開成ラボでは、必ず授業開始前に 5分~10分で終わる進級式小テストを行っている。

5教科分用意し、78種類あるのだが、基本的にはどの分野のテストから
行っても良い事になっている。
ただし定期テスト前などは、それに合わせた小テストを全学校分(中学校7校分)
作成するので、それを優先的に行ってもらう。

小テスト

小テストの様子を見ていると、英単語に苦労している生徒が多く、
「どうやって覚えたらいいの?」という質問が出る。

ローマ字読みで覚える、イメージ作りで覚える、
連語で覚えるなど、方法は色々あると思うがどれもが正解であり、
それぞれに合った方法を取ればいいのだが、
おおむね有効なのが四感を使う方法なので、それを進めている。

目、耳、口、手。

単語10個前後を覚えるとしたら
単語を目で確認しながら声に出し、耳から入れて覚える。
最後に覚えた単語10個を確認の小テストで書くという流れ。

間違えた単語はもう一度覚えてから、再テスト
これの繰り返しである。

ちなみに私も英単語などは基本的には書いて覚えることはしない。
たまに、モチベーションが上がらない時、
本格的な勉強の前のウォーミングアップで英単語を書くのは、いい方法だと思う。
手を動かして勉強モードに入るために行う。
それでも繰り返しているうちについでに英単語を覚えていたりするので、有効だ。

人は100%覚えても20分後には42%忘れてしまう。

だから日々の繰り返しが重要になってくる。

たかが小テスト。
されど小テスト。

毎回の小さな積み重ねがしっかりとした土台を作っていく。

勉強もゲームと一緒。
より多く経験値を上げた者がボスにたどり着き、
経験量とそれにより得た力でボスを倒す。

面倒で戦わず、放浪しているだけの者は、
そこから先の景色を見ることはない。