ついこの間のことが遠い昔のように想い出されます。何度見てもなつかしさで涙が頬をつたいます。人の優しさが身に染みた日々でした。また野宿がこんなに楽しいとは思いませんでした。私が野宿をはじめたのは、最初は宿を利用していましたが、ある夜のこと前日同じ宿の人2人と同じ宿になりました。食事中、もう70を超えている人が昨日の宿の悪口を今日の宿の主人に話していました。するともう一人の人が話に加わり、最悪にも昨日お世話になった宿のご主人の悪口を話し、相手もうなずき話に夢中でした。私は参加せず、食事が終わるとすぐに部屋に戻りました。そして「この人たちは何のためにお遍路をしているのだろう。十善戒を唱えているのに、全く意味がないことをしている」そう思いました。残り少ない人生において話すことはレベルが低すぎます。それが私が野宿を始めたきっかけでした。
もうひとつあります。それは宿へ泊るとお金がかかるということです。「何度も四国を廻る人はお金に余裕がある人たちばかりなのだろうか?」いえ、それだと家庭が崩壊します。車にしてもそうですが野宿はお金がまずかかりません。食事は1日1回取ればいいほうです。コンビニでおにぎりと味噌汁を買いそれで十分でした。四国までの交通費はかかりますが普段の生活費よりはるかに安いお金で生活できます。これだとお金をかけずにお遍路ができます。そればかりではなく多くの人との出会いや心の触れ合い、夕暮れの空、満点の星空、朝焼けのまぶしさ、たくさんのことが経験できます。それらは全て自分のものです。人間を成長させてくれます。
また四国を廻る時がくると思いますが、その時も野宿で出かける予定でいます。
このテントですが、楽天で¥2000で買いました。安いですが雨降りには屋根の下に張らないと駄目ですよ。良い点は軽くて持ち運びにいいです。



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