鍛治口歯科医院 院長blog

木更津市畑沢で歯科医業を行なっている院長の歯医者系趣味ブログ。 先代院長の姓「鍛治口」を屋号にして、家紋をシンボルマークにしています。

今日はKOデンタル主催のデンツプライシロナフェスタ2023と、同時開催のセミナーに参加するため朝から出かけてきました。

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セミナーのお題は「歯周基本治療の考え方と超音波スケーラーの正しい活用法」

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かいつまんで説明すると、保険診療における歯槽膿漏の治療の流れと、あまり痛みを感じさせない(歯を掃除する)機械を使うことで、「患者さんに歯科医院に通うというハードル」を下げてあげましょうと言った感じだったかな。

歯の周りに付いた汚れは、歯ブラシが上手に出来ずにいると石の様に固くなり(歯石)これを除去するにはスケーラーという道具が必要になります。スケーラーは手を使うものと機械式とに分けられます。
機械式は音波(エアースケーラー)と超音波(マグネット式とピエゾ式)に分けられ、今回はマグネット式の説明会でした。
当院にも10年以上前にマグネット式がありましたが、今はもっぱらエアースケーラーが主流になっています。
マグネット式は音が静か(金属音があまりしない)構造的に温水が出る、歯の面に優しい、比較的機械が安価、などが特徴のようですが、うちのユニットは元々温水が出ること、動きがマグネット式に近くピエゾ式より痛みが出ないこと、ハンドピースの交換ですぐに使用できること(マグネット式は単独の機械なのでユニットに付けられない)、ペースメーカーの患者さんにも使用できるし(超音波は禁忌)値段が高いと言われますが、当院では既に3本購入してしまっているので、しばらくはこのままでしょう。

5月4日は過ぎてしまいましたが、5月はスターウォーズ月間ということにしています
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掛け軸にマットと

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ここまでは例年通りですが、今年初お目見えのデススター

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先日見つけた歯科ユニットのガチャガチャ
デンタルショーの会場ならまだしも、街中にこんなものがあるとは

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歯科業界人以外に(業界人でも興味を持たないかも)誰が買うのかと憂慮してしまいますが
ニッチ物は何がウケるか分からないだけに‥

3パートに分かれているため全部揃える必要があります。
1つ被っただけで済みましたが、ガチャガチャ1回で800円は

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今回モデル化されたユニットはMORITA(モリタ)のシグノT300
ちなみにモリタは、それまで立位だった歯科診療を(現在主流の)座位でも可能にした水平位診療チェアユニットを世界で初めて発表したメーカーです。

シグノシリーズはT100、300、500とあり、数字が大きくなるごとに高機能になります。
T500のカタログがあったので一緒に撮ってみました。

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モデルは座面が折れ曲がるステップタイプと言われる物で、院長はあまり好きなタイプではありません

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シートカラーはオレンジ シグノトレファートという名前で2008年(だと思います)にリリースされた時はメタリックパープルが印象的でしたが、今は選択できません。

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ドクターテーブルの付け根が患者チェアに付いているフロアマウントタイプと呼ばれるもの。
KaVoの1066やSIRONAのTENEOもこの仲間ですが、国産ユニットによくあるこのタイプは院長が一番嫌いなやつです
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オプションのクリーンシステムは装備されていませんが、開閉可能なカバーに内部も作り込まれています。

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うがいのベースンも実物通り可動します、コップも付いている芸の細かさ。

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割と正確に再現されているフットコントローラーですが、足を引っ掛けるブラケットが省略されています。

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コントロールパネルやモニター画像はシールで表現されています。
6箇所あるハンガーは左から3ウェイシリンジ、タービン、モーター、モーター、スケーラーが装備され
オプションの口腔内カメラが付いていないため空きハンガーになっています。
汚物入れのカップも付いています。

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なぜかウチにある実物の吸引パイプとの比較

今まで歯医者関係のおもちゃと言えば、プレイモービルやバービーしか無く、いずれも人形で遊ぶもので
キットモデル(と言っていいかどうか)としては、かなりよく出来ていると言って良いでしょう。

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