2018年02月03日

2018年02月03日

この頃の香害対策

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うちで2002年から扱っているイタリア製の洗剤は匂いが強い。そのせいで好かれたり嫌われたりもする。好きじゃないけれど、汚れ落ちや仕上り感の性能がいいので、と使ってくださる方も多い。

私自身は学習のためもあって、他の様々な環境負荷の少ないといううたい文句の洗剤を試してみたし、今もそれは継続している。が、一長一短なら良しだが、汚れ落としの力がピンと来ないものもある。

熟慮するに、汚れが落ちたかどうか?というのは、はっきりしたシミでもない限り、または白度が上がるというような明白なことでない限りは、多分に印象的なものがあるみたい。そのひとつが匂いなのかも知れない。

確かに件のイタリア製洗剤には、ウールがふんわり仕上がるということのほかに、汗臭さがすっきりする、という感想をいただくことも多かった。けれど、匂いというのも実はある程度印象で、対策は分解か上書きという2通りの方法しかない。

しかし、分解したとしても、無臭というのはむしろそのものの匂いを生臭く感じるものなんだ。無臭で良い香りものもはそう多くない。品質の良いパンなどは小麦のいい香りがするけれど、洗浄に関するものは衣類そのものの匂いだけではちょっと具合が悪い。

ヨーロッパと湿度の著しく違う日本では、ものすごく私的な表現になっちゃうけれど、空気の粒が大きい気がする。よって、香りが濃厚に感じられる。揮発しにくいといったら、少しは科学的かな。ヨーロッパではすれ違い様の香水が素敵に感じても、日本ではわざとらしさが印象に残る。

実は、私は強い香りは得意でない。なので、使用量を汚れが落ちる極限まで減らして使って来た。ところが、我が家に昨年、妊娠〜出産というイベントが持ち上がった。つわりというのは辛いもの。モノの匂いが気になる。柑橘以外の大抵は悪臭と感じられる。

吐き気などは人によって違うけれど、家族にそういう状態の人が発生したので、我が家の洗濯事情は更に「無臭に近いこと」を目指すことになった。そこでラ・レシーブオブバンブー社の「竹炭灰」をベースとした洗浄剤(洗剤ではない)を使う。

同社の試験では洗剤に劣らない良い洗浄結果を得ているものなのだけど、目立つ程の汚れ落とし力があるわけではない。となると、せっけんや洗剤に麻痺した鼻にはいささか物足りない。私たちって、こんなふうにイメージと分析などの物理的事実とをまぜこぜにして物事に対峙しているのだなぁと思ったことである。

すっきり感に乏しいというのも寂しいので、ここはイメージや気休めであれど、これまで使って来たイタリア製洗剤を僅かに添加してみようということになった。

息子殿の作業着は彼がゴシゴシと手の予備洗いを含め、好きなだけ洗剤を投入して自分で洗っているのでこの中には入らない。だが、妻の「匂いが辛い」という泣き言でセーブしているようだった。

さて、時は移り過ぎ、つわりの時期は嘘のように過ぎたけれど、結局私は45Lの洗濯機の水に対して「たけランドリー&バスウォーター」を5プッシュ(15mlくらい、本当は3プッシュ9mlで良いらしい)とイタリア製洗剤を大さじ一杯(15mL)以内で全てを洗っている。乾いた洗濯物はごくうっすら香る程度。これが私には一番良いあんばい。

気になるシミは相変わらず洗濯用サボンドマルセイユという固形せっけんで部分洗いして、洗濯機に放り込む。洗剤もせっけんも、シャンプー類もメーカー側は汚れが落ちない!という苦情が一番困るので、推奨される指定量は多いみたい。

モノ選びもそうだけど、ケチケチ使うこと、絶対に使い過ぎないこと。洗剤やせっけん、シャンプーなどだけではない気がする。過不足のない量というのは人によって違う。

己を知ること、今も昔もこれがコツではありませんかね。無臭でないのなら、寿司屋にも堂々と入れる程度のごく仄かな香りが私は望ましいな。

※画像は長く家族が使ったキルト芯入りの敷物に余生地を当てて湯たんぽ袋にしたもの。まぁ、ケチの証明ですかね。 

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プロフィール

kimuramidore

Kalokalohouseの代表。
仕事は新しい誰かと繋がるため。素敵なおばあちゃん修行中。
ここ数年はリウマチと仲良くつきあっていて、車椅子ユーザーでもあります。