2016年08月06日

8月の一箱古本市出店

image明日8/7(日)は、つくば市の友朋堂書店一箱古本市に参加します。今年2月に閉店した書店を活用してのはじめての古本市だそうです。「自作表紙本」も新たに描きました。お近くの方、是非お立ち寄りください!
◎開催日時:8 月7 日(日) 10:00 〜15:00 
◎於:友朋堂書店吾妻店(つくば市吾妻3‐8‐7)店内

この本はどうしてこんな絵に?などお気軽に聞いてくださいね。

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8/6が広島の原爆の日なので、原爆に関する本や・・

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夏らしい雰囲気の物語りや怪談なども選んでみました。

今後の出店情報ですが、8/21(日)に、世田谷区奥沢(自由が丘駅から徒歩15分くらい)の「読書空間みかも」の古本市に参加予定です。こちらでは、動物の本や民話の本などを特集してみようかと考えています・・・

kaizuken1 at 20:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年07月26日

石巻一箱古本市に参加。

7/23(土)に、宮城県の石巻市で行われた、石巻一箱古本市に参加して来ました。
一箱古本市とは、古本のフリーマッケットのようなもので、一般の人が本を段ボール箱などに入れて持ち寄り、自由に販売するイベントで、今では全国各地で行われています。
僕も数年前に沖縄で初めて出店して以来、時々参加して来たのですが、今年はちょっとした企画を思いついて、春頃からわりと精力的に、各地の「一箱古本市」に参加しています。

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それは本の内容からイメージした絵を描いて自分で表紙をつくり、それをコピーしてブックカバーとして本につけて売るというもの。
そのまま並べてもなかなか手に取ってもらえなさそうな本に目を向けてもらえるかなと思い、始めたものでしたが、自分でもこれまで余り読んだことのなかった本に触れるきっかけにもなったり、絵の世界を拡げることにもなるかな、と思ってしばらく続けて行こうと思っています。

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古本市の前には、以前(2012、3年頃?)も訪れた日和山を再訪。

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古本市の出店風景はこんな感じです。東京の方から来た、古本市で知り合った方々とか、地元の方との交流もあり、楽しかったです。
東日本の震災以来、時々訪れていた東北ですが、今回はこのように自分の表現活動と多少なりとも関わる形で訪れることができ、嬉しかったです。

翌日は、たまたま手にしたパンフレットに惹かれて、牡鹿半島の鮎川港行きのバスに乗りました。もう十数年前になるのですが、半島の先に浮かび、野生化した鹿が多く住む金華山島へ、鹿の生態調査に参加させてもらって訪れたことがありました。(近くには「猫の島」として知られる田代島などもあります。)その頃の港の周りには、土産物屋などもあり、なんとなく港町の風景をしていたと思うのですが、震災後に初めて訪れてみて、ここもまた土台を残して建物が消え去った土地が広がっており、あらためて風景の変わりようと、この5年程でまだまだ変わらない部分を目の当たりにしました。

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kaizuken1 at 19:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他の作品 

2016年07月15日

夜ひかるもの。

いりおもてやまねこ001

先月沖縄・ブックカフェブッキッシュでの展示が終わったあと、久々に西表島を訪れました。夜に、島の知人の車に乗せてもらっている時に、パイン畑の中の農道を、動物が横切るのが見えました。この日の夕暮れ時には、同じような場所で猪の姿を見ていたので「イノシシの子供かな?」とか言っていたのですが、しばらくしてその動物がこちらを向くと、二つの目が並んで光っているのが見えました。

イリオモテヤマネコは「ヤマピカリャー」(山で光るもの)などと地元の言葉で呼ばれていたそうですが、まさにその名前を彷佛とさせる姿でした。

西表島を訪れても、中々目にすることのできないイリオモテヤマネコですが、最近はよく交通事故に遭っていて、今年は過去最悪の年間六匹にすでに並ぶペースだそうです。
http://iwcc.a.la9.jp/ym_kiki.htm
僕が西表島から帰ってきてすぐの7/6にも事故があり、驚きました。
事故の原因には、この島独特の交通事情や、まだ解明されていないヤマネコの生態なども関係しているのでしょうが、一部の道路の下に動物の行き来できるトンネルが設置されている他は、スピードの出し過ぎを注意したりパトロールを頻繁にするような対策しかなかなかとることができないようで、事故は夕暮れから夜の時間帯に多いそうです。

