2022年12月04日

禅が教える 人生の答え

禅が教える人生の答え (PHP新書)
枡野 俊明
PHP研究所
2015-01-30


《生きる上では、基本の繰り返しが何よりも大切だということなのです。そして基本的なことを長年にわたって繰り返すことで、知らぬ間にプロフェッショナルになっている……。》

 現代社会では、徹底的に効率を追求することが良いことだと言われます。モノや作りはもちろん芸術すら、長年の修行で技を習得して、同じものを作り続けたり、演技をしたりする人が少なくなる傾向があるような気がします。しかし、効率を追求した結果、生まれたモノやサービスは、私たちの生活を便利にすることは出来るでしょうけれども、心を満たすことは出来るのでしょうか?

 現代社会のモノ作りやサービスは、熟練の技術や経験に裏付けられた心配りが要らないように、コンピューターで制御された機械による加工や、マニュアルによるサービスが当たり前になっています。だからかもしれませんが、モノを買う側やサービスを受ける側に、感謝の気持ちが薄れているような気がするのです。

 自分が幸せになりたければ、家族はもちろん、地球のどこかで暮らす人も幸せな方がいいわけです。できることから一つひとつ、世界の幸せに向かって、手を合わせましょう。

 もう一つ、心に留めておきたい言葉がありました。「片付けは、次に仕事をする時のための準備…」。そうか、だから仕事が、滑らかに始められないんだ…(^^ゞ

 枡野 俊明さんは、禅宗(曹洞宗)なので、心を整えるために、先ず身の回りを整える、という考え方です。効果がありそうです(^▽^)/

 先ず、目標を明確にして、その目標を達成するために必要な習慣を毎日愚直に繰り返す。そうすることで、いつのまにか、目標を達成している。そんなプロセスが理想です。

kakapo1233 at 19:03|PermalinkComments(0) 1.書籍の紹介 | 10.心に関すること

書店員が教えてくれた人生で最も大切なこと

書店員が教えてくれた人生で最も大切なこと
ロビン・シャーマ
アチーブメント出版
2012-07-06


 ロビン・シャーマ氏は、この本の中で「リーダーになるのに肩書は必要ない」ということを繰り返し訴えている。それは、世間で一般的に価値があるとされているものが、真の幸せを掴むためには何の役にも立たないということを伝えるためなのだ。

 価値があるとされているものは、つかの間の満足感をもたらすかもしれないが、私たちは、更に価値があると思うものを追い求めてしまう。私たちが肩書のないリーダーへの道を選んだ時、その道が極めて険しいことは言うまでもない。しかし、実は、その道こそ、私たちが真の生きがいを掴むための最短距離なのだ。

 今般の新型コロナウイルスの問題でも、肩書のあるリーダーが迷走する中、肩書のないリーダーたちが、他の肩書のないリーダーに働きかけ、大きな行動を生み出す。という現象が起こっています。一人ひとりの行動は小さくても生み出せる動きを大きく出来る。

 私が今まで読んできた自己啓発書は、その殆どが、結局、お金や権力を持つために…。という方向の成功を目指すものだったのですが、ロビン・シャーマが導くのは、あくまで自分自身の成長であり、成長を手にしたからこそできる貢献なのです。

 同じ条件で雇われていたとしても、自分の仕事に意味を見出し、クリエイティブなアイディアで組織をリードすることによって、充実した毎日を過ごし、お金や権力を得ても手に入らない、愛や信頼を目指そうというものなのです。

kakapo1233 at 18:20|PermalinkComments(0) 1.書籍の紹介 | 10.心に関すること

人生論ノート

人生論ノート(新潮文庫)
三木清
新潮社
2013-07-01


《彼は彼が純粋な生活に入ろうとすればするほど、利己的な工夫や感情的な戯れやこざかしい技巧がいよいよ多くの誘惑と強要をもって彼を妨げるのを痛感しなければならない。そこで彼は「われは罪人の首なり」と叫ばざるを得ないのである。私たちは悪と誤謬との苦しみに血を流す時、懺悔と祈りのために大地に涙するとき、真に自己自身を知ることができる。》

 岸見一郎先生の『人生は苦である、でも死んではいけない』に背中を押されるようにして、ようやくこの三木清先生の『人生論ノート』を読み終えることができた。しかし、私のような年齢を重ねただけの未熟者が、どんな厚顔無恥だったとしても、理解したなどと言えないような、「深さ」あるいは「高さ」または「広さ」を持った世界だ。先ずは砂浜を必死に走り回り、所々で足を止め、目を凝らして美しい貝殻を見つけて集めよう。 

 こんなに素晴らしい思索を、こんなに薄い本の中に凝縮できる人が、政治犯として捉えられ獄中で亡くなられたことは、日本にとって損失ですね。

kakapo1233 at 18:10|PermalinkComments(0) 1.書籍の紹介 | 10.心に関すること

半年で職場の星になる!



