将棋  序盤研究会

将棋の序盤定跡研究会

 第1図を再掲します。
2018-04-19a
 
 ここで先手には A ▲1六歩と受ける手 B ▲7八飛と回る手の2つの手があります。
 第1図からの指し方
 ▲7八飛△8八角成▲同銀△3二銀(テーマ3図)
2018-04-23c
 この章は先手が△1四歩に対し端を受けずに▲7八飛とまわる変化を見ていきます。この手に対して後手は△8八角成と交換して△3二銀。角交換してから△3二銀では△4二玉という手もあるのですが、△4二玉は別に取り上げます。後手は次に△4五角を狙っています。
 次回から当ブログでは、①▲5八金(▲6八金)②▲4八玉③▲1六歩の3通りの対応を調べてみます。

 第1図を再掲します。
角頭歩戦法▲2五歩型急戦
 当ブログではここから▲2三飛成に、△2二飛▲2四歩△3二金(α図)
2018-05-21a
の進行を本線としていますが、世間一般には△2三同飛~△4五桂の進行が後手の切りかえしとして有名です。この回はそちらの進行を調べてみたいと思います。
  第1図以降の指し方
▲2三飛成△2二飛▲2四歩△同飛▲同歩成△4五桂(β図)
2018-05-22a
 ここが先手にとって分岐点になります。ここでは①▲2五飛②▲2一飛③▲4八金④▲6八玉の4つの対応に分かれます。今回は①の▲2五飛を調べます。
 β図以降の指し手①
▲2五飛△3五角▲3六歩△5七角成(γ図)
2018-05-22b
 ▲2五飛は桂取りにあてて、△5七桂不成(桂成) なら、▲2四角で桂馬を抜いてしまおうという手ですが、△3五角がぴったりな手。プロ間では▲3六歩に代えて▲2四角と合わせた実戦例もありますが△同角と取って何の問題もありません。ここでまた分岐点で、▲4五飛か▲5八金左に分かれます。まずは▲4五飛から。
 γ図以降の指し手①
▲4五飛△6七馬▲4三飛成△4二銀▲4六竜(かえて▲2四角は△5二金右で大丈夫)△8九馬▲7七角△5六飛(δ図)
2018-05-25a
 ▲4五飛には△6七馬が飛車桂の両取り。先手は一回▲4三飛成と成ってきますが、冷静に△4二銀とはじいておいてどうか。以下は△8九馬~△5六飛と竜を消して後手が指しやすい展開だと思います。
 γ図以降の指し手②
 ▲5八金左△2八歩(途中1図)
2018-05-28a
▲4五飛△5八馬▲同玉△2九歩成▲4八銀△7八飛(ε図)
2018-05-28c
  当ブログで△2三同飛~△4五桂ではなく△3二金を紹介した理由は、この▲5八金左が厄介だったからです。しかし、ソフトに深く読ませてみると途中1図の△2八歩という謎の好手を示してきました。この後も難しい攻防が続くと思いますが、途中1図の局面は難解ながら後手も戦えるのではないでしょうか。途中1図の形勢は難解ながら後手も戦えるのではないでしょうか。
 今回紹介した変化はあくまで変化の一例で、あまりにも変化が多かったのでまとめ切れませんでした。皆さんも調べてみると意外と面白い鉱脈が発見できるかもしれません。丸投げともいう。


 石田流とは江戸時代の盲目の棋士石田検校が生み出したと言われている、攻撃的な三間飛車です。飛車を7六(後手番なら3四)に配置し飛車の横利きで飛車先を受けます。石田流と一口に言っても、早石田、石田流本組み、升田式石田流など様々なバリエーションを持っているので、アマチュア間に絶大な人気を誇っています。
 テーマ図までの指し方
▲7六歩△3四歩▲7五歩  
 2018-04-16d
  △3四歩に▲7五歩と突くのが第一歩です。詳しい説明は省略しますが二手目に△8四歩と突けば石田流を相手にすることはありません。石田流が嫌いな人は二手目△8四歩をお勧めします。
 ただ相手から無理やり石田流にしてこようとする変化はあります。二手目△8四歩党の人はこの変化もおさえといたほうがいいかもしれません。
 この変化は二歩千金さんの現代振り飛車ナビというサイトが詳しいです。
 
 参考記事-初手7八飛(猫だまし戦法)からの無理やり石田流 
 
 さきほどの図を再掲します。
2018-04-16d
 この局面で後手には△8四歩△4二玉△8八角成△5四歩などいろいろ有力策がありますが、自分は△1四歩という手を愛用しています。
 上図からの指し方 △1四歩 (第1図)
2018-04-19a

