亀井英孝の「千年続く経営」ブログ

名南経営コンサルティング 亀井英孝 公式ブログ

2018年06月

今日は「厚生活動」について考えてみたいと思います。

 

当社には、社員主体で運営する親睦会なるものがあります。
毎月親睦会費を徴収し、それと同額を会社から補てんした
収入を元手に、社員の慶弔関係のお祝いやお悔みまた各種
サークル活動の補助、その他自主的な厚生活動を行う会です。

 

実務部隊は委員会メンバーで、社員旅行・ボウリング大会・
忘年会などの行事や、野球部やサッカー部などのサークル
活動を企画・運営する厚生委員会と、社内報の編集・発行
する社内報委員会という
2つの委員会があり、それぞれ入社
2
年目までの社員5名ずつで構成されています。

 

この両委員会の活動はいずれもハード。社員旅行では行先
希望アンケート調査があるのですが、なかなか回答しない
者がいたり、急な申込みやキャンセルは日常茶飯事。ボウ
リング大会は人数が集まらず、どぶ板をはがすように一人
一人に声を掛けて集客したりと、なかなか大変です。また
社内報でも依頼した原稿がぎりぎりまで届かなかったり、
5人いるはずの委員が2人しか集まらなかったり・・・

 

「泣きそうになったときもありました」といった言葉も耳に
することがありますが、うそ偽りのない感想だと思います。
しかし、そんな委員たちも、「終わってみれば良い思い出に
なりました」と異口同音に話します。

 

入社したばかりで、会社のことを何も知らない彼らにとって、
委員会活動によって知り得ることはすべて新鮮でしょうし、
職場が離れ離れになっている当社においては、他部門の人間
と触れ合う数少ない機会として、有意義なコミュニケーション
の場にもなっているようです。また、まだお客様から「ありが
とう」と言っていただける機会の少ない彼らにとって、社員
からの「いつもお疲れ様、ありがとうね」と声を掛けてもら
えることが、何よりの喜びでもあるようです。

 

社員自らが社員のためを思って厚生活動を企画・運営し、社員
の喜びを我が喜びとする。社員教育の一環としての委員会活動、
皆さんにもお薦め致します。

本日は、“仕事”について考えてみたいと思います。

 

先日、痴呆症の方を専門に受け入れられている老人
ホームに訪問させていただきました。まず、築10年
近く経つとは思えないほど綺麗にされていることに
感動を覚えました。そして何より、痴呆症の方々を
受け入れられるご苦労は、大変なものだと痛感しました。

 

施設見学の後、スタッフの方にいろんなお話をお聴き
することができました。その中でも最も印象に残って
いるのは「みなさん、今を生きられているんです」と
いう言葉でした。

 

5分前にお食事をされても「ごはんはいつ出るの?」、
お花見から帰ってきて「どうだった」と感想を尋ねると、
「外出したことはない」などなど・・・。

確かに“今”しかない。

 

健常者は、過去に溜息をつき、未来に悶々としている。
それに比べれば、もしかするとご本人は幸せなのかも
しれないと思うところもありましたが、その方々を
お世話する方のお気持ちはいかばかりか、私には想像
さえできません。

もし私であれば、「こんなにしてあげているのになぜ
覚えていてくれないのだろう」と、悲しみとも不満とも
つかない感情に押し潰されてしまうのではないかと思い
ます。

 

そう感じながらお話をお聴きしていると、みなさんの
表現に共通のものがあることに気付きました。それは
「させていただいている」という言葉です。

 

「してあげている」のではなく「させていただいている」

 

更に言葉は続きます。「日々学ばせていただいています」と。

 

人のお役に立てることをさせていただき、そこから日々
学ばさせていただける、そういう心持で仕事をすることが
できている人は輝いている。

更にもっともっとお役に立ちたい、もっともっと学びたい
と仕事に向き合うことができている人は、もっともっと
輝いている。

そのことを、言葉ではなく、姿そのもので学ばせていた
だきました。

 

健康であることに感謝しつつ、正しい姿勢で仕事に向き合う、
そのことの大切さを噛み締めながら、日々精進していこうと
強く感じた一日となりました。

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