 「目標がはっきりしていて、それが、組織や社会とリンクしている人は、おのずと言動も一致してくる。”自分信頼性=メディア力”に、コツコツと貯金がたまっていき、やがて社内外の人々の信頼を得ていくはずだ…信頼の絆ができたとき、あなたの発信も仕事も、グンと届きやすくなる。
 そこからが、あなたの出番だ。」…やらなければならないことを把握して、先ず、自分のできることをそれに合わせていくように勉強する。次に、自分のやりたいことをそれに重ね合わていく取り組めば、自然に能力がついて、周囲の信頼を得られ、意見も通りやすくなる。

 実は私、この本の前に、ズーニーさんの“「働きたくない」というあなたへ”という本を読み始めたことがありました、それは途中で挫折して見失ってしまったのです。何か、妙に固定観念に縛れている感じで押し付けがましかったんですよね。それに比べると、この本は誰にでも受け入れられる信念に支えられていて、良いと思います。

 「会社に勤めている人は、会社を通して社会と繋がっている。仕事をして給料をもらっているというわけではなく、会社を通して社会に貢献することで、その見返りとして収入を得ている。」これは、私の言葉で言換えたことですが、ズーニーさんのそんな哲学が伝わってくる内容でした。
 だから、自分がやりたいことと、会社に期待されやらなければならないことを可能な限り一致させるように努力して、できることにしていかなければならない。それが貢献の最大化!

 ズーニーさんは「職場では"仕事で成果をあげる"ことが唯一の自己証明だ」書いています。仕事で成果をあげるためには「まず会社方針(会社の求めるものとは)と自分の持ち場」を理解せよ、次に「仕事を受けるお客さんや社会の現状とは」を把握する。
 更に、自分が貢献できる経験・能力・資質を持っているだろうかと洗い出してみる。冷静に考えてみてください。私たちは往々にして、会社に厳しく、自分に甘くなりがちです。自分に対して客観的になる必要があります。

 私は、山田ズーニーさんの著書を読まれていない方にも「メディア力」という言葉を、ついつい使ってしまうのですが、著書の中では「自分信頼性=メディア力」となっていたようです。でも、文脈的には「他者から信頼される力」と定義した方が適切だと思います。「他者から信頼される力」をコツコツと積み重ねたいものです。

kakapo1233 at 17:58|PermalinkComments(0) 2.社会 | 1.書籍の紹介

「わからない」という方法



 生徒が、初めにマスターするのは、教師という「他人のやり方」なのである。それが「基本のマスター」であって、学ぶ側の人間は「他人のやり方」を、自分の特性に見合ったものとして変えて行かなければならない。「自分とは違う他人のやり方から自分に見合った個性的なものへの転換」なのである。「学ぶ」とは、教える側の持つ「生き方」の強制なのである。「その生き方がいやだ」と思わせてしまったら、その教育は崩壊する。ただそれだけのことである。学ぶ側は、手っ取り早くノウハウだけを学びたい。

  橋本治さんが、この『「わからない」という方法』の中で書いている「教育が崩壊する」理由を理解していない教師も少なくないのではないだろうか?教師自身が、自分の生きざまを生徒に見せつけ「そういう生き方も良いよね」と思わせることができなければ、誰がその教師の指導を真に受けるだろう?  私を導いてくれた先生方は、誰もが自分の生き方や教師であることに誇りを持っていた。だから、生徒を導くことができたのであろう。

 高倉健さんが、『プロフェッショナル 仕事の流儀 高倉健スペシャル』の中で、「『こういう生き方も悪くないんじゃないですか』というものを提示するのが、俳優の仕事」というようなことを言っていましたけど、自分の生きざまを見せることが、教育なんでしょうね。

kakapo1233 at 17:53|PermalinkComments(0) 1.書籍の紹介 | 2.社会

折れない心のつくり方



 物理用語の「外圧による歪み」という意味の「ストレス」に対して「レジリエンス」は、その歪みを跳ね返す力です。嫌なこと、辛いこと、悲しいことを経験すると私たちはへこんだり、途中で挫けそうになったり、落ち込んだりします、そんな嫌な気分をもとの正常な状態に戻す力です。
 
