開成ラボの教室の一角には、クイズ感覚の小学生算数の問題が複数枚貼られている。
これは定期的に更新され、小学生~高校生、全員が挑めるようになっている。

こういう系統の問題は、なかなか面白い。
中学生、高校生の知識を使って問題をとくと簡単に解ける問題が多々あるが、
それはさせない。

小学生の知識のみを使って問題を解かせる。
そうすると、三平方の定理、や三角関数などが使えなくなる中で、
いかに柔軟に考えて工夫するかが求められる。

色々な考え方が出てくるので、どんな解き方をしたか、
それを話し合っている生徒達の会話を聞くのもまた面白い。
図形パズル
小学生の問題だと思って馬鹿にすることなかれ。
始めは大抵の生徒が苦戦する。
しかし慣れてくると、頭の中の引き出しを自由自在に開く事が出来るようになってくる。
積極的に行う意欲的な生徒は、やはり成績の伸びも早い。

受験生には特に積極的に行うように進めているが、
クイズ感覚でできる事もあって、小学生も夢中になって解いている。
かえって高校生の方が苦戦する事もしばしば。

正解した生徒には、どうやって解いたかを説明してもらう。
合格であれば、ちょっとしたお菓子がもらえる。

その掲示板に問題を貼り、お菓子箱を抱えているのは、
塾長である自分ではなく、塾長より権限のあるスタッフである。

お腹のすいた生徒は、小腹を満たすために
休み時間や帰りの時間を使って、解きに行く。

自分もお菓子欲しさに生徒と競い合って解いている。

しかし、自分がしっかりと解いてもお菓子にありつける確率は低い。
塾長は頑張ってもなかなかお菓子がもらえないシステムらしい・・・。

これからも生徒達には、楽しみながら柔らか頭になってもらおう。