 この4手目△1四歩はいわゆる「後出しじゃんけん」というやつです。この手の狙いは、先手が端を受けたら相振り飛車、端を受けなかったら位をとって居飛車の二面作戦です。具体的に見ていきましょう。
 A 五手目に▲1六歩と受けた場合
 第1図からの指し方① ▲1六歩△5三歩▲6六歩△4四角▲7八飛△2二飛 (第2図)
対早石田 相振り
  
 まずは、相手が端を受けてきた場合。これには△5四歩として先手の角道を止めさせてから△4四角!~△2二飛と相振り飛車にします。相振り飛車では一般的に、端の突き合いは相手から端攻めを誘発してしまうので損と考えられています。なので△4四角と上がって端に狙いをつけて、端歩の交換を積極的に咎めにいきます。

B 五手目に▲7八飛の場合
第1図からの指し方②▲7八飛△8八角成▲同銀△3二銀 (第3図)
      または ▲7八飛△8八角成▲同銀△4二玉 (第4図) 
2018-04-23c

2018-04-23b
 先手が端を受けずに▲7八飛と回った場合、後手には△1五歩 △4二玉といろいろな有力手段がありますが、当ブログでは△8八角成~△3二銀と△8八角成~△4二玉の2つの指し方を見ていきたいと思います。後手としては、乱戦になる変化もあるのでその変化もしっかり押さえておきたいところです。
 次回からこの3つの局面をテーマ図として、より具体的な変化を調べていきましょう。  

 

 

 第2図を再掲します。
角頭歩戦法 ▲2五歩型急戦 ▲2三飛成
 ここからの先手の指し方は、▲3四竜(悪手)と▲2二竜(本線)の二択になります。今回は▲2二竜の変化を調べてみます。
 第2図以降の指し方②
 ▲2二竜△同銀▲2三角
 2018-02-08a
 飛車交換にあっさりと応じて▲2三角が単調ながら迫力のある攻めです。この角を取ってしまうと△2三銀▲同歩成△同金▲2一飛△4一角▲3二銀でつぶれです。
 2018-02-08b
 第6図以降の指し方
 
△3一金▲3四角成△4五角
2018-02-08c
  なので角を取らずに△3一金と引き、先手に馬を作らせます。そして△4五角と打ちます。
 ここからの先手の指し方は▲4三馬と▲4五同馬に分岐します。
  次回は▲4三馬の変化を見てみます。 
 

第1図を再掲します。
角頭歩戦法▲2五歩型急戦

ここからの指し方は、①▲2一飛成②▲2三飛成③▲2八飛の3つが有力でした。今回は②▲2三飛成の変化を調べていきたいと思います。
 
第1図以降の指し方
 
▲2三飛成△2二飛▲2三歩△3二金
角頭歩戦法 ▲2五歩型急戦 ▲2三飛成
 途中の▲2三歩に変えて▲同龍は▲2一飛成の変化と合流します。また、▲2三歩に△同龍▲同歩成△4五桂の変化も有名ですが、この変化は攻めが軽いのでこちらを本線としました。
実はこの変化は西川先生の『超攻撃的振り飛車 新生・角頭歩戦法』では後手不利とされているのですが....どうなるか調べてみましょう。
 ここからの先手の指し方は、▲3四竜(悪手)と▲2二竜(本線)の二択になります。今回は▲3四竜の変化を見てみましょう。
 第2図以降の指し方①
 ▲2三歩成△同金▲4三竜△4二銀▲4五竜△同桂▲6六角△3三金
 2018-02-06a2018-02-06b
▲2三歩成は手筋ですが、△4二銀とはじかれると後が続きません。第3図まで進むと△3三金の味が良くて後手がいいでしょう。また▲4五竜にかえて▲4四竜では△6七角成でもいいですが、△3四金が見えにくい好手。(elmoとの検討で教えてもらった手です。)
2018-02-06c

この一手で後手勝勢までふれました。

 第2図以降の指し方②
 ▲3四竜△4五角▲同龍△同桂▲6八玉△2五飛
角頭歩戦法 ▲2五歩型急戦 ▲2三飛成▲3四竜▲同龍
 △2四飛と走ると間接王手飛車があるので困ったようですが歩の裏から△2五飛が好手。先手は歩で受けられないのが痛いです。
 第2図以降の指し方③
 ▲3五竜△6七角成▲7七桂△4五馬▲2六竜△2五歩
2018-02-07a
 先手は竜を作れていますが、△2五歩と抑えられて2四歩を回収されてしまうと先手は苦しいでしょう。
 以上で▲2三飛成~▲3四竜の変化はこれにて後手よしと結論づけます。
 次回は▲2三飛成~▲2二竜の変化を見てみます。



 

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