カテゴリ: リケーブル(全般)


'21.03.30 加筆修正
以下の記事は5年前に書いたもの。

HP-Rainbowに使っている素線径は50ミクロン。
イヤホンケーブルではよく見かけるサイズ。
従って、よく似た傾向の音のケーブルは多い。

では、同じような素線径を使ったケーブルと、
どこがどう違うのか?!
一言で言うと、位相の違いである!



"Rainbow"は完璧な位相を成している!


それを実現するには音の良し悪しと、
その周期性の関係を身体で理解しなければならない。
即ち聴いて位相角が判断出来るようになる事である。

オーディオ設計に一番欠かせない能力だ。


その秘密の全ては私が開発した、

”音を計る物差し”

”カイザーゲージ”の中に盛り込まれている。





それを体得するしかないのであるが、
出来る者が居ないのである。
それを手に入れる方法はただ一つ。


タイミングのズレた音のパターンと、
更にその無限にある間合いと方位の関係性を、
重ね合わせる訓練しか無いのだ。

位相は大雑把に分けると、
90°、180°、270°、360°の四つのグループになる。
よく似た90°と270°の聞き分け判断が難しい。


野球のバッティング時に変化球を打つべく、
打者は過去の経験を積分した上で、
脳内で予測を立てながら微分計算し、
動物的本能によって対応しているのである。

それは球の速度域にも言えるし、
バットの芯と振動周期の関係を、
インパクト時の手応え感と音で掴むのである。



この感覚を、”オーディオアスリート”

とネーミングしたのである。

私のオーディオ技術の全ては、
このエネルギー力率から導き出している。



答えは今鳴っている音の中に潜んでいる。
それを読み解くインテリジェンスが試されるのだ。


位相とは時間軸を角度で表したものである。
時計と同じと思って貰うと分かり易い。
位相の狂いはタイミングのズレを意味するのである。


タイミングがズレた音はアタックが弱い!
打楽器系の音がぬるいのである。



正しい位相と狂った位相の、
音の違いはどこにあるのだろうか?
分かり易く説明してみたい。

このケーブルは「低音が伸びている」とか、
「高音が魅力的」といった言葉をよく耳にする。
そういう感想を述べる時は、
位相が狂っているとみて良い。

低音とは低い方に外れた音であり、
高音とは高い方に外れた音なのだ。


音楽としての音は低いも高いも無く、
人の声を中心に全ての音が、
混然一体となって鳴り響くのである。
それがミクロマクロの和音調和というものだ。


PA装置を使った演奏は別として、
生楽器だけで演奏している時に、
「低音がどう」とか、「高音がどう」とかは、
誰も絶対に言わない。
楽器の音色として認識しているからに他ならない。

他方、「低音が・・・」、
「高音が・・・」、と言っている時は、
スピーカーの音として脳が認識しているから、
そうした言葉になってしまうのだ。

要するに楽器として認識出来ない事を、
無意識下で表現しているのである。

それを端的に示しているのが、
ベースとバスドラの識別不能な音だ!


ローゼンクランツのケーブルは、
低・中・高音の位相が完璧に揃っているから、
スピーカーから出ているはずの音であっても、
楽器の音として脳が認知するのである。


立体音場が立体録音されたまま、
立体再現出来ている証なのである。

ステレオ録音がステレオとして、
正しく再生されるかどうか?!

これをローゼンクランツでは、


「音と音楽の違い」と呼んでいる。






S字型レール嵌合式のPenetrated Rectangle。
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イヤホンリケーブルには綾織り構造が多い。
写真のHP-Masterpieceは当社初の綾織り構造を採用。


この構造の長所は取り回しの良さと解放された音にある。一方でスピード感とパワー感は得意ではない。特に低音楽器のアタックに弱くもわっとした音が多い。極細線を使っている場合は特にその傾向が顕著だ。織り方の塩梅でかなりの調整は効くが、元々ある素地を払拭するのは容易ではない。

その解決に金属塊を音響核として音楽振動に乗せる技を編み出した。無垢のままでは音抜けが良くないので、貫通文字を設計に織り込んだ。複雑な立体形状によって表皮面積が増し、多彩な音色と共に振動の抜けが一気に良くなる。特に管楽器の共鳴音でありシンバルの炸裂する音やトライアングルの音飛び等が生々しい音に変身する。


Penetrated Rectangle ¥70,000(税別)を、
HP-Masterpiece¥250,000(税別)に装着。
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この長方形音響核をリケーブルに装着すると全く別物の音に変身する。ケーブル全長の2/3(ソ)に当たる5度の音階で組んでいるから、リズムとテンポに関しては信じられないほど音楽的魅力が増すのである。この技法をローゼンクランツでは「和音式加速度組み立て」と呼称している。

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その徹底ぶりは凄まじく、振動の始点となるOの文字は3/4(ファ)のポイントでネジ止め。長さと幅は1/3で、角は1/3と2/3の角度に構成されている。長さの比率配分を音階と重ねた設計にしてあるところが音楽的魅力を生み出す要素であり物理的道理でもある。

世界初の技術によって音楽に命が吹き込まれる。
燦々と輝くHP-Masterpieceの音世界を体験して欲しい。






高級ケーブルHP-Masterpiece.

