痛風

2010年12月08日

痛風も関節炎を訴える疾病のひとつです。
この痛風という病名はよく耳にすると思いますが、プリン体を含む食品の食べすぎなどによって、体内の尿酸値が上昇し、尿酸結晶が組織に蓄積して刺激されて関節炎を発症させるものです。

痛風というものは、関節炎の他にも虚血性心疾患や腎臓障害を引き起こす可能性のある恐ろしい病気です。

この痛風の歴史は非常に古く、紀元前3500年もさかのぼることができ、レオナルド・ダ・ビンチやアレキサンダー大王も痛風患者だったとされています。
俗に贅沢病とも言われるのは、カロリーの高い食事やアルコールを好む人によく見られる病気だからです。

痛風による関節炎は、特に痛みが激しいとされています。
ほとんどの方は、突然の痛みに驚くそうです。

痛風が原因の関節炎は、痛風関節炎に分類され、患者の割合としては、圧倒的に男性が多いです。
女性の場合だと、女性ホルモンの尿酸排出作用のために100人中2~3人程度といわれています。

足の親指の付け根あたりに関節炎が起こりやすいとされます。
この部分が急激に痛んだり、普段から尿酸値が高いと指摘されいるなら、痛風関節炎を疑ってもよいと思います。
ただし、足の親指の付け根は、スポーツやケガなどでも痛みやすい部分ですから、自己判断で悩むよりかは、医師の診察を受けましょう。

kaitenlife at 17:45