもこの魚。
毒々しい見た目?とは裏腹に大変美味しいらしく、数あるカレイ類の中でも最上級の価値が付けられるとのこと。
更には、北海道や三陸方面においては近年水揚げ量が激減し、その希少価値が増した事から『幻の魚』と呼ばれる程になったそうで、築地辺りでは大きい物になると二万円の値で競り落とされるのだとか!

これは期待せずにはいられないと、勇んで競りに出してみた!


結果は100円玉でお釣りが来てしまうという、なんとも悲惨な結末に

よく考えてみれば、ココではその存在自体が認知されていない、違う意味で『幻の魚』だったんですね

そんな事と分かっていたら、晩ご飯の食卓には『幻の魚』が並び、今頃は私めが胃袋の中に…


一攫千金も、至福の時も、夢幻の如くなり。
mixiチェック

↑このページのトップヘ