2017年08月

8/27(日)は、受験生の会場模擬テストだった。

結果はまだ戻ってきていないが、
夏休みリスニング特訓(8/1記事)の成果はすぐにわかった。

通い放題で毎日さぼることなくビッチリと行ってきた生徒達は、
リスニングで1点も逃していないと喜んで帰ってきた。
これで、リスニング点は満点ゲット!

単数と複数の発音の違いも聞き分けることができたと
笑顔で報告してくれた。

リスニング
模擬テストが終わって疲れている中、教室に現れ、
その日のうちに自己採点と見直しをする真剣な生徒達。
その場で、他教科も含む問題の解説会となった。

この姿、この子供達の笑顔こそ、疲れが吹き飛ぶ瞬間だ。
子供達も「努力が報われた瞬間」を体感してくれただろう!

成功している者は、すべからく努力している者だ。
まして勉強での努力は結果が見えやすい。
頑張った甲斐があったと思う。

でも、これで安心するな。
次に行くぞ! 次!




夏休みももう終わりである。
生徒達は、本当によく頑張ってくれたと思う。

夏休みの初めには、英検、数検などの受験で頑張り、
ほとんどの生徒が結果を出した。
惜しくも涙を飲んだ生徒も10月の検定に向けて
夏休み中も復習や先取り学習と並行して検定対策を行なっていた。

ほとんどの生徒が、夏休み明けの定期テストでは、成績を上げてくれるだろう。
だが、夏休み中に頑張っていたのは、我が塾の生徒ばかりではない。
他の塾生も総じて頑張っているはずである。

そこで、頑張り方により差が出てくる。
うちの生徒達には、今まで学習してきた所の総テストを行い、
弱点をあぶり出し、そこを復習させ、基本を徹底させた。
また、問題集なども2周以上は行わせている。
生徒によっては、3冊の問題集を7周以上している生徒もいる。
この生徒は受験生だが、鉛筆の持ちすぎ、文字の書きすぎで手に支障をきたし、
病院通いになったツワモノである。

生徒たちが、定期テストでどういう結果を出してくるのかとても楽しみだ。

しかし、夏休み中にやりきった!と思う生徒でも慢心はいけない。
また、足りなかったと思う生徒もまだ力を落とさなくていい。
まだ勝負は続いているのだ。


そんな先輩たちの中、振替や講習時間を使って、2日連続6時間ずつ塾にいた小学生もいる。
もちろん、他の日も通塾している。
嬉しいことに、塾が大好きだと言ってくれる。
なるべく塾に残りたくて、あの手この手を使って、
塾と保護者に交渉してくるやり手の小学生だ。

大きくなったら塾の営業として活躍してもらおう!
少年

当塾では、小学生には全員英単語の学習をさせている。
日常よく使うような簡単な単語から教えているのだが、
中学生が苦戦している中、総じて小学生は楽しんで行っている。

中学に入って必要にせまられて学習し、
嫌いになってしまう前に
まずは英語は楽しいと思わせることが必要。

実際、英語の学習をやりたがる小学生が多い。
小学生が普段使うような言葉を英語で教える。

そうするとなんとなくカッコイイので覚えようとする。
最初はそれでいい、楽しくなくては続かない。

そして、単語力がなくては、いくら文法が出来ていても文章は作れない。

極端な話、これが形容詞でこれが助動詞などというのは、覚えなくてもいい。
実際の試験でも、この文章の形容詞はどれですか?なんて問題はほとんどない。
英語の文章そのものを覚えることによってそんなものは後からついてくるだろう。


もとより英語は教科である前に言語である。
英語圏の国にいくと小さい子供たちが、当然、スラスラと英語で話している。
そういう子供たちを見て「英語、超うめ~!」とつぶやいたら、
「あたりまえやん!」と関西弁で返されたことがある・・・。
アメリカ人が関西弁でツッコムことができるのだから、
日本の小学生に英語ができないわけがない?!