 レジリエンスは、視点を増やすことによって鍛えられ、強化する過程で一生の財産となる「グリット(遠いゴールに向かって興味や情熱を失わず、とてつもない長期にわたって、継続的に努力し続けることによって、物事を最後までやり遂げる力)」も手にすることができます。

 「私達の感情を作りだしているのは出来事そのものではなく、出来事に対する私達の解釈である」出来事を冷静に解釈できるようになりたいです。

 内田先生は、副交感神経を自分の意思で活発に働かせるために、呼吸法をはじめとするマインドフルネスの実践をすすめています。マインドフルネスの目的は、今に意識を向け、今の自分にきづくことが目的とのことです。「今の感情に気づくことによって、感情をなだめることができる。」と書かれています。

 世の中を面倒臭くするのは、ストレスに弱い人なのではないかと思います。困難が立ちはだかった時、解決策を考えない人です。

  この本の本筋からは若干はずれることなのかもしれませんが、「脳はもともと複数の課題に集中することができず、同時に二つのことを並行して行うと、結果的により多くの時間がかかる(浪費)だけでなく、ミスも増え、脳の認知機能低下(ストレスホルモンの一種であるコルチゾールの値が高くなり、免疫力の低下、海馬の萎縮)にもつながる」というところが気になりました。私は、典型的なナガラ族(テレビを横目で見ながら本を読む)なので、海馬がなくなっているかも^^;

 最後に…読書メーターに登録したレビューに内田和俊先生からコメントを頂きました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
《KAKAPO様、こちらこそ、ご感想・レビューだけではなく、コメントまでいただき、本当にありがとうございます。とても嬉しいです。 拙書を手に取っていただいたうえ、ポジティブなご感想をいただけると本当に励みになります。引き続き、何卒よろしくお願い致します。》


kakapo1233 at 17:48|PermalinkComments(0) 1.書籍の紹介 | 10.心に関すること

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法
近藤麻理恵
サンマーク出版
2010-12-27


《捨てられない原因を突き詰めていくと、じつは二つしかありません。それは「過去に対する執着」と「未来に対する不安」。この二つだけです。》

 いやあ、痛いところを突いてきますねぇ〜私の頭の中は「過去に対する執着」と「未来に対する不安」で破裂しそうなのだと思います。しかしだからこそ「ときめかないもの」を処分して「ときめくもの」だけに囲まれた生活をスタートさせなければ…
 

 《片付けのコツは「一気に、短期に、完璧に」。「まずは、『捨てる』を終わらせる」これを正しい手順で行うのです。そうすると、絶対に元の散らかった状態に戻ることはありません。》

 片づけに悩む人をターゲットした本の多くは「先ずは5分だけで良いから掃除をしてみよう!」などとヌルイことが書かれていますが、こんまりさんは、このようなアドバイスを真っ向から否定しています。そして片づけが出来るようになったら、その先には、考え方や生き方、そして人生が劇的にかわってしまう。というご褒美が待っている、と説いています。

 ときめくもの、使っているものだけを手元に残して、ときめかないもの、使っていないものを捨てる。しかも少しずつではなく、一気に…できそうでできないことですけど、思い切ってやってみよう!

 ときめかないモノを少しずつ捨てていますが、モノが増える一方です^^;きっと、古いものから捨てようとするからダメなんだ…新しいものでも、ときめかないものは、捨てよう!

 そだねー、片づけって、もしかしたら、自分の人生を見詰め直すことなのだと言っても良いくらいの効果があることなのかもしれませんね。面倒臭い。なんて後回しにしているということは、生きることが面倒臭い。と言っているようなことなのかもしれませんね。

 近藤麻理恵さんが、書かれているように、将来の自分に自信が持てれば、ときめかないものを捨て、過去の自分に決別できるんですよね。ときめかないものを使うものの中心に据えてしまう私は、典型的に、将来の自分に自信を持てない人なのです。

