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アメリカ空軍の戦略爆撃機「XB-70ヴァルキリー」
開発計画のキャンセルで製造されたのはプロトタイプの2機のみ
デルタ翼が最大で65度折れ下がりマッハ3の超音速で飛行
B-52よりも遥かに大きく、米軍史上「最速、最大」の爆撃機
XB-70ヴァルキリーの貴重な飛行映像も

XB-70 ヴァルキリー(North American XB-70 Valkyrie)は、アメリカ空軍の試作戦略爆撃機。2機のみ試作されたが、空軍に採用されなかった為、アメリカ航空宇宙局(NASA)へと譲渡された。愛称のヴァルキリー(Valkyrie)は北欧神話の戦乙女ワルキューレの英語読み。

アメリカ空軍の「ヴァルキリー計画」に基づき、ノースアメリカン社が開発した戦略爆撃機である。最高速度マッハ3で、米国領アラスカとソビエト連邦首都モスクワの間を無着陸で往復可能な超音速戦略核爆撃機として計画された。大陸間弾道ミサイルの発達などで存在意義を失ったことなどから制式採用には至らず、また試作機のうち一機は空中衝突事故で失われた。

現在は残された一機がオハイオ州ライト・パターソン空軍基地の国立アメリカ空軍博物館に展示されている。識別点は、機首下が白い機体が現存する1号機(シリアルナンバー:62-0001)、黒い機体が事故で失われた2号機(シリアルナンバー:62-0207)である。

近未来的なデザインに悲劇的な結末も相まってか、飛行当時はもとより引退後もなお非常に人気の高い機体である。