帰って来てからイリオモテヤマネコについての本を読んでみたのですが、世界的にみれば限られた地域(西表島)のみに生き残っている、猫という動物の原始的な特徴を残した生き物であることをあらためて認識しました。西表島に行くと、山の広大さを感じるのですが、あの広いジャングルのような森でも、山猫が100匹程生息できる面積しかないのだそうです。

イリオモテヤマネコに限らず、普段から色々な生き物が交通事故に遭っているのを目にすることがありますが、そういう生き物の遺体を、見てみぬふりをしてしまう交通事情など、根本的に人間の車社会と動物が共存して行くことの難しさを感じさせられたりもします。
それを少しでも減らすためにも、私たちが動物について、そして人間についても、その暮らしぶりにもっと感心を持っていくことも大事なのかなと思うのです。

kaizuken1 at 19:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) | 沖縄

2016年07月10日

「平和」

ここのところまた、様々な形で使われる「平和」という言葉について考える。
もともとこの世界にあるもののように思われている「平和」。
でもそれは、71年前にこの国が戦争に負けた時に、そこで生き残った人たちが、
「それでも私たちは生きている」という事実を受け止める所から、あらためて創り出されたのが、今の日本国憲法のうたう「平和」であり、「基本的人権」というものなのだと思う。
それを逆戻りさせるような政治にしてはならない。


kaizuken1 at 19:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他のエッセイ 

2016年06月23日

「アニメひめゆり」DVD発売

image以前、製作に関わった「アニメひめゆり」が、DVDとなり、製作元のひめゆり平和祈念資料館で発売されました。
6/23には、3年ぶりくらいに、ひめゆりの塔前で行われる慰霊祭に参加しましたが、ひめゆり学徒の生存者である方々と声をあわせて、ゆかりの歌をうたったのが、とても心に残りました。

アニメ「ひめゆり」DVDきょう発売 ひめゆり平和祈念資料館(琉球新報)

kaizuken1 at 19:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)沖縄 | その他の作品

2016年05月24日

ブッキッシュにて「本の風景」始まりました!

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沖縄のブックカフェ、ブッキッシュさんでの展示のために沖縄へ。今回の展示のために新たに描いた海の絵には、たまたま6月に展示会場でトークをされる池澤夏樹さんの本から、サンゴ礁の潮間帯の風景を書いた文章を引用してつけてみました。(この展示では、絵にあわせて色々な本の文章を引用したものをキャプションとして付けています)

展示の設置が早めにおわったので、ちょっと海を見に行きました。
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沖縄に来ると良く訪れる、恩納村の屋嘉田潟原。ここの海はいつも静かでホッとします。干潮からしだいに潮が満ちて来るタイドプールでは、色とりどりの様々な魚が泳いでいるのが見えました。
沖縄は梅雨の時期だったのですが、この日も雨は降らず、夕方には日が射してきました。
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「本の風景」展、始まります!
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kaizuken1 at 00:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)展示 | 

2016年05月21日

沖縄のブックカフェで展示「本の風景」

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海津研 個展『本の風景』
5月24日(火)〜6月26日(日)
ブックカフェ・ブッキシュ(西原町棚原83ー1 2F・098‐944‐2760)

火〜土曜日は12:00〜21:00・日曜日は12:00〜18:00・月曜日は定休日


本の好きな人ならきっと、たくさんの本が並んでいる風景を見ただけで、わくわくするのではないでしょうか。そしてその中から選んだ一冊の本の厚み、紙質、表紙の文字や絵の並びなどを眺めながら、その先にある世界を想像して本をひらく・・
この展示では、そんな「本のある風景」や、僕の好きな宮沢賢治の作品をはじめ、沖縄に関連がある本も含めながら、ものがたりなどの「本の内容」をテーマに描いた作品を展示しています。ぜひ、本を読みながらゆっくりとご覧ください。