ちなみに、私が中学の頃はアルファベットの筆記体を授業で習っていた。
テストなどでも筆記体で解答を書いていたが、いまは筆記体を習わないようだ。

たまに英文などを筆記体で書いて説明などすると、「何この字?」と言われる。
「これは英語の筆記体だ」と教えると、中学生の反応は、
「字が汚いだけかと思った~! ぎゃははは」だ・・・。
小学生の反応は、「カッコイイ~! 僕の名前もそれで書いてみて」という反応が多い。
それで自分の名前を一生懸命練習する子もいる。

まずは興味をもたせる。そこからだろう。
ちょっと古いが、「あっぽーぺ~ん 」でOK。


当塾では、英単語をある程度覚えると、ちょっとしたお菓子のプレゼントがある。
バスケットに色々小分けして入っている。
チョコレートやクッキーなどに交じって異色な栗饅頭があるが、なぜか当塾では、
小学生から高校生まで栗饅頭が大人気である。

私が子供のころは、チョコレートがお菓子の王様であったはずなのに、
栗饅頭とは・・・

渋すぎるぜ!
無題







千葉県公立入試においても時間内に問題を解く為の時間配分は重要だ。

まずは最初にすべての問題を1分ほどで簡単に確認し、時間配分をする。
これができるようになるにはトレーニングが必要。
当然のことながら、個々の能力、得意、不得意により生徒によって
時間配分は全く異なってくる
ので、開成ラボでは、それぞれに合った時間配分の
目安をつけられる訓練も行う。


cut27
<数 学>
毎年入試の大問1は、計算問題が6問出題されるので、
ここは必ず解いておきたいが、
時間はかけられないので、スピード勝負となる。
普段から時間を意識した練習をすることが大切なので、計算問題の練習をする時は、
常に時間を意識して訓練する。
正負の数、累乗、文字式、方程式、平行根などがバランスよく出題されるので、
基本的な計算力を身に着ける必要がある。

大問2は、
小問集合問題となっており、規則性、一時関数、二次関数、
平面図形(作図を含む)などから出題される。
ほとんど基本レベルの1行問題となるが、作図はある理由から後回しにする方がベター。
2問までで、60点近く取る事ができるので、計算、1行問題を繰り返し練習する必要がある。
ここに時間はかけたくない。

大問3は、
関数と図形の複合問題が出題される。
上位校を目指すのであればここは無視できない。
関数に関しては、色々な問題を数多く解いて、パターンに慣れる事により、
スピードアップが望まれる。
通常大問のなかに(1)~(3)まであるが、(1)(2)は比較的簡単に解ける問題になっているので、
2)までは解いておきたい。
3)については、解けそうと判断出来たら時間と相談してチャレンジ。

大問4は、
図形の証明問題となるが、証明問題はある程度パターンが決まっているので、
証明問題が苦手であるなら様々なパターンの証明問題の演習を行い練習する。
空欄を選択して埋める部分は確実にものにしたい。


大問5は、
規則性などの問題が頻出されている。

数学に関しては、計算力、問題を把握する能力が時間を左右するので、
常に時間を意識して学習を行っていく必要がある。
大問2以降の最終設問には、ちょっとしたコツがある。
ここにも注意が必要。



<英 語>
英語は近年大問9題まで出題されている。
今年度のリスニングは、大問1から大問4までと配点がアップしていた。
大問5では、語彙、文法の問題。
大問6では英作文。
大問79で読解となっている。

大問
14リスニング問題はそれほど難しい内容ではない。
すべて記号選択式なので、解らなくても必ず答えを書く事。運がよければ正解になる。
リスニングの内容を思い出そうと時間をかけてはいけない。

大問
5は語彙、文章の問題となっているが、ここは数分で終わらせたい。
単語力が不可欠。

大問
6は英作文。
イラストを見て、その吹き出しにシチュエーションにあった文章を20語程度で埋める。
ただし、昨今の入試傾向から、自分の意見を述べる英作文にかわる県が増えているので、
来年度は微妙であるが、トレーニングで、ここはかなり時短できる。