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今回は注文を受けて出来上がるまでに2ヵ月を要した。
これから、ニ三日ヒアリングテストを経て出荷となる。

HP-Masterpieceの音像定位と空間描写は、
特筆すべきレベルの完成度に達している。
誰彼と真似の出来るものではない。

編み込みの塩梅と手触り感が何とも言えない。
赤ちゃんのもち肌に触れたかのようである。


オプションのPenetrated Rectangle(貫通文字音響核)を、
分岐部に取り付ける事で一気に音が生々しくなり、
音楽に統率感一体感が生まれるから不思議だ。

一旦取り付けた音を知るともう手放せない。
アクチュアルサイズの重厚感までも醸し出す。
音響核は音楽に命の息ぶきを与える。

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HP-Masterpiece ¥250,000(税別)
Penetrated Rectangle(貫通文字音響核) ¥70,000(税別)


心のひだの微妙な感情変化を、
精緻なまでに描写する力は他の追随を許さない。
今日のリケーブルの最高到達地点にある事は、
誰もが認めざるを得ないだろう。

そのパートナーとして相応しいイヤホンは、
RK-Silver/PDを一押ししたい。
どちらも徹底して方向性管理に拘った製品である。


高度な音楽表現が求められるクラシック音楽には、
HP-Masterpieceが無類の力を発揮する。
特に天井の高いホールの立体音場は圧巻である。

■HP-Masterpieceのキーワードを含む記事
http://blog.livedoor.jp/kaisersound/search?q=HP-Masterpiece






リケーブルHP-5Tools/25の評判が良い。

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■5Toolsシリーズ
http://www.rosenkranz-jp.com/earphone/products/cable/fivetools/






RbBgは開拓者であると共に功労者。
ローゼンクランツの名声を、
一気に高めた記念碑的リケーブルだ。

eイヤホンのレビューを見て頂きたい。
https://www.e-earphone.jp/shopdetail/000000079293/ct2666/page3/recommend/

レビューの中にもあるように、
線が太く固い事から、
シュアー掛けに適さないとの指摘がある。

そんな方の為に、
HP-RbBgの特注仕様。
ステン針金イヤーフック。

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音楽表現のリズムや抑揚を考慮して、
クリアチューブ部分の長さを変えて、
数か所カットしている。

分断する事で音抜けが良くなる。
長年のノウハウの積み重ねによるもので、
決して真似の出来る技術ではない。

その拘りは針金もクリアチューブも、
響きの方向性を管理している。


■シュアー掛け仕様 (オプション)
http://blog.livedoor.jp/kaisersound/archives/cat_363021.html







eイヤホンの在庫量が少ない事もあるが、
イヤホンケーブルも品切れが続出だ!
https://www.e-earphone.jp/shopbrand/ct2666/page3/recommend/

ポータブルオーディオ業界に参入して、
3年経過してローゼンクランツのブランドも、
かなり浸透して来たようだ。

HP-Contrast 3.5mm MMCXを、
アマゾンに本日11本出荷した。





 
Rosenkranzのリケーブルの中で、
感情表現を得意としているのがHP-Concerto。
ボーカルの好きな方には一押し。
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その色と素材が全てを物語っている。
淡い緑とピンクと青という配色は、
揺れ動く心の内を見事に演じる。


  

ゾクゾクする官能的なボーカル・・・
ライブラリーに是非加えて欲しい!

■HP-Concerto
¥100,000(税別)

4タイプ揃って新発売!
2.5mm、3.5mm、3.5mmL型、4.4mm
IEM 2Pinのみ






ネームタグ取り付けの工夫。

いつもは金属のネームプレートを、
下敷きにしてシリアルナンバーを書き込んでいる。

今回は隙間が少なくて入らない。
角も立っているしチューブに入らない。

さて困った・・・
そこで閃いたクリアケースをカットして下敷きを作ってみた。
これが塩梅が良かった。
次回からはこれで行こう。
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これは開発中の新製品。
音質改善・変換ケーブルの中のひとう。
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今までは音質改善ケーブルとして、
両端とも3.5ミリのオスメスのみだった。
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2.5ミリのリケーブルを4.4ミリで聴きたい。
そこで変換ケーブルの要望が出て来た。
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この製品については別の機会に詳しく触れたい。






HP-K's Blood / Fitear 3.5mm
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200,000円(本体価格)







この音源、皆さんのシステムでは、
きっと平凡な音に聞こえているのでは・・・
私の場合はとてもスリリングなサウンドである。
その差はどこから来るのだろう・・・?!

今開発中のリケーブルは音圧が高い為、
帯域幅の狭い録音であっても
音楽の美味しい中音域がしっかり出る。
これぞケーブルのあるべき姿と言えよう。

私の頭の中にはFive-Tool Cableという名が浮かんでいる。
その語源は以下から来ている。


5ツールプレイヤーFive-tool player)は、
野球選手を表す言葉の一つ。
主にMLBにおいて使われる。

・hitting for average(バッティング・ミート)
・hitting for power(パワー)
・baserunning skills and speed(走塁技術とスピード)
・fielding ability(守備力)
・throwing ability(送球能力)の5項目が高水準の実力を備えている選手を指す






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