本日は、“伴走”について考えてみたいと思います。
私は常々、若手社員に「愛されるコンサルタントには
なるな」と伝えています。
愛されようとすると、「相手のため」というよりも、
「どうやったら自分がよく見られるか」に意識と
時間が取られてしまいがちになるからです。
もちろん、知識を身に付けたり、情報を仕入れたり、
誰も考えたことがないような提案や企画を考えたり
することはとても大切です。
結果として、「相手のため」になることもあるでしょう。
しかし、その目的がより大切です。
「自分がよくみられたい」という欲求からでは、
本物は生まれないものなのです。
だから私は、
「お客様を愛することができるコンサルタントに
なりなさい」
と伝えています。
愛することができれば、心から
「相手のことをわかりたい」
「お役に立ちたい」
「成果を出してあげたい」
と思えてくるものです。
翻って、この視点は、何もコンサルタントだけに当て
はまるものではありません。
どの業種であっても必要な視点ですし、その対象も
お客様に限ったものではありません。
「〇〇を愛することができる□□」
あなたにとって、この空欄を埋める“相手”と“立場”を
明確にし、その人にしっかりと寄り添い、伴走しながら、
具体的な成果を実現していく。
そういう視点をお持ちいただくことも大切ではないか
と思います。