 それでもやっぱり、私は「未来に対する不安」に打ち勝つことができないでいます。まだ若い頃に持っていた全てのレコードを捨てた時のように、衝動的な気持ちにならないと無理みたいです^^;

kakapo1233 at 17:38|PermalinkComments(0) 13.衣食住 | 1.書籍の紹介

なりたい自分になるシンプルな方法



 著者は、15社、約800人の従業員を抱えるGMOの代表取締役会長兼社長。私もyaplogでお世話になってます。そんな方が、一冊の手帳で夢は必ずかなうとは、変な感じもしますが、熊谷さんは、手で書いた言葉には、意味と重みが出てくる。

 頭の整理をするには、現時点ではアナログの方が優れている。と仰ってます。この本を読んで、企業が目的を達成するためには「社会や人々の幸せに貢献できるか?」どうかということがとても大切なのだと思いました。個人や一企業の私利私欲は、結局社会に貢献できないばかりか、自分自身も幸せにできない。

 でも、手帳を使いこなすって、意外と難しいですよね。常に持っていないと役に立たないし、常に持っていられるようなサイズだと書きたいことを全部書けないしって、出来ない理由を書いているだけヾ(- -;)


kakapo1233 at 17:31|PermalinkComments(0) 1.書籍の紹介 | 【4】ビジネスに関すること

人生には何ひとつ無駄なものはない



 1996年に73歳で亡くなられた遠藤周作さんが残した珠玉の言葉を、親しくされていた鈴木秀子さんが、まとめた作品。その中に≪60歳になる少し前ごろから私も自分の人生を振り返って、やっと少しだけ「今のぼくにとって無駄なものは人生になかったような気がする」とそっと一人で呟くことができる気持ちになった。≫という文がある。この本に出会えたのは、まさに運命のような気がする。≪滅入ったときには、本屋に行ってしかるべき本を買ってくるんだ。読めば一語一語が身にしみてわかるはずだ。≫という言葉が温かい。

 宮部みゆきさんの『誰か』を読んで「裏切ることができないことが愛すること」という結論に到達?した私だでしたが、遠藤周作さんも、≪愛情というのは、きれいでなくても、あるいはきれいなものが醜くなっても、魅力的なものが魅力的でなくなっても、決してそれを捨てないでいる、ということです。愛の第一原則は「捨てぬこと」です。≫と言葉を残されています。ああ、私も伊達に歳くっているわけではなかったのかもしれないなぁ〜と、ちょっとだけ誇らしく思ってしまいました。

 ≪現代日本ではもう役にたたぬ老人を持てあまあしているのだ、それは今の日本では人間の価値を考えるのに「いかに役にたつか、たたないか」の尺度をもってしているからだ。役にたつものは会社でも社会でも全、役にたたないものは無用。現代社会の人間観はこの機能主義に変わってしまい、最近ますます強くなっている。≫企業も政府も利益と機能主義を追求していますが、それではきっと人は幸せになれないのではないか?と、この本を読んで思いました。

 よく「過去は変えられない」と言いますけれども、遠藤周作さんの教えは、愚かな過ちなどを含めて、過去の出来事が、私たちの心を形作っている。ということだと思います。それを悔いて自暴自棄になったりすることもあるかもしれませんが、それを糧に方向を修正したり、人の心情を察したりすることができれば、本当にかけがえのない経験になりますよね。

 この本は、相性の良い読書家さんの感想・レビューを読んで買いました。遠藤周作さんの著書から言葉を抜粋しているだけで、鈴木秀子さんの解説はないのですけれども、まるで書きおろしのように滑らかに繋がっています。確かに本に書かれている言葉が心にしみるときは、滅入っているときなのかもしれませんけれども、滅入ったからこそ本と出会い、世の中を観る視点を一つひとつ上げることができたのかもしれません。遠藤周作さんの言葉、achiさんにも気に入っていただけると嬉しいです。

 ≪恋愛の素晴らしさは意識的にせよ、無意識的にせよ、人間を相手に「信じる」行為をやらせる点にある。人間がもう一人の人間を徹底的に信じる点にある。恋愛は相対的な情熱にすぎぬが、我々がその価値を認めざるをえないのは、たしかにその点にあるのだ。≫この言葉を受けて私が考えたのは「恋愛の素晴らしさは、相手が自分を幸せにしてくれる存在だと信じられること」だと思った。これは利己的な考えかもしれないが、誰もが幸せになりたくて、そのために、相手を信じ、相手と良好な関係を築くことを誓うことが素晴らしいのだ。


kakapo1233 at 17:26|PermalinkComments(0) 1.書籍の紹介 | 10.心に関すること

どこでも誰とでも働ける



《楽天のある店長さんは言いました「誰かと仲良くなるための条件は3つあると、それは、1.自分のマイクロインタレスト(自分だけの「こだわり」)を自覚し公開すること。2.自己開示(自分の弱みをさらけ出せるかどうか)。3.コミットメント(当事者意識=自分事化)》ようするに、与えられた仕事をタスクとしてこなすのではなく、自分の価値観に基づいて、自分に出来ることで成果を出すことが『どこでも誰とでも働ける』ということなのだと理解しました。小さな成果が実績や信頼となり、期待されることが徐々に大きくなっていくと良いですね。

