3DプリンターのBamb Lab A1 mini を購入時、単色プリントで問題ないと本体のみの最小構成で導入したのですが、MakerWorldのカラフルな造形物を見ているとやはり多色化したくなってしまいました。最初にセットで買っておけば安かったのにと後悔は先に立たずですが、欲しいモノは仕方がないので AMS liteを購入しました。
ここまで来たらついでなのでフィラメントドライヤーもセットして完璧な姿にしようと、SUNLU FilaDryer S4も同時に手に入れました。（18,000円でフィラメント4本同時乾燥できるなら安い；AliExpressで買いました）
でね、フィラメントの湿気対策のためにフィラメントは全てPTFEチューブを通す作戦にしました。
これが後でトラブルになるとも知らず・・・
いざ動かすと、上記の様なエラーが出てフィラメントが押出機に送り込まれないのだ。
AMSから押出機までは順調にフィラメントが送り込まれるのに、なぜか押出機の前のぐるぐる回るヤツが回らないんですよ。最後の最後でこの部分にフィラメントが入らないのだ。
手前まではすんなり送り込まれるのに詰まっているってことは、ホットエンドが詰まっているのでは？と勘ぐってしまいホットエンドを外して確認したり、その周辺を色々探索したが特に悪いことは無い。
そこで思ったのがやはりフィラメントが絡まってるとエラーが出ているので、抵抗が大きいのかもしれない。
考えられる原因
�．疋薀ぅ筺爾�AMS間のチューブの曲がりがキツく抵抗が大きい
�▲疋薀ぅ筺爾両紊�AMSを設定しているので押出機までのチューブが長すぎる
��3Dプリンターで作ったチューブクリップがキツすぎる
そこで改めて AMS liteをノーマルの姿にセットしてテスト稼働させてみると、何事も無かったかのように順調に動くことを確認した。これでやはり原因はフィラメントの取り回しの抵抗が問題である事がわかった。
AMSでフィラメントを入れ替える際に、フィラメントが上の写真のように、ここまで引き戻されるのだが、全てチューブを通すとドライヤーの中に無理矢理押し込まれる感じになるので、フィラメントがぐちゃぐちゃになるんです。
それにAMSとドライヤーの間もチューブを付けると、フィラメントを交換する時けっこう手間なんだわ、これはAMSの入口にチューブコネクタを取り付けると、コネクタ取付アダプタとAMSの穴の芯が出ていないと（例え出ていても）フィラメントがすごく入れ難いんです。
上記の問題もあって最終的にはAMSとドライヤーの間はフィラメントはむき出しにしました。湿気は心配ですが、重要な印刷を行う場合はフィラメントをドライヤーボックまで引き戻してドライヤーを稼働させれば良いだけです。それにこの方がフィラメントの抜き差しが格段にやりやすいのです。
多色印刷時のフィラメントを巻き戻す時もこれぐらいの空間があると丁度良いぐらいのたるみがこの間で保持されます。
この他にも、AMSから押出機までのチューブをできる限り短くしました。そしてチューブクリップも純正品を緩いヤツに交換して２箇所だけ保持であまりチューブに負荷を掛けないようにしました。純正のクリップが保持力がスカスカですが、よく動くチューブに負荷を掛けなくするためにあえてガバガバにしてるのかもしれません。
以上の様な対策をして、動かして見ると何事も無かった様に順調に印刷が出来ました。
さっそく写真のタマゴひよこをプリントアウト、これ19時間（6体で）も掛かるんです。
印刷は順調だったんですが、12時間を過ぎたあたりでプリンターが止まっていました。
調べてみると色チャンジの際にフィラメントが押出機に入っていかなくなるという現象で、エラー的には上記とは違う物が出ていました（深夜に出たので眠たくて内容よく覚えていません）
動作させてみると、フィラメントを送り込んだ時にフィラメントハブからチューブが抜けてしまい、その影響で力が逃げてフィラメントが押出機に入らなくなっているのだ。一応その場でチューブを押し込んで固定したのですが、3ターンんほど色チェンジ動作を確認してみると毎回チューブが抜けたので、フィラメントが中に通ったままチューブを押し込んでもきっちり止まらないのか、押し込まれた部分が変形しているのかもしれないと思い、再度エラーで止まった時にフィラメントを抜き取り、チューブの先端を5mm程度カットしてからチューブを差し込み直しました。その後7時間ほど連続印刷たのですが抜けの再発が無かったので解決したみたいです。
今回色々とエラーが出たおかけで、ホットエンドの交換やチューブの脱着等何度もやったおかげで A1 miniの構造がかなり理解できて良かったです。トラブルは克服も良いものです。
※フィラメントハブのチューブ取外しが硬いので色々と専用ツールが出回ってますが、ちょっとコツがわかればしっかり爪で押し込んでチューブを引き抜くほうが確実で楽に作業出来ますよ。
コツは、一旦ロックを上に引き上げてしっかり爪で押し込めば軽くその状態を保持するだけであっさりチューブが抜けますよー。
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