ローゼンクランツ・リケーブルは、
0.05kaiserの倍数で設計してあり、
全長の基本は1.05kaiser(1102.5mm)。

三段跳びのホップ、ステップ、ジャンプに準えると。
ケーブルの先端からネームプレートまでの、
「ホップ」が0.15kaiserは全製品共通。

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「ステップ」に当たる分岐までの基本長は14倍長の0.7kaiser。
「ジャンプ」が7倍長の0.35kaiserとなっていて、
ステップは全長の2/3であり、ジャンプは1/3に当たる。
即ち5度の音階を構成しているのだ。

こうして全ては音の周期を考えている。
その中で素線径や本数によって、
僅かに音のピッチが変わって来る。
その際は必ず2歩目のステップで調整する。


ちなみにこちらは、HP-K's Bloodの図面だ。
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その間合いをミクロ単位で調整する必要がある。
それはあらゆる音楽を聴いた上で、
全ては貝崎静雄の耳と脳で決めている。


現在開発中の190シリーズは次の通り。
26AWG 1.052kaiser → 1.043kaiser
25AWG 1.052kaiser → 1.053kaiser
24AWG 1.052kaiser → 1.039kaiser 

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この音を聴いた限りは買うしかない!
そんな魔性の音が存在するのだ。
音楽好きにとって至福の瞬間である。

こうした趣味人はモノを買う時には、
金額の多寡ではなく、
自分にとって価値があるか?!
本能的に瞬間に閃くものだ!

そう想った時が買い時であり、
そこが一番重要なのだ!


その見切りが解らなければ、
ハイエンド製品は生み出せない。

音楽通を唸らせる秘密がそこにある。