2016年08月30日

自分らしい仕事というか。

soap.jog

「郵便振替の振込用紙にうれしい感想を書いて下さって、ありがとうございました。
ネットショップをどうやったら自分らしくできるのか?そんなこと、無理なのかしら?なんて考えながら、なかなか行き届きません。

地味ですが、まず自分が使ってみる、良いと思うものをご提案するくらいしか思い付かず、せめてそれだけはやっていますが。なかなかこちらからばかりの一方通行で、店舗でお客さまとお話しながらモノをお渡しするのとは違いますね。こうやって感想などいただくと、本当に励みになります。」

と、メールでお返事した。昨年6月にギャラリーと店舗を閉じた私の手元には、累計赤字の会社と在庫が残った。金額にしたら大したことはないけれど、私にとっては在庫のオリジナル製品は不肖のこどものような存在だ。捨てるわけにはいかない。

注文がある分だけから送り始め、秋口からは少しづつ手入れもし、ネットショップを続けている。生計を支えるほどの売上にはならないが、続けているのにはわけがある。
ここでも自分らしい仕事ができるんじゃないだろうか?という気持があるからなんだ。

楽天やYahoo!、その他様々な資本提携関係のネットのショッピングモールにも属していない。いっときは勧誘もあったが、断って来たその理由は「自分らしく」できそうにはなかったからだ。

目がチカチカするようなどぎつい色柄、コピーのバナーに溢れたその下、スクロールして、やっと目的のものに辿り着くようなページの作り。私が買う側でもちょっとげんなりする。間違ってクリックするのを待っているかのような態度は私らしさとは遠い。

広告に頼らないで採算が取れるくらいの注文を得られるんだろうか?そこは不安けれど、私がやり残した「きちんと繋がること」ができるかも知れない。店舗でさえやり残したのに、ネットという距離のあるもので?とは思うけど。

出荷はなるべく自分でやり、おひとりづつ今まで買って下さったものを照会しながら葉書に一言をしたためる。ブログといい、こうした出荷の際の一言の封入といい、ネットショップでのお勧め文句と言い、言わば全てが一方通行の作業だ。

その返事が繰り返しのご注文となってやってくる。まれに注文に一言添えてくれたり、こうして振込用紙に一言書いて下さる方がチラホラいて、それをこっそり支えにさせていただく。こうやって一方通行だったものが交わり始めるとすごくうれしい。

顔の見えにくい大きな企業とは違っていい。野暮ったくてもいいと思っている。接点が見えにくい遠方のお客さまと、どうやったら仲良しになれるだろう?私にとって仕事は友達を作るためにあると気づいて以来、わずかでも縁のある人の人生が大切になった。

でもそれは望まれていないのかな?と思い出すのは、数年前、東京の百貨店で期間限定で売り場を展開したときのこと。近づいて商品を手に取る人に、茅ヶ崎のショップでするのと同じように「こんにちは」と話しかけた。その途端、相手はさっと身を翻して去ってしまったんだ。

いい勉強になった。東京のように人の多いところでは、むしろ人との触れ合いは疎ましいのかも知れない。私は40年も東京の真ん中に住んでいたのにな。確かに、どこからが店舗なのかわからない造りの空間では「いらっしゃいませ」の声は不特定に発せられて、自分に向けられたのかどうか判然としない。だから、それを無視することに心が痛んだりもしないんだ。

なんだか寂しいな。小さな私のネットショップで買い物をしてくれる人はどっちなんだろう?私が私らしくあっても、「いいよ」「悪くないよ」と思ってくれているんだろうか。安いこと、早く手に入ることが最善の現代。でも、それは最善だろうか?

ネットの向こう側に興味深そうな人がいて、会えないけれどフレンド、みたいな存在で、ソーシャルネットワークを使って近況を伝えたり、いつか旅したら会いたいな、なんて夢見ることは時代遅れなんだろうか?





2016年08月26日

醗酵ショクヒン

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糠漬けとコンブチャ。いろんな食事療法を知ったし、試みたけれど、今も続いていて、なんとなく身体にも良さそうなのはこれだけ。気が向けばグリーンスムージーは飲むけれど、今は何も「我慢」と「努力」をしていない。

こう暑いと醗酵もぐんぐん進む。糠漬けは進み過ぎるのも心配で、7月の中頃からは冷蔵庫に入れっ放し。それまでは出したり入れたりしていた。今は食べるタイミングを見計らって食材を入れ、急いでいればクソ暑い常温放置、そうでもなければ冷蔵庫保管。

コンブチャは音だけ聞くと昆布茶だと思われそうだけれど、一昔前に流行したらしい
「紅茶キノコ」というもの。紅茶のカフェインと砂糖の糖分を元に醗酵する飲み物で、できあがると甘い紅茶だったのが、僅かに発泡する酸味のある液体になる。

