亀井英孝の「千年続く経営」ブログ

名南経営コンサルティング 亀井英孝 公式ブログ

2020年04月

本日は、“素直さ”について考えてみたいと思います。

 

今私は、隙間時間を使って、過去に受講した研修の

テキスト類を整理しています。

 

先日見直したものの中に、ほろ苦い経験を思い起こさ

れた内容がありました。

 

何度か受講したことがある研修でしたが、そのときは、

初めて参加する社員と一緒でした。

 

私は過去にも受講していたこともあって、一つひとつ

の話に自分なりの解釈や、是非の判断をしながら話を

聞いていたのですが、同席した社員はとにかく素直に、

すべてをそのままに受け入れようとしていたようです。

 

研修終了後、彼といろいろと話をしたのですが、受講

成果は明らかに彼の方が上でした。

 

私が聞き逃していたり、間違って受け止めていたよう

なことも、彼は実に素直に学び、修得していたのです。

 

話をすればするほど、こちらは恥ずかしくなるばかり。

 

そのときつくづく感じたのは、

 

「素直さは、自己成長の最良の土壌」

 

ということです。

 

素直さがあれば、どんどん吸収し、多くの実がなる

苗を育てることができる、そう感じたのです。

 

一方で素直さがないということは、せっかくの成長の

機会を自ら阻害することに他なりません。

 

彼と私は同じ話を聞きました。しかし私には素直さが

欠けていました。

 

結果として、本来は1リットル入る容器にも関わらず

“我見”という余分なものが入ってしまっていたため、

私には200ミリリットル程度しか入れることができま

せんでした。

 

一方彼には“我見”はなく、すべてを受け入れようと

する素直な心だったので、1リットルまるまる入れる

ことができた、そういうことだと思います。

 

彼と私は10歳違いですが、もし互いに同じ姿勢であり

続けたら、私は早晩追い抜かれてしまうことでしょう。

 

素直さは最高の土壌であり、そこに善い師、善い学びと

いう素晴らしい肥料が蒔かれたならば、間違いなく人は

育っていくのだと思います。

 

資料の整理をすることで、改めて「素直さを忘れまい」

との思いを持つことができました。

 

たまには、振り返りの時間を持つこともいいことですね。

本日は、“働く”ということについて考えてみたいと思います。

 

現状、新型コロナウイルス問題で、最も不安な状況に置かれて

いるのがお年寄りを預かられている施設ではないかと思います。

 

以前、痴呆症のお年寄りを預かる施設を視察させていただいた

ことがありますが、通常であってもとても大変なお仕事です。

 

さらなる不安が襲い掛かる中、施設の方にはお体にお気を付け

になっていただくようお祈りするばかりです。

 

さて、お伺いしたその施設のスタッフの方は、どんな状況でも

嫌な顔ひとつせず、笑顔でご対応になっておