54歳児。

うどん・きしめんなど麺類、ロック、48グループなど54歳児がそのとき感じたことを綴るブログです。

麺類食堂<2>

チャーシュー麺480円の吉川屋、移転決定!

連絡待ちの間、ネットをウロウロしていたら、このサイトで驚きのカキコミを見つけた。ページの一番下に、吉川屋・移転のカキコミ。「なんですとーーー!」
あの昭和な空間で、安くてうまいチャーシュー麺が食えなくなるのか。●█▀█▄

夕方、手が空いたところで行ってみると飲食コーナーは16時までだったので食事はできなかったが、大将と話ができた。
杉栄市場の店舗は3月いっぱいまでとのこと。といっても31日は定休日なので、30日まで。移転先はどうやら、スズラン通の「つるむらさきうどん」の看板が残った店舗のようだ。地図

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開店は、あくまで4月8日(月)「頃」なのでご注意ください。

これをご覧になって、閉店する杉栄市場の吉川屋へ行ってみようという方に、お願いです。昼食どきは常連さんで賑わいますので、時間をずらしてお出掛けください。 僕も時間をずらして行きます。

ここまで来たら、丸太屋でも。

麺の小売・飲食店が2店入っている小売市場クック瑞穂。太田製麺で食べたら、もう1軒の丸太屋でも食べないとブログの構成上おもろんないので、訪問することに(笑)。

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こちらは、飲食コーナーの規模が大きく16席。麺類だけでなく、丼物、定食まである。息子さんと思われる男性が調理をして、お母さんと思われる女性が小売の方に立ちながら息子さんを手伝っている。。
こちらでは、ラーメンを注文。

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当初ラーメンを出したころは昔ながらのラーメンだったが、時間をかけて今のラーメンになったという一杯だ。うどんつゆのような旨味は感じられず、醤油の旨味と甘味がスープを支えているという感じ。少加水の麺はけっこう湯を吸わせているが、シコっとした食感もあり、味はいい。ハムが切られず一枚まるごとのラーメンは初めてだ。具は他にメンマ、黄身が軟らかい茹で玉子、海苔、たっぷりのモヤシ。400円なのに具も麺の量も多く、心意気を感じる一杯だった。家族連れでくるお客さんがいるのもよくわかる。
太田製麺もそうだったが、買い物ついでではなく、ここで食事がしたくて来たと思われるお客さんが多い。
次はきしめんを食べに行こう。

シコをこえる食感のきしめん。

食べ歩きネタがたまっているので、3連投。
ネットで「本格手打ち きしめん 菊丸」という店の外観写真を見て行きたくなって、経路を調べたら平針駅か徳重駅から市バスだった。最寄りのバス停は平針運転免許試験場停。20年ちょっと前、ペーパードライバーになって違反なしなので、免許の更新は平針運転免許試験場ではなく西警察でしていた。なので、この界隈にくるのは20年振りくらい。

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家族経営か、5人で店を切り盛りしている。
きしめんは、そばより価格が高い。多くの麺類食堂は、うどん≦きしめん≦そばと値段が上がるので、これは珍しい。それだけきしめんに手間をかけているということか。予定通り、ざるきしめんを注文。
店主は手が空くとガラス張りの製麺室に入り、生地を足踏みしたりしている。

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麺はツルシコだが、噛み切ろうとすると心地いい抵抗感があり、噛むのが楽しい。手で伸ばした麺は、厚さがまちまちで、厚みがある麺はシコ以上の噛み応えがある。
薬味は、ワサビ、大根おろし、ネギ、天かすがたっぷりだされる。少しずつ味変しながらいただいた。
前客より早く出てきたので麺は茹でおきだったと思うが、うまかったのでそれはノー問題。だが、麺を手でまとめて掴んでざるの上にのせたのか、麺がからんで食べにくい。麺を水でほぐすか、小分けしてザルにのせるか、店主が打った麺をよりおいしく食べてもらうよう、大切にあつかってほしいと思った。

帰りにこんなバス停をみつけた。

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昔、きしめんは特別な麺だったんだ。<2>

「そばきし」をおいしくいただいたので、「うどんきし」もいただかないとと思い東区の山田屋へ。

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店主に、うどんきしと注文したら「うどんですけどいいでか」と念を押された。w