《ぼくは、「ギブ&テイク」ではなく、さらに一歩進めて、「ギブギブギブギブギブ&ギブ」でちょうどいいと思っています。見返りを求めることなく、自分の持っているスキルを惜しげもなく提供することで、新しい経験を仕入れることができるからです》
 どっかで聞いたことのある話ですが、確かに既に知っていることも、調べなければ分からないことも、求められた時に惜しみなく提供しようとする時、その知識を身につけられることは間違いないです。とにかくググりまくって、信ぴょう性を高めるために情報を比較して同じところ違いを確認するのです。

《ゲマインシャフトというのは、「損得を考えず人のことを思ってよくする人」。それに対してゲゼルシャフトというのは、「利益のことばかり考えて、利得でしか動かない人」のこと》とは言っても、自分の暮らしが不自由だったら「人のこと思ってよくする人」でいられませんよね。
 また「利得でしか動かない人」は、短期的には良くても長期的には悪くなってしまうような気がします。要するに、自分と相手の利益を考えて、必要以上に損得にこだわらず「この人に頼めば成果を出してくれる」「この人に頼みたい」と思えるような人になることが大切ですね。

 企業の目的は何か?と問われたら皆さんは何と答えますか?現時点での私の答えは、利益・成長・存続です。短期的に利益を得て逃げてしまえば良いのであれば、簡単ですが、成長・存続するためには、雇用を維持するなど、社会に貢献しなければなりません。
 個人でも、仕事に関しては、企業と同じような側面があるのではないでしょうか?利益がなければ、生きて行けませんし、成長しなければ、家族を養うことができません。また、存続するためには、企業がESGやSDGsを考えるように、他者との調和も疎かにできないのです。

 自分にしかできないことなんてないと思います。でも、少なくとも、自分がいることによって、仕事が少しだけ楽になる組織は有ると思います。だから、これからは、マッチングビジネス(人と人を繋ぐ)が大切だと思います。

 私は、2022/7/1で、64歳になったので、もう、そんなにガツガツ働く気は無いですけれども、それでも、やっぱり誰かの役に立っているという実感は、ちょっとだけ求めているかもしれません。どこでも誰とでも働けるように…

kakapo1233 at 16:16|PermalinkComments(0) 1.書籍の紹介 | 2.社会

脳には妙なクセがある



 脳は、身体と情報のループを形成している。脳は、とことん身体感覚(入力)と身体運動(出力)の処理に特化した組織だったが、人の脳は、身体の省略とという「芸当」を覚え、身体性を軽視しがちである。
 しかし脳は、身体とともに機能するように生まれたものである。活き活きした実体験が、その後の脳機能に強い影響を与える。勉強部屋や教室をメインに成長した人と、野山や河原を駆け回って成長した人では、身体性の豊かさの差は明白である。脳に記憶された情報は、どれほど使ったかを基準に選択されるため、出力を心がけた生き方を大切にしたい。

 勉強は、教科書を復習するなど入力を繰り返すよりも、問題を解くなど出力を繰り返すほうが、脳回路への定着がよい。正答は、議論の中で新たに芽生え正解に辿り着く。問題に対する理解も深まり応用力が身につくため、類似した問題の正解率も上昇する。話合いは、一方通行の授業とは異なり、より本質的な理解や解釈をもたらす。

kakapo1233 at 16:09|PermalinkComments(0) 10.心に関すること | 1.書籍の紹介

生きるチカラ

生きるチカラ (集英社新書)
植島啓司
集英社
2016-04-22


 私たちにとってもっとも大切なことは何だろう? 植島 啓司 氏 は、下記のように記した。「あなたにとってもっともたいせつなことは、自分の中に眠るたくさんの可能性を実現していくことにあるのではないかと思う。人生は短く、あっというまに終わってしまう。あなたは欲張っていろいろな人生を生きてみるべきではないだろうか。可能なことはできるだけすべてやってみる価値があるだろう。」と…。

