開成ラボでは、会場模試が終わった後に塾を開放して、
問題をよく覚えているうちに模試の解説を行っている。
(参考記事はこちら)
数学を中心に行なっているが、先日一人の生徒から次のような提案があった。
『自分は、数学はほぼ解けている。
解説を聞いていると、自分なりの解説方法も頭に浮かぶ。
試しに、友達に解説をしてみたら
自分もとても勉強になり、より知識が深まった。
今度、自分の為にも解説をさせてもらえないだろうか?』
なんとも頼もしい。
人に教えるという事は、自分自身も深い理解がなければ
説明できないものだ。
開成ラボでは夏休み前に、塾内高校生に中学生の分野の復習も兼ねて、
一人につき1~2回、無料登校日に塾長ヘルプをお願いしている。
高校生たちの反応は様々だが、
『説明しても分からないと言われると、わかってもらう為に
色々な角度から説明しなければならないし、
今まで忘れていた知識もフル登場させなければならず、
変なアドレナリンが出まくった。
でも、とてもいい勉強になった。』という類の事は誰もが言う。
確かにはたから見ていると変な汗をかいているのがわかる。
自分はそれをニヤニヤしながら見ているのだが・・・。
そんな先輩達の姿も見ているからだろう。
彼は高校生になる前にかって出たのだ。
そして、会場模試の解説は彼に任せてみた。
最初はすこし緊張気味な面持ちであったが、
時間がたつにつれてだんだん乗ってきたようである。
解説もスムーズで、他の生徒にも好評であった。
彼も解説をするために会場模試の後、
すぐに解説の為の支度にとりかかっている。
今まで以上に勉強になったであろう。
これからも楽しみである。