2017年08月
ツワモノ
そんな先輩たちの中、振替や講習時間を使って、2日連続6時間ずつ塾にいた小学生もいる。
塾と保護者に交渉してくるやり手の小学生だ。
小学生英語と栗饅頭?
千葉公立入試の時間配分
千葉県公立入試においても時間内に問題を解く為の時間配分は重要だ。
まずは最初にすべての問題を1分ほどで簡単に確認し、時間配分をする。
これができるようになるにはトレーニングが必要。
当然のことながら、個々の能力、得意、不得意により生徒によって
時間配分は全く異なってくるので、開成ラボでは、それぞれに合った時間配分の
目安をつけられる訓練も行う。
<数 学>
毎年入試の大問1は、計算問題が6問出題されるので、
ここは必ず解いておきたいが、時間はかけられないので、スピード勝負となる。
普段から時間を意識した練習をすることが大切なので、計算問題の練習をする時は、
常に時間を意識して訓練する。
正負の数、累乗、文字式、方程式、平行根などがバランスよく出題されるので、
基本的な計算力を身に着ける必要がある。
大問2は、小問集合問題となっており、規則性、一時関数、二次関数、
平面図形(作図を含む)などから出題される。
ほとんど基本レベルの1行問題となるが、作図はある理由から後回しにする方がベター。
第2問までで、60点近く取る事ができるので、計算、1行問題を繰り返し練習する必要がある。
ここに時間はかけたくない。
大問3は、関数と図形の複合問題が出題される。
上位校を目指すのであればここは無視できない。
関数に関しては、色々な問題を数多く解いて、パターンに慣れる事により、
スピードアップが望まれる。
通常大問のなかに(1)~(3)まであるが、(1)(2)は比較的簡単に解ける問題になっているので、
(2)までは解いておきたい。
(3)については、解けそうと判断出来たら時間と相談してチャレンジ。
大問4は、図形の証明問題となるが、証明問題はある程度パターンが決まっているので、
証明問題が苦手であるなら様々なパターンの証明問題の演習を行い練習する。
空欄を選択して埋める部分は確実にものにしたい。
大問5は、規則性などの問題が頻出されている。
数学に関しては、計算力、問題を把握する能力が時間を左右するので、
常に時間を意識して学習を行っていく必要がある。
大問2以降の最終設問には、ちょっとしたコツがある。
ここにも注意が必要。
<英 語>
英語は近年大問9題まで出題されている。
今年度のリスニングは、大問1から大問4までと配点がアップしていた。
大問5では、語彙、文法の問題。
大問6では英作文。
大問7~9で読解となっている。
大問1~4のリスニング問題はそれほど難しい内容ではない。
すべて記号選択式なので、解らなくても必ず答えを書く事。運がよければ正解になる。
リスニングの内容を思い出そうと時間をかけてはいけない。
大問5は語彙、文章の問題となっているが、ここは数分で終わらせたい。
単語力が不可欠。
大問6は英作文。
イラストを見て、その吹き出しにシチュエーションにあった文章を20語程度で埋める。
ただし、昨今の入試傾向から、自分の意見を述べる英作文にかわる県が増えているので、
来年度は微妙であるが、トレーニングで、ここはかなり時短できる。
大問7以降は、英文を読み理解する事が重要になってくる。
普段からどの程度、英文や音読トレーニングを行ってきたかで、スピードに差も出る。
<国 語>
国語の特徴は、全体的に問題数が多い、また聞き取りの問題が出題される。
大問1聞き取りの問題となっている。
(1)から(4)まであるが、ここに時間はかけないように。
大問2・3は、漢字の読み書きの問題が出題される。
思い出せないものをいつまでも思い出そうと時間をかけてはいけない。
大問4は読解の問題。
大事なのは、解くスピードよりも問題を読み、問題を理解するスピードとなる。
大問4から大問6は、古典に自信がある者なら後回しにし、大問7の古典を先に解いてもいい。
後は残りの長文読解、作文。
残りの時間で大問4・5・6を解かなければならない。
問題を正確に読むスピードが非常に重要になってくるので、
演習を繰り返して時間の短縮をはかる。
また、大問4・5・6以外の大問も目標時間より、1~3分短縮するつもりで演習を重ねる事が
大事になる。
なにより読解のスピードを鍛える必要がある。
まとめとしては、テストにおいて無駄な時間は一切ないという事だ。
確実に点数の取れそうな問題から解き始める事が大事になる。
単語、漢字など、いくら考えて思い出せない問題(考えたところで分からないもの)は、
時間がもったいないのでいつまでも思い出そうとせず先に進む。
英語、国語の長文問題では、一気に集中して解くようにする。
長文読解など解いている最中に、問題を移動するのはお勧めしない。
最悪、途中まで読んだ文章をまた最初から読まなくてはならなくなるので、
長文に入ったら出来る限り一気に解くようにする。
時短方法は、塾にて伝授する。
入試は、朝からスタートする。
「自分は夜型だから・・・。」という生徒は朝方に変えていく必要がある。
朝に集中できるよう、休みでも朝はしっかりと起き、
平日は学校に行く前に音読をして時間を意識した生活を送ろう!