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ドイツで開発・製造された大口径の自走砲「カール自走臼砲」の動画です。

カール自走臼砲(Mörser Karl、Karl-Gerät)は第二次世界大戦時にドイツで開発・製造された、60cmもしくは54cmという超大口径の臼砲を搭載する自走砲である。

なお「カール」の名は本砲の開発に携わったカール・ベッカー将軍に因む。試作車も含め計7輛が製造された。なお、兵器としての名称は「カール」であるが、製造された車両にはそれぞれ固有の名がつけられている。

本車は自走は可能であるものの、自重が120トンを超えるため、時速10キロ程度でしか移動ができなかった。そのため、運搬用に専用の貨車が制作され、砲弾輸送用にはIV号戦車から改造された専用の車輌が用意された。独ソ戦のセヴァストポリの戦いにおいてその威力を発揮、1944年のワルシャワ蜂起の際にも実戦投入された。

運用には多大な人員と物資を必要とする上、本車を投入する局面は非常に限られた。短射程と低い発射速度・迅速な移動が行えないといった問題から、不用意に戦闘に投入すれば敵方から一方的に撃ち返される危険が高く、自軍が圧倒的な優勢を保っている状況以外では使いづらい兵器であった。このため前線に送られたものの戦闘に投入されぬままに撤収した例が多い。