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メニュー通りの具がのったうどんが運ばれてきた。麺は切ってから熟成させたのか、エッジがなくなっている。箸で持ち上げても、たらーっと垂れ下がらず、何らかの自己主張をしている。食感は前歯で噛み切れる名古屋うどんだが、この麺のもちもち感は他の名古屋うどんと違い、噛んでいて気持ちよくなる。
つゆは、名古屋の店で多い甘め。これが由緒正しき名古屋うどんなんだろか。うどんを食べながら、歴史を遡ることができるなんて、すごく楽しいことだと思った。

昔、きしめんは特別な麺だったんだ。<1>

ずいぶん前、東区の老舗、山田屋で「うどんきし」というメニューを見つけた。但し書きは(油揚、ほうれん草、かつお節が入ったうどんです)となっていた。そのときは、ときに興味を持つことはなかった。

先日、熱田区の老舗、一力に行ったとき 「そばきし」というメニューを発見。ふ~助のきしそばのようなものではないことはわかる。女将さんに訊ねると「青いものをのせて、う~ん、今度食べてください」と(笑)。

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ネットで調べると、きしめんの具をのせた、そばやうどんのことだった。たまたま検索でヒットした角丸三代目のサイトでは、昔、うどんやそばは何ものせなかったが、二代目がきしめんに準じる具をのせるようになったとある。きしめんは昔の麺類食堂で、特別な麺だったということがわかる。「きしうどん」「きしそば」はきしめんを出す店だけの独自のメニューだったわけだ。

名古屋の麺文化を探るものとしては、一度は食べておかねばならないと、一力に行き「そばきし」を食べることにする。

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乾燥そばを茹でているんじゃないの?と思うくらい、長く茹でられたそばきしが運ばれてくる。案の定、そばはやわい。湯気でフラダンスを削り節がたっぷりのせられているので、つゆはうまくなり、ああ名古屋の味だなあと思う。ほんのり甘い味付けもよい。具は、油揚げ、かまぼこ、ホウレン草。我が家の雑煮と同じ。ホウレン草が、餅菜(小松菜?)になることが多かったが。
蕎麦専門店で二八や十割の蕎麦がやわらかかったら何すんねんとなるが、ここで食べると意外とうまいというか、不満は一切ない。おそるべし、老舗麺類食堂。伝統の名古屋めしを、遂に食べたという満足感すらある。またひとつ、知らないことを知ることができた。(*^-^)

幅広のツルモチきしめん。

赤塚の森田屋に行く途中でみつけた麺類食堂。外から見る限りカレーうどんがウリのようだったが、寒いうちに行こうと思っていた。ネットの写真では、幅広麺でうまそうだったので、訪問。さっぱりしたものが食べたかったので、カレーではなく親子きしめんにする。

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店はご夫婦で切り盛りしている。ざるきしめんを注文すると、今の時期はざる用のつゆを作っていないと。親子きしめんを注文する。 

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幅広の麺は厚みもあり、モッチモチの食感。麺肌はなめらかで、 ツルツル。これはいい麺だ。薄味だったが、表面積が広いので味がよくのり、おいしく食べることができた。節の旨味は控え目だったが、鶏の旨味がつゆに移っていた。先日、志の田とじきしめんを食べたときも思ったが、白だしと玉子はよく合うなあ。
この麺を水でしめたまま食べたら、うまいだろうなあ。夏になったら、絶対ざるきしめんを食べる。 

勘定の際、おかみさんに「お店の名前はなんてお読みすればいいですか」と訊ねると「いちの」と。

チンチコチンの白だしで、カラダがポカポカ。

志の田うどんや玉子とじうどんなどで使われる、白だしは隠れた名古屋の名物。最寄駅が志賀本通の二ツ玉はには、志の田とじうどんがあるので訪問することに。
最近ざるきしめんばかり食べているので、志の田とじきしめんを注文。

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玉子でとじた志の田は初めて。白だしをすったふわふわの玉子がうまい。長ネギがたっぷりなのもいいなあ。冬のネギは甘くておいしい。なんか主役の志の田(油揚げ)が、かすんでしまうような構成になっている。
あっさりとしながら、ほのかに甘い白だしはチンチコチン(名古屋弁で熱いの最上級)に加熱されているので、体温が少しずつ上がっていくのがわかる。
幅は狭いが厚みがある麺は、もちもちしていて白だしともよく合う。