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kaizuken1 at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)展示 | 沖縄

2016年04月03日

春と修羅

春と修羅

四月になるとその詩句の一節を思いだしてしまうのが、宮沢賢治の「春と修羅」です。
タイトルからも春の詩だ、と分かりますし、詩の中に二回も「四月」という単語が出て来るのです。

いかりのにがさまた青さ
四月の気層のひかりの底を
唾(つばき)し はぎしりゆききする
おれはひとりの修羅なのだ

・・・・・

まことのことばはうしなはれ
     雲はちぎれてそらをとぶ
    ああかがやきの四月の底を
   はぎしり燃えてゆききする
  おれはひとりの修羅なのだ

(宮沢賢治「春と修羅」より抜粋。全文はこちら。
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そして、「おれはひとりの修羅なのだ」という印象的な一節が、自然界も人間界もすべてのものが一挙に明るく動き出すような季節の中で、心のわだかまりを拭いきれないようなこころに響いて来るように思います。

そういえば、

ZYPRESSEN 春のいちれつ

などと詩の中に出て来る「ZYPRESSEN」とは、糸杉のことらしいのですが、イトスギと言えばゴッホの絵に良く描かれているものが有名です。宮沢賢治がゴッホの絵を見ていたかどうかは知りませんが、「いちめんのいちめんの諂曲(てんごく)模様」なんていう表現など、詩の複雑で不穏なイメージはどこかゴッホの風景がの雰囲気にも通じるものがあるような気がします。
今日、たまたま見つけた「あけびのつる」が、やはりこの、ゴッホの糸杉みたいに見えたのは、何かの偶然でしょうか。
ゴッホの糸杉あけびのつる

・・・・・・
この絵は、描き上げたら秩父の「ポエトリーカフェ武甲書店」さんへ展示する予定です。
4/10にはこちらで「宮沢賢治を読む集い」があり、僕も参加する予定です。



kaizuken1 at 10:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年04月01日

手賀沼沿いのブックカフェで展示。

そらおよくさかな

4/12(火)〜5/15(日)我孫子のブックカフェ、NORTH LAKE CAFE & BOOKSさんにて展示をさせていただきます。これまでの自分の多くの作品が、手賀沼周辺で生き物を観察することから直接の素材やイメージを得ているところから、手賀沼をテーマに、これまでの作品をまとめつつ、新作としては「人間とその他の生き物の空想的なつながり」をテーマにした絵を展示する予定です。

なお、展示最終日の5/15(日)には、「柳田國男と今和次郎」「災害と妖怪」「蚕」などの著書のある畑中章宏さんによる、トークをして頂けることになっています。

展示情報、トークイベントの予約方法など詳しくは、こちらへお願いします。

kaizuken1 at 23:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)展示 

2016年03月24日

沖縄戦の季節。

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1945年の3/23は、太平洋戦争の沖縄戦で、「ひめゆり学徒隊」として女学生たちが看護要員に動員され、夜に陸軍病院へと向かった日。ひめゆり学徒隊を描いた、資料館製作の「アニメひめゆり」の作品づくりに関わるなかで、繰り返し証言に触れたために覚えてしまった日付けのひとつです。それから3/26に慶良間諸島にアメリカ軍初上陸、4/1に読谷村から本島上陸・・と、ちょうど3ヶ月後の「沖縄慰霊の日」とされている6/23まで、(その後も掃討戦はつづくのですが)あの人はどうしていたんだろう、あの場所はどんなだったんだろう?と、この季節はやはり心がザワザワしてしまいます。
今年は糸満市のひめゆり平和祈念資料館では「学徒隊の引率教師展」が特別展示室で開催されていて、僕の描いた絵も何点か、展示パネルに使われています。
この機会にぜひお立ち寄りください。

kaizuken1 at 00:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)沖縄