甘さはほんのりになるけれど、美味しい。進むとどんどん酸っぱくなるので、ビネガー代わりにドレッシングに使ったりマリネ液に使える。これを知ったのはWooninさんという人ので、彼女のぴちぴちした健康的な肢体に憧れたんだ。私よりずっとお若い人だけども。

そして彼女の作る料理やお菓子がきれいな出来上がりであったのも良かった。まだ歩けた頃、彼女の家で開催されたコンブチャのワークショップに行き、タネをいただいて来た。その後放置し過ぎて匂いが強くなり、家族に敬遠されたのもあり、引っ越しを機に捨ててしまった。

それから一年経とうとする初夏にまた始めたという次第。美味しいんだよね〜、これ。買うと家計を圧迫する価格なので手作りしている。毎日コップ一杯飲もうとすると、1ℓ瓶を2本、代わる代わるずらして計画的に醗酵してもまだちょっと追いつかない。3本にしようかな?と思案中だ。

しかし、振り返れば、病気の私のもとには実に様々なアドバイスが届いた。試供品をくださった方もいた。これがいい、あれが効く?私自身も死にものぐるいで調べた。救われたい一心だ。痛みから逃げたい一心だ。

皆さん親切心からのことだし、ご自分に効果があったから本当に良いと思い込んでいる。けれど、集まって来たものをずらりと並べてみると、驚くなかれ、中には性質が真逆のものもあった。良さそうだけど、経済的に採用できないものあった。

やがて私が辿り着いた結論は「誰にも良いというものは無い」「食べものに罪は無い」「食べるべきものは自分が知っている」という3つ。当たり前みたいだけれど、なかなかこのとおりにできない。

この3つを逆に言ってみると「誰にでも良い特効薬みたいな食品がある」「悪い食べものがある」「食べるべきものは自分では判断できない」となる。うーん、そういう宣伝文句も確かにあるよね?そして病気の人や劣等感のある人の心を強烈にくすぐるんだ。

そうはいっても、と、合成保存料や、添加物はどうなの?と否定したくなるでしょう?でも、考えてみたら合成保存料などの添加物は、食べものじゃない。それに同じものを取り入れても、人によって体温も消化吸収の力も違う。体内の酵素量も違う。

食べものの指針として、自分の嗜好が信じられない気持はすごくわかる。私も深刻な病気になった自分は嗜好が悪かったと考えた。自分を責めた。それに広告に出てくるような理想的な体型でもないし、毛穴が全く見えないようなツルぴかの素肌でもない。

一般的には、どこかしら健康には自信がないのが普通だし、健康体でも「身体の中には悪いものが蓄積されている」みたいな囁きもよく耳目に入って来る。けれど、それは「脅し」かも知れない。年をとることを恐れるような、不自然な流れも生まれている。

加齢臭という単語ができた辺りから、私はこの類いの「人の弱味に付け込む商売」がほとほと嫌になった。熾烈な資本主義社会を生き抜くために、つまりショーバイのために新しい「差別」がどんどん生まれているんだ。

昨年、近代的なリウマチの治療を始めた頃に、肉や魚が無性に食べたくてガツガツするくらいの時期があった。その時期を過ぎる頃になって出た血液検査の結果は「アルブミン」が最低、つまりタンパク質が大幅に不足だった、という経験をした。

なんだ!私の嗜好って身体を見事に反映してるじゃないか!目から鱗が落ちるようだった。だから、今はもうベジタリアンじゃないんだ。と言って毎食動物性タンパク質が欲しいわけでもない。私は食べたいものを食べることにした。

この経験はちょっとばかり自信をもたらした。私はもっと自分を信じよう。食べたいものを食べたいだけ食べよう。その結果もまた受け入れよう。人の魅力というのはわずか数種類じゃない。

その人がその人らしくあるとき、人の数だけ生まれるものだと思う。車椅子の人になったこの頃になってやっとそう思う。こんな私だってなかなかいいぞ、と思いたい。醗酵モノは我が家ではふたつだけだけれど、気持はもう充分ぽこぽこ醗酵しているぞ。
 

2016年08月24日

蚊遣りなんて使わない?

蚊取り線香

蚊遣り、と言ってもわからない若い人が多いかもね?蚊取り線香です。
「蚊遣り」というのはいい響きのことばだなぁと思う。「殺虫剤」よりずっといいんじゃない?蚊遣り器の素敵なものを探していてご紹介が遅れてしまった。でも、もう使わないのかな?

都会の住宅街では、蚊が住むこともできないくらい草木もないし、蚊が発生する水たまりもないのかな。それにエアコンの室外機の熱さのおかげで、誰もがエアコンを付けずに寝んだりしないのかしら?

