2017年01月09日

KOK感動。MCバトルに思う

d6296c49.jpg
366e6b6d.jpg
昨日アベマTVで見てました。



素晴らしかった。決勝感動しました。何度も見たことある人は勿論、和歌山のSURRY氏、シブかった!呂布カルマ氏、輪入道氏、優勝のガドロ氏、崇勲シブかった!



激戦に次ぐ激戦。8小節×4でも相当だし、その延長とかを繰り返すというのは相当なスタミナ。


即興力、押韻力、フロー力、声のスタミナ、パフォーマンス力、空気を読む力、言い返す力、そもそも面白いことを言う力…華があるかどうか…



MCとしてのある側面の総合力が問われる場として、異論の余地はないです。



じゃあそれがMCとしての全てかというと、他にも楽曲を作る力、ライブをする力、音楽的な素養、トータルのリテラシー、マネージメントする力、プロモーションする力…etc…他にも沢山ありますね。


何角形かの総合力を示すチャートがあるとして、MCバトルの強さは、その中の一つの要素であり、バトルが強いイコールいいMCというわけではない。バトルは強いけど、音源くそダサい人は沢山居る。言わずもがなの事実。


女性で言うと巨乳ナンバーワン選手権のようなものであり、イコールナンバーワンいい女ではない。


じゃあ、これだけ世の中に浸透している理由は何か?


色々あるだろうけど、

主催する側として、興行を成り立たせるための手段として、バトル出る人には高額なお金を支払う必要もない、

且つ次から次に新しいコンテンツ(出場者)が出てくる、

且つ、MCバトル出演者が2000円以上支払ってそのままお客さんにもなる…

そして、MCバトル出場者としても、大きな大会はプロモーションとして、それなりに効果がある…

かかわる色々な人にとってwinwinな都合の良い要素が固まっているため、テレビ効果とも重なって、これだけ隆盛を極めていると思う。このビジネスを大きくされた方たちが先見の明があり、優秀だったという点ももちろん。

興行主にとっても、箱にとっても、現状は凄くいいことなんでしょうね。

自分が主催に関わるイベントがスカスカで、MCバトルイベントがパンパンで、箱の人が潤いまくっているなら、それは素晴らしいし、箱の人にとってはそっちの方が嬉しいに決まってる。

「君たちのhiphopイズムはお金にならないんだ!家でホームパーティでもやってくれ!」

ということにもなりかねない。



誰にとってこの状況があまり好ましくないかと言うと…

MCバトルに関わってない、何も利権が絡まない大御所の人なら、バトル勢にこれまでの営業先を喰われたりすることもあるだろうし、

そもそも全く違うフィールドでやってる人は、なんだよそればっかり、となるだろうし、

バトル出てるけど勝てなくてバトルの一線を退いたベテランだって面白くないだろうし、

そもそもあんなものhiphopじゃないぜ!という層はもちろん気にくわないだろうし、



MCバトルだけが脚光を浴びて、そもそものhiphopがないがしろにされている?「MCバトルが全てじゃないぜ!」と言いたくなる。気持ちはよくわかる。一理ある部分もあると思います。

ほんとに一要素に過ぎないけど、マスにとってキャッチーだから消費されているだけという部分はあるでしょうね。



そんな前置きがあって、



自分の場合、UMBもKOKも去年予選エントリーして、勝ち残ることは出来なかったけど、MCバトルに出る理由というのは何だろう、これはそもそも何だ?ということをあらためて考えてました。

2000年代初頭にMCバトルに出はじめたときから、ほぼ変わらない。

一言でいうと、


「ライブ、音源まで辿り着いてもらうため」


詳しく書くと、



・世の中との接点を増やして、未だ自分のことを知らない人に知ってもらう機会を増やしたい

・上記から派生して、ライブとか音源まで辿り着いてもらいたい

・自分が存在するコミュニティ以外に居るプレーヤーを知りたい

・生の衝動としてジッとしていられない

・祭があれば神輿を担ぎに行きたい



そんなところだろうか。MCバトル自体が目的ではなくて、自分の場合は、基本的にはプロモーションの一環だろうな。じっとしていられないから、というのもあるけど。



実際に2005年のUMBに出て、DVDが話題になって2006年のSENBE-BUTONリリースに繋がったのが10年前。



今の時代は、更にMCバトルの影響力が大きくなったので、強ければ、勝ち上がれば、メディアに触れる機会もそれだけ多い。



それ自体が目的な人も全然いいと思うし、より一層夢がある世界になって素晴らしいと思います。


そこから更に掘り進む人も居れば、そこで遊び続ける人も居るだろうし、「敷居が高いから」、「敷居が低いから」、本質が薄まるとか、濃くなるという部分は、あくまで個人の話でシーン全体で云々という話にはならないだろうと、私は思います。


こういう活動をするにあたって、ここまで社会現象になりつつあるMCバトル。


それを取り巻くそもそもの世界、日本のヒップホップシーンの動向。何より自分の身の処し方。

面白いですね。自分も気が向く限りは出ようと思います。そして、いい結果が残せるように、スキルを磨いていきたいと思います。今の一線級の人たちはほんとうまいと思います。



そして、自戒の念として、プロモーションのために未だにMCバトルに頼らないといけない自分の力量の無さは、しっかりと噛み締めて、自覚して、総合力を磨いていかねばと思います。



2017.2.22の6thアルバム 「草莽の人」発売に向けて!レッツプロモーション!


この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/kalliostro/52161891