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俳優のロナルド・リー・アーメイさんが、肺炎による合併症のため死去した。74歳だった。アーメイさんのマネージャーが4月16日、公式Twitterで発表した。

ロナルド・リー・アーメイ(Ronald Lee Ermey)は、アメリカ海兵隊の軍人、俳優。ニックネームは「ガニー(Gunny)」(Gunnery Sergeant:一等軍曹の略称)海兵隊時代には教練指導官も務めた。身長は180cm。

軍を退役後に映画『フルメタル・ジャケット』でのハートマン軍曹に代表されるような極めて居丈高な軍人・父親役を演じた。 ヒストリーチャンネルの番組Mail Call や、Lock N' Loadの司会を務めた。また、オーストリアの銃器メーカーであるグロック社のオフィシャル・スポークスマンでもあった。

彼の映画デビューは除隊後、復員軍人奨学金を得てフィリピンのマニラ大学で犯罪学と演劇を学んでいたときである。彼は映画『地獄の黙示録』にヘリコプターパイロット役として出演し、またフランシス・コッポラ監督のテクニカルアドバイザーとして参加した。

そしていくつかの映画で脇役を務めた後の1987年、スタンリー・キューブリック監督の映画『フルメタル・ジャケット』で教練指導官のハートマン軍曹役で出演。当初、彼はテクニカルアドバイザーとして参加していたが、演技指導で彼の罵詈雑言の迫力を見たキューブリック監督により、ハートマン軍曹役そのものが与えられた。軍曹の台詞の一部は彼が手がけ、また一部の演技は彼のアドリブである。キューブリック監督は彼を「これまで仕事をしてきた中で最高の俳優の一人で、1シーン撮るのにたった2、3回のテイクで十分だった」と評している。

ちなみに、彼のセリフを翻訳する際は忠実に訳すことが条件であった。この映画出演がきっかけになり、キューブリック監督とは友人となった。キューブリック監督は死の直前に彼との会話で自身の遺作『アイズ ワイド シャット』を駄作と告白していたと彼は語っている。フルメタル・ジャケットにおける彼の演技は批評家たちの激賞を受け、ゴールデングローブ賞の最優秀助演男優賞にノミネートされた。

その後も、約60本の映画に出演し、またアニメやゲームソフトの声優、テレビ番組の司会などとして活躍していた。

FacebookやTwitterの公式アカウントより、2018年4月15日朝、肺炎の合併症により死去したことが発表された。74歳没。