2017年01月15日

りゅうぜんこうを探す文化

りゅうぜんこうを拾う文化
昔、琉球王朝は国を挙げて、りゅうぜんこう(竜涎香)を拾う文化があった。 当時は外貨を稼ぐため、高額で取引されていた〝高貴な香り“竜涎香が琉球の沿岸にも流れ着いていた事に注目し、役人は朝、海辺を散策して、竜涎香を探してから役所へ出勤するようにしていたほどである。
琉球王朝の16世紀の書物によると、高級な白い竜涎香一斤(600g)に対し、米五石(125俵)、一俵は60キロ×125俵で7500キロにもなった。
普通の黒い竜涎香一斤は600gに対し、米五斗は13俵で780キロあった。と書かれている。 これにより竜涎香を見つけた漁師は一夜にして裕福な暮らしが待っていた。
 沖縄の竜涎香に関する本は、以下がある。...
「新琉球史 古琉球編」琉球新報社刊1991年、
「沖縄県史料 前近代1」
沖縄県沖縄史料編集所編、沖縄県教育委員会1981年
「沖縄の宗教と民俗」窪徳忠先生記念論文集編、
第一書房1988年
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2016年12月11日

海女の鮑採りを考える

海女の鮑採りを考える

                 山田 海人

 この浮世絵は、喜多川歌麿の「江ノ島 鮑取り」の図である。 日本では昔からアワビが大切に神事、高級な食材として扱われ、高額で取引されている。例えば伊勢神宮では6月、10月、12月の神事にアワビが使われ、年間200キロものアワビが伊勢神宮だけで使われていると言う。 一般でも祝儀袋に使う「熨斗紙 のしがみ」にはアワビを薄く、細く、長くそいで干したものが「熨斗鮑 のしああび」である。 

アワビには、クロアワビ、メガイ、マダカ、エゾアワビなどがあり、水深2mから50mに生息し、海藻を食べ、寿命は20年ほどである。

アワビは採るには、漁網では取れず、釣りも仕掛けでも取れない、人が見つけて、岩場からはがして採るだけである。

海女は二千年も前から存在し、息こらえで海中の獲物(アワビ、サザエ、イセエビ、天草など)を採って暮らしていた。 海女の資質は、冷たい水温との戦い、水中での行動、息こらえ能力、海・風・天候の知識、そして水中のイメージ感だ。 

日本で水中メガネが使われるようになったのは、明治17年、沖縄の糸満で、玉城保太郎が海水で眼を痛める漁師が多いことに心を痛め、モンパノキの木を眼鏡の形にくりぬき、ガラスをはめ込んで開発した両眼式水中メガネが最初と言われている。 外国ではガラスが無いころ、ポリネシアやハワイの海士は、ウミガメの胸の骨の一部に透明な骨があることに気づき、水中メガネを使っていたとされている。 それ以前、海女はすべて海中で眼を開いて見ていた(裸眼)。水中で人が眼を開くと、水の屈折率の違いで眼の網点に像が結ばず、ボーとしか見えない。人の眼は必ず眼の前に空気の層がないと網点に像が結ばないので、水中メガネは眼の前に空気の層を確保する役割をし、水中をしっかり見えるようにしている。

海女はボーとしか見えない海中でアワビを見つけていたのだろうか? ボーとしか見えない海中を何とかしようと創意工夫が試みられたはずだ。 海中で眼の上に指を曲げて、そこへ鼻から空気を出して貯め、眼の前に空気層を確保して見る。 竹の輪を目に当てて、管で口から空気を送って海底を見る。 こうした工夫でアワビの姿を見つけられた者が多くのアワビを収穫できる。 また、一方で、もともと眼の不自由な方は手の感覚が優れているので、アワビの殻の感覚から多くのアワビを収穫できる海女もいたのではないだろうか? 長く裸眼で海中を見ていると海水の浸透圧でしだいに眼を痛めてしまう「潮目」は海女の職業病のようなものだった。

それでも海女は「アワビを採る」「サザエは拾う」と称して価値の高いアワビ取りに挑戦していた。 アワビは普段、軽く岩についているが人が触れると岩に強く張り付いて素手では剥がせない、そこで海女は「アワビ起こし」「磯ガネ」を持って潜り、岩からアワビを剥がして採っている。このアワビ起こしの道具も海女の浮世絵に描かれている。

日本では昔から貴重なアワビを採ってくれる海女さんは地域でも尊敬され、手厚く守られて、アワビ漁が存続されてきた。 

海女の文化は、日本では世界遺産登録の準備をしているが。海女は韓国の済州島でも有名であり、南オーストラリアのマダガスカル、アルゼンチンのパタゴニアのフェラ島のインディオの女性も潜っていたという記録がある。
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2016年11月30日

カエル

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