次は寒いうちに、あんかけうどんを食べたいなあ。

製麺所の麺類食堂で、ざるきしめん。

じょばんにさんのブログの二十番のエントリーを見ていたとき、二十番の左隣の木内という店が気になった。麺の小売をしている店舗。
「名古屋市港区 木内」で検索したら木内製麺所がヒットして、住所は二十番と同じ。これは製麺所の店だと訪問することに。

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中華麺も製麺していれば中華そばがありそうだと思ったが、メニューにはなかった。隣との競合は避けているのか。そうなったら、今の僕の選択肢はざるきしめんだ。先客が食べていたカツ丼がボリューミーだった。

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チューブの生わさびを出す店はあったが、チューブごと出てきた店は名古屋では初めて。名駅のはなまるうどんは、業務用の大きなチューブの生ワサビが置いてあるが。

茹で置きの麺だったが、ソフトな食感でモチモチしている。いろんなきしめんがあるんだなあと、思う。チューブのわさびは粉わさびと比べて少量でもツーンとくるが、どのくらいつければという加減がわかると、わさびがこの麺をさらにうまくしてくれることがわかる。

今になって思うと、二十番と木内をほぼ同等に並んだ写真を撮ったじょばんにさんに、何らかの意図を感じる。
看板の「焼そば 生めん 茹でめん 小売」という言葉で、誰か釣られるのではという。w
ハイハイ、釣られましたよ。ww

これは、男きしめん。

創業1959年の老舗、ニコ天。最寄りのバス停は千年(ちとせ)二丁目。伝馬町からも東海通からも市バスが出ている。名古屋乗換ナビ(ケータイ版もあり)で調べると伝馬町経由の方が早く到着するので、その経路で訪問。
母息子で店を切り盛りしている。ざるきしめんを注文。

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幅は狭いが、ぶ厚いきしめんが運ばれてくる。コシが強いきしめんというと、噛み切ろうとすると抵抗感があるのだが、このきしめんは噛んだ瞬間、抵抗感がある。讃岐うどんの男麺を思い出させるきしめんだ。今まで食べたきしめんの中で、一番しっかりした食感だ。
つゆは一般的なものだったが、この麺だったらそれで充分。初めは、ワサビを麺につけて食べて、最後に天かすをつゆに入れる。これもあり。

きしめんが店によってこんなに違うとは思っていなかった。奥深い世界に踏み込んでしまったのかも知れない。

べっぴんさんな、うどん。

昭和区曙町界隈は、近くに名工大があるためワンコイン(あるいはこれ以下)で食事ができる店が多数ある。数年前、それが面白くて、この界隈の学生向けの店は一通り食べに行った。そのとき、何度も店の前を通ったのが、清水庵という蕎麦がメインの麺類食堂だった。その頃は、麺類食堂に興味がなかったので、気にもかけていなかった。
しかしネットで「 蕎麦が有名なお店ですが、美人な娘さんが国産小麦粉で打つうどんもおいしいです。」というコメントを読んだら、「♪イカネバの娘」になってしまった。

店に入ると「美人な娘さん」に該当する女性はいなかった。(:D)||_ =3

ざるうどんを食べる予定だったが、めちゃんこ寒かったので釜揚げうどんを注文。

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うどんが入っている桶の蓋を開けると、玉手箱のように湯気がブワーっと出てくる。爺さんになっちまったぜ。

美人な娘さんはいなかったが、うどんはべっぴんさんだった。色白で、もち肌、しかも肌はつるつる。 外側は湯にとけそうなくらい軟らかく、噛むともっちもち。
つゆは特徴はないが、かえしと出汁のバランスがよく麺をおいしく食べさせてくれる。 初めはネギ、次は大根おろし、そしてゴマ、ショウガを入れて、味変しながら楽しくいただいた。
このブログを始めてから、初めて食べた釜揚げうどんだったけれど、茹でたてのうどんもうまいなあ。
冷たいうどんも食べてみたいし、激辛のカレーうどんも食べてみたい。あ、それから蕎麦も。
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