我が家は古い仕舞た屋で網戸の建て付けが悪くなっているので、しっかり締めてもどこからか蚊が入って来るらしい。それとも夕方、外から一緒に入れちゃうのかな?大体は無事なのだけど、時折ぷ〜んと付きまとって眠れない夜がある。

痒いしうるさいし、何よりも眠いのに寝かせてくれないことに腹が立って、むん!とまなじりを決して灯りを付けて起き上がってみる。けれど、悲しいかな、鈍い私は巧いこと捉えられない。パチン!と手のひらで大きく空しい音がする。空振り。

それで、怪しいなと思われる夜には用心のためにこれを使います。古くから伝わる天然の蚊取り線香。無風状態で一巻き約六時間の燃焼なので、就寝時にぴったり。庭仕事などに短時間お使いの際は消したところからまた使うと経済的。


屋外での使用はもちろん、窓を開けておきたい季節にはあると安心。独特の香りは日本の夏を思わせる風物。合成の殺虫剤を使っていないので、安心です。とは言え、ケムリで燻されたお目覚めにならないように、喉を痛めないように、必ず窓を開けて、広々したところで。

毎晩とは言わず、熱帯夜など、夏の夜の安眠のために備えておきたいもの。
有効期限は未開封で3年間。我が家ではちびちびと1、2年かけて使っていますが、薬効が落ちたという感じはありません。湿気の多い場所に置いておくとカビが生えたりします。

原材料:除虫草(シソ科)薄荷(北海道滝上産)除虫菊末(北海道滝上産、中国産)粉末として10%、総ピレトリンとして0.1%、白樺木粉(北海道産)タブ粉、デンプン 

もちろん日本製。市販の蚊取り線香は合成ピレスロイド系という殺虫成分が入っています。それが私はちょっと気に入らない。こちらの方が安心。ネットショップで。






2016年08月22日

できること、あるかな。

oiso.jpg

毎日何かしらやっている。当たり前か。長いこと仕事人として生きてきたので、大体は定時に始めて定時に終えるという繰り返しが身に付いているんだろうか?ねぇ、私?
ぼんやりしていたっていいんだよ?大手を振って療養中なんだ、と思うんだけども。

義務感はさらさら無い。全ての時間は私のものだったわ、と思い直すところからの再スタートなせいか、全てのことを楽しみとしてやっている。それは幸せそのものだ。
毎朝、今日は何をしようと考える。だったらあの服がいいな、と着るものを決める。

今日は秋の初めに着たいなと思ってワンピースの裁断をした。リネンだけど、ある程度重量があって落ちのいい生地で濃紺。紺色のワンピースなんて制服みたい。けれど、気に入ったんだ。で、やる気になってる。

なんにもしなくてもいい、はずなのに毎日何かしらやっていて、その内のいくつかを世の中に差し出してみる。「こんなものを作ったんですけど、いかがでしょう?」みたいな感じ。おずおず。これが仕事に繋がればいいなぁとぼんやり考えている。

身体は不自由になったけど、15分も立っていられないけど、歩くのは大変だけど、それでもできることはある。できる範囲でやる。いつでも何でも少し大変。だからこそ、
やりたいことだけをやるようになった、と言える。考えようによっては、これはすごい贈り物だよね?

この先、働かなくても充分な蓄えがあるわけじゃない。だから、何かしら人様のお役に立つことをして、そのお礼に何か頂戴して暮らして行かなくちゃならない。それはみんなと同じ。沢山はいらない、と思っても実際にかかるものはある。

何ができるかな?障がい者に開かれた就職先も年齢は引っかかる。人と働くことは嫌いじゃないけれどな。でも、ひとりでもいいや。ネットショップ、編んだり、縫ったり。できることを続けて行く、今の毎日の延長に何か見えて来るだろうか。

うん、コツコツやろう。身体もきっと追いついて行くさ。傍らでは日本語がまだ上手でないせいか、なかなかアルバイトが見つからないニュー息子が小さなため息をつく。働きたい。そうだよね?健康なのだし、おこづかいだって必要だし。

きっと素敵なのが見つかるよ。日本じゃ昔から言うんだ、ニッパチってね。二月八月はちょっと景気が沈む。九月になったらきっといいことあるよ。もし見つからなくても、最後には見つかる。その頃きっと日本語ももっと巧くなってるよ、と言ってみる。

台風一過。娘が出かけてニュー息子とふたりで囲む夕食。ルワンダ人の息子と私の夕ご飯は牛肉と切り干し大根としらたきの煮付け。ピーマンとひじきの炒め物。キムチ。ジャガイモとわかめのお味噌汁。5分搗きごはん。和食だなぁ,思いっきり。




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