 9年前に書いた感想にある、自分の中に眠る可能性を実現しようとすることは、欲から距離を置くという現在の心境と両立するのだろうか?新たな課題…

 このコメントは、2019/5/1、テレビを観ながら書いていました。当時は、雅子さまが、ご結婚なさるとき「いろいろと考えた結果、今私の果たすべき役割というのは殿下のお申し出をお受けして、皇室という新しい道で自分を役立てることなのではないか、と考えましたので、決心したわけですから、今は悔いというものはございません」と仰いました。生きる力というものは、自分の役目を果たそうという決意の中に生まれてくるものなのかもしれませんね。


kakapo1233 at 16:04|PermalinkComments(0) 10.心に関すること | 1.書籍の紹介

脳と気持ちの整理術



《社会に出て与えられる問題は、今の自分の脳力では解決できない、自分にとって5歩先ぐらいのことである場合が多いと思います。
 5歩先に解決がある問題を分解して、今の自分にできそうな1歩目を先ず見つける。1歩目まで確実に行けるように努力する。それから2歩目に進んで行く。そうやって1歩1歩進んで行くうちに、脳内のネットワークが強化されて、やがて5歩目まで1歩で飛ぶような仕事ができるようになるのです。
 先ず、確実にできることを増やすことが大切です。そうすると、ある段階から、脳の成長が加速度的に速くなっていきます。》
 

 社会に出て与えられる問題を解決する能力を得る方法は、社会に出る前に社会の仕組みをしっかり学んでおくことだ。人間がどのような本能によって突き動かされ、どのような共同幻想をつくり、何に向かって突き進んでいるのか。ということを…

 試験の前日に、部屋の掃除がしたくなったら、作業興奮という言葉を思い出しましょう(;´・ω・)

kakapo1233 at 15:58|PermalinkComments(0) 2.社会 | 1.書籍の紹介

内臓脂肪を最速で落とす



 奥田昌子先生は(予防医学の理念にひかれ、20万人以上の診察にあたった)、内臓脂肪が付いていると、生活習慣病だけでなく、認知症になりやすく、その進行が速まる。また、がんの危険も発症率も上がるという。
 
 内臓脂肪が落ちる生活習慣は、摂取カロリーを減らす、脂肪細胞が分泌する善玉物質の一つ、アディポネクチンを増やしてくれる成分を含む食品をしっかり食べる。息が弾む程度の運動を30分間、週に5回以上行う。ストレスを減らすなど、特に目新しいことはなく、大切なことは続けること…

 私は高血圧症で、毎日、降圧剤を飲んでいるのですが、当然のことながら、動脈硬化で、脳溢血や脳梗塞、心筋梗塞などの危険をはらんだ状態で毎日暮らしているわけです。その原因になっていたのが内臓脂肪だったとは…

 食べすぎに注意…特に血糖値が乱高下し、インシュリンが出過ぎるような食べ方に注意ですね。運動の充実…「息が弾む程度の運動を30分間、週に5回以上行う。」というのは、過酷ですが、やらないと早い時期にできなくなり、悪循環に陥るというリスクもありますよね(-_-;)

 生活習慣病は、諸悪の根源だと思っていたら、その更に根源には、内臓脂肪があった!?という怖い話です。日本人は、欧米人に比べて内臓脂肪が付きやすい体質なのに、食が欧米化したら当然のことながら……

 もっと早く知りたかった情報もあります。知っていたらやらなかったのに…知らないって残念なことですね…取り急ぎ始めたこと、トランス脂肪酸抑え目?のマーガリンに変更したこと…ヌルイ?

「内臓脂肪が分泌する悪玉物質が、悪玉コレステロールを血管の壁にしみ込みやすくして動脈硬化を進行させているのです。」という話が怖すぎです…私の高血圧は、内臓脂肪が原因である可能性が高いです^^;

 内臓脂肪が万病のもとであり、内臓脂肪を減らすことは、私たちが既に知っていることを実行するだけなので、さっさと始めましょう!内臓脂肪を最速で落とす目的は、健康を維持することなので、体をつくるための栄養素は、しっかり摂取して、体をつくるための運動を適度にやる!ということですね(^^♪


kakapo1233 at 15:51|PermalinkComments(0) 1.書籍の紹介 | 8.健康
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