大問
7以降は、英文を読み理解する事が重要になってくる。
普段からどの程度、英文や音読トレーニングを行ってきたかで、スピードに差も出る。


<国 語>
国語の特徴は、全体的に問題数が多い、また聞き取りの問題が出題される。

大問
1聞き取りの問題となっている。
1)から(4)まであるが、ここに時間はかけないように。

大問
23は、漢字の読み書きの問題が出題される。
思い出せないものをいつまでも思い出そうと時間をかけてはいけない。

大問
4は読解の問題。
大事なのは、解くスピードよりも問題を読み、問題を理解するスピードとなる。
大問4から大問6は、古典に自信がある者なら後回しにし、大問7の古典を先に解いてもいい。

後は残りの長文読解、作文。

残りの時間で
大問456を解かなければならない。
問題を正確に読むスピードが非常に重要になってくるので、
演習を繰り返して時間の短縮をはかる。
また、大問456以外の大問も目標時間より、13分短縮するつもりで演習を重ねる事が
大事になる。
なにより読解のスピードを鍛える必要がある。



まとめとしては、テストにおいて無駄な時間は一切ないという事だ。
確実に点数の取れそうな問題から解き始める事が大事になる。

単語、漢字など、いくら考えて思い出せない問題(考えたところで分からないもの)は、
時間がもったいないのでいつまでも思い出そうとせず先に進む。

英語、国語の長文問題では、一気に集中して解くようにする。
長文読解など解いている最中に、問題を移動するのはお勧めしない。
最悪、途中まで読んだ文章をまた最初から読まなくてはならなくなるので、
長文に入ったら出来る限り一気に解くようにする。
時短方法は、塾にて伝授する。

入試は、朝からスタートする。
「自分は夜型だから・・・。」という生徒は朝方に変えていく必要がある。
朝に集中できるよう、休みでも朝はしっかりと起き、
平日は学校に行く前に音読をして
時間を意識した生活を送ろう!






開成ラボの教室の一角には、クイズ感覚の小学生算数の問題が複数枚貼られている。
これは定期的に更新され、小学生~高校生、全員が挑めるようになっている。

こういう系統の問題は、なかなか面白い。
中学生、高校生の知識を使って問題をとくと簡単に解ける問題が多々あるが、
それはさせない。

小学生の知識のみを使って問題を解かせる。
そうすると、三平方の定理、や三角関数などが使えなくなる中で、
いかに柔軟に考えて工夫するかが求められる。

色々な考え方が出てくるので、どんな解き方をしたか、
それを話し合っている生徒達の会話を聞くのもまた面白い。
図形パズル
小学生の問題だと思って馬鹿にすることなかれ。
始めは大抵の生徒が苦戦する。
しかし慣れてくると、頭の中の引き出しを自由自在に開く事が出来るようになってくる。
積極的に行う意欲的な生徒は、やはり成績の伸びも早い。

受験生には特に積極的に行うように進めているが、
クイズ感覚でできる事もあって、小学生も夢中になって解いている。
かえって高校生の方が苦戦する事もしばしば。

正解した生徒には、どうやって解いたかを説明してもらう。
合格であれば、ちょっとしたお菓子がもらえる。

その掲示板に問題を貼り、お菓子箱を抱えているのは、
塾長である自分ではなく、塾長より権限のあるスタッフである。

お腹のすいた生徒は、小腹を満たすために
休み時間や帰りの時間を使って、解きに行く。

自分もお菓子欲しさに生徒と競い合って解いている。

しかし、自分がしっかりと解いてもお菓子にありつける確率は低い。
塾長は頑張ってもなかなかお菓子がもらえないシステムらしい・・・。

これからも生徒達には、楽しみながら柔らか頭になってもらおう。




↑このページのトップヘ