いきものがたり 〜十二支になったいきものと、なれなかった猫たち〜嵯峨嵐山文華館企画展「GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ」すみだ北斎美術館

2020年10月18日

「クールベと海 フランス近代 自然へのまなざし」山梨県立美術館

山梨県立美術館で開催中の「クールベと海 ーフランス近代 自然へのまなざしー」に行ってきました。
クールベと海チラシ-1

クールベは、故郷の森や、ノルマンディーの海を繰り返し描いています。特に1860年代以降、海の情景を好んで描き、海の風景画はクールベの作品の中でも当時から人気が高く、総点数は100点以上にもなります。
クールベと海チラシ-2

この展覧会では、クールベが描いた様々な海の絵画だけでなく、故郷の自然や、鹿や猟犬など狩猟をテーマにした作品など、様々なバリエーションのクールベの作品を見ることができます。クールベが描いた裸婦像まであります。
また、クールベだけでなく、モネやブーダン、ターナーなどの海をモチーフにした風景画も多数展示されています。
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右がクールベ・・・だそうです。

これがほとんど国内の美術館の収蔵品というのに驚きました。
日本の美術館のコレクションも本当に大したものですね。海外の作品を借りるのが難しい時期なので、この機会にぜひこのような形でコレクションを融通しあって、展覧会を開催してほしいと思います。
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山梨県立美術館には、特別展示室の他に、ミレーとバルビゾン派の作品を中心に紹介する<ミレー館>、山梨ゆかりの作家たちの作品を中心に紹介する<テーマ展示室>、甲府市出身の作家である萩原英雄の作品やコレクションを紹介する<萩原英雄記念室>があります。

<テーマ展示室>では、「コレクションに見る 水の表現」として、「水」にまつわる作品を紹介が紹介されています。甲州を描いた川瀬巴水の新版画、横山大観、東山魁夷の作品もあります。

「秋の絵画 ~ 野口コレクションから ~」のコーナーでは、甲州の名家であった野口家のコレクションから、美術館に寄贈された作品を見ることができます。土佐光起、山本梅逸などの秋をテーマにした作品ものほか、野口家は、野口小蘋の嫁ぎ先でありったことから、野口小蘋の作品も多数所有しており、今回はそのうち1点が展示されています。

そして、山梨県立美術館の誇るミレー館。同館は全70点ほどものミレーの作品を収蔵していますが、《種をまく人》は改めて見ると、斜面の畑を大股で下りながら、右手に握った種を大地にまく、とても力強い絵なのですね。働く農民の姿を堂々と描いた絵として革新的ともいえる作品です。9月に海外の展覧会から久しぶりに帰国したばかりの作品も展示されています。

ミレー館の第2室では、主にバルビゾン派の作家の作品を展示しています。クロード・ロラン、ドービニーなどの巨匠の作品が並び、特別展といってもいいほどの充実の内容です。今季の展示では、朝日や日没などの情景をとても情緒豊かに描いた作品が並んでいます。また森で働く人を動物とともに描いた作品も多く、動物の表情がとても豊かで、毛並みの表現まで巧みに描かれているのに感心しました。
コレクション展は別料金ですが、ぜひご覧くださいね。公園では彫刻も楽しめます。
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国内のクールベ、バルビゾン派の名品がこれだけまとまって見ることができる機会はあまりありません。わざわざ行く価値のある展覧会です。ぜひご覧ください。

展 覧 会 名 :クールベと海 フランス近代 自然へのまなざし   公式サイト
会 場 :山梨県立美術館 特別展示室
会 期 :2020年9月11日(金)~2020年11月3日(火・祝)
休 館 日 :月曜日(9月21日・11月2日を除く)、9月23日(水)
開 館 時 間 :午前9:00~午後5:00(入館は午後4:30まで)



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