越後の海鮮問屋

日本一新鮮なお魚がとれる糸魚川!! 四十路漁師の四方山話

黒ムツ

2008/06/13 アラ

アラです。
この間の物と比べると少し小振りな感じですが、今日は食い逃げされませんでした
滅多に捕れる事のない幻の魚なのですが、こんな短い間隔で水揚げされるのは非常に珍しいことです。

2008/06/13 シャニン、クロムツ

お次はシャニン黒ムツ
シャニン…というかオニカサゴ…っていうか本当はイズカサゴ
それほど頻繁という訳ではないのですが、最近ちょくちょく見かけます。
アラといいシャニンといい、岩場に根付いて生息されると一般的に言われている魚が、どこにも隠れる場所のない平場にふらっと遊びに出てきてしまう…
今はそんなシーズンなんでしょうかね?

それからこの黒ムツ。
なんだか色が茶色みがかっていて、普通の黒ムツとはちょっと違うような気が
その色から判断すると、“黒”が付かない普通の『ムツ』である可能性もあるのですが、そもそも上越漁協の競りでは“ムツ”の名の付く魚であれば“黒”でも“赤”でも関係なく全て“ムツ”として扱われるので、たとえ“無印”であったとしても“ムツはムツ”という結果になるのでしょうね、きっと

2008/06/13 セイカイ

最後にセイカイ
例年、これから7月初旬くらいまでにかけて、ある程度まとまった数の大振りなセイカイが捕れる時期となります。
本日捕れた最大の物は全長約30造函∩蠹な大きさ。
ここまで大きいと、丸々一匹を一人前としてお皿に盛りつけるのも少し気が引けてしまうかもしれませんが、このくらい大振りなセイカイを塩焼きにすると最高に美味しいです

その白身は箸で摘むと大きくほぐれて、それを口一杯に頬張ると何ともいえない贅沢な食感が楽しめ、更に尚、噛みしめるほどに溢れ出す旨味成分と、香ばしく焼けた皮の風味とが合わさりあい、極上の味わいを醸し出します。

これはまさに魚の域を超えた美味しさで、まるで上質な牛肉を食べているかのよう。
いや、むしろそれより美味しいと断言してもいい程の絶品ぶりで、最初どんなに大きいと感じたとしても、必ずや一人でペロリと平らげてしまうことでしょう

この言葉に偽りは御座いません。
絶対に美味しいですから、是非食べてみてください。

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黒ムツ『クロムツ=黒ムツ』

糸魚川近海では冬から春先に掛けて極少量が水揚げされる隠れた高級魚。
黒みがかった魚体が特徴でサイズは大旨体長25センチ前後、重さは0.5〜1圓箸笋箴振り。
この時期には『アカムツ』『セイカイ』と同様に水深100〜150辰粒つ貮婉瓩鮴限域とし、主に刺し網・底引き網で漁獲されます。

『アカムツ』は知っているけど『クロムツ』って何?

この魚に関しての世間の認識って、恐らくこんなモノでしょう。
また、例え『クロムツ』の存在を知っていたとしても、『アカムツ』の代替魚くらいの存在にしか思われていないのかもしれません。

元々少ない漁獲量。それ故、必然的に低くなる知名度を踏まえて考えれば、致し方のない成り行きといえるでしょう。

そんな世評を受け続けるクロムツですが、実際に食べてみるとアカムツに負けず劣らずの美味。
脂ののりはアカムツ以上ともいわれ、癖のない上品な味わいの身は煮付け・塩焼き・刺身・鍋物など、如何様に料理しても美味しく頂けます。

因みに、同じく『ムツ』を名乗るアカムツとは同じスズキ目の魚ではあるものの、実際には全くの異種。
ですが、ウチの漁協の市場では赤・黒の区別なしに『ムツ』の名で一緒くたに競られており、通常は競り値も全くの同値。区分的にも高級魚として認識されています。


以上のように、世評と実像とが大きくかけ離れた感のあるクロムツ。
この時期のアカムツと同様、地物のクロムツにお目に掛かる機会は滅多に無いかとは思いますが、幸運にも出会うチャンスがありましたら、アカムツ同様に愛おしんで召し上がってやって下さい
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