Birth

福島県でビスクドールを作っていましたが、埼玉県に引っ越しました。 人形製作の様子をお伝えします

2013年02月

石膏型(モールド)が乾いたら、
ポーセリンスリップ(ビスク用の粘土)を流し込みます
今回は
ニューヨークドールプロダクト社のピュアホワイトを使います
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石膏型の内側に汚れがないことを確認して

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きつめのゴムで止めます
もし、汚れがある場合は、水を使わず、アルコールを
コットンにしみ込ませたものでふき取ります
(水を使うと、また乾かさなければならなくなります)

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ポーセリンスリップを良くかき混ぜ、少し置きます

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石膏型の鋳込み口から粘土を流し込みます
その際、画像のように鋳込み口の縁に添わせるのではなく
一気に流し込みます
そうしないと、抜いた粘土に断層のような痕が付いてしまいます

鋳込み口いっぱいまで粘土を流し込んだら
5分程置きます
時間を長く置く程、粘土の厚みは厚くなりますので
用途によって、置く時間を調整します
鋳込み口の縁で、厚みを確認したら
流し込んだ粘土を排泥します
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その際、急激に排泥すると、石膏の内壁に付いている粘土も
はがれてしまうので、注意する
はがれてしまうと、こんな感じになってしまいます
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排泥の際、粘土で口がふさがってしまいうまく排泥出来ない時は
鋳込み口にストローを入れ空気を吹き込むとうまく排泥します
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排泥したら鋳込み口を下にして
少し隙間ができるようにして、5分CIMG3510ほど置きます

















余分な粘土が落ちて来なくなったら
胸側をしたにして、置いておきます
大きな型なら、半日程度、小さな型なら一時間程が目安です

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型の合わせ目の上下をこぶしでコンコンと叩いてみて
カタカタ音がするようになったら、外してよいサインです

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カタカタ音がするのは、上の画像のように
石膏と粘土の間に隙間が出来たためです
静かに、石膏型をあける
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優しく、下の型も外す
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ゴムを通す部分には、穴を開けておく
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表面に傷がついて凹んでしまった部分があったら、
粘土が乾かないうちに、筆で粘土を塗っておく

乾かしたら、低温焼成して素焼きにします

前回 ←前回の工程が見たい場合押してください
作った手の石膏型を使ってみました

石膏型に液状粘土を流しいれ
5分ほど置いて、粘土の厚みが3mm位になったら
余分な粘土を排泥します

下はその後、一時間程置いて、型から抜いた状態です

型から抜けるタイミングは、型をトントンと叩いてみて
カタカタと音がしたら抜ける合図!
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前回親指の付け根の部分に
粘土を詰めて型を作ったので
抜いた粘土も親指の付け根がつながった状態になります
赤い部分は余分なので切り取ります
石膏の合わせ目(バリといいます)が
指の両端に付いているのが分かるでしょうか?
ここもナイフで切り取り、きれいに整えた状態が下です
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爪もきれいに出来ました♪

低温で素焼きのにしてから、細かい部分をさらに磨いて
高温でビスク焼成します

前回  ←前回の工程が見たい場合押してください
簡単な部分の石膏型の作り方を説明しました

今回は、少し複雑な手の部分の石膏型についての
補足説明をします

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親指の付け根から人差し指に向かう部分を
きれいに抜くためには
この角度が正面になりますが
そうすると、中指、薬指、小指が重なり抜けなくなります
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したがって正面はこの角度になります
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ただしこの方向だと親指の中心に
パーティングラインがきてしまします
パーティングラインを目立たないようにするには
石膏型の合わせ目をきれいにつくれば
目立たなくなります
どうしても、いやなら親指部分も分けて
石膏型をつくります
私は、このまま進みます

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しかし、方向をいろいろ変えても
どうしても抜けない部分が
出来てしまう場合があります

その場合は、石膏型を分けるのが基本ですが、
ほんのわずかな部分の場合は
石膏型を作る時に、粘土で埋めて作ります
今回は、親指の付け根の緑色の部分が
どうしても抜けない場所なので、
粘土で埋めてあります

液状粘土を流し込むとこの部分まで
つながったものになってしましますが、
抜いた後に切り取ってしまえば、問題ありません

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こちらが完成した石膏型
心配した爪もきれいにコピー出来ているようですが、
実際に粘土を抜いてみないとうまくできているかどうか
はっきりとはわかりません

粘土を抜いた結果については、またの機会にご報告致します

前回  ←前回の工程が見たい場合押してください
上下の石膏型の流し込みが終わったので
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今回は、残りの凹んだ部分の流し込みです

凹み部分 肘側の粘土を取り除いたところ
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上下の型が離れないように、強めのゴムで止める

離型剤を中だけでなく、周囲にも2.3度塗る
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口の周囲に粘土を盛る
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これは、後で粘土を流し込んだ後
型を外す時に出っ張りがあった方が外しやすいからです
きれいな立方形の石膏型を作りたい方は不要です

石膏を流し込む
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固まったら反対側の手首部分を作ります
こちらは鋳込み口になるので全部塞いでしまいません

離型剤を中だけでなく、周囲にも塗る

鋳込み口を粘土で作る
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それを手首の凹み部分の中央に来るように置き
石膏を流し込みます
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乾いたら粘土を取り出し
周囲を整えた状態
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硬化して、分解するとこんな感じです
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上下の凹んでいる部分をセットした状態
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角を少しカッターで落としておくと
石膏型が壊れにくくなります
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以上で、石膏型の完成ですが、
使うためには、乾かさなければなりません
乾燥コースのある窯があればそれで6時間程乾かしますが
自然乾燥なら、2週間ほどかかると思います
その際、ばらばらで乾かすと歪んでしまうことがあるので
必ず組み立てた状態で乾燥させます

次回はもう少し複雑な部分(手)の石膏型について
説明します

分からないところは、コメント欄から質問して下さい

前回 ←前回の工程が見たい場合押してください
一度目の石膏の流し込みまで説明しました
今日は、その続き

前回流し込んだ石膏が固まって
壁を取り除いた状態
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下の粘土を取り除いて、ひっくり返すと
こんな感じ
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前回同様凹んでいる部分に粘土を盛ります
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石膏型の表面と側面、原型の表面に
2,3度離型剤を塗る
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周りに土手となる壁を作る
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その上から、前回同様にして
石膏を流し込む
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乾かして壁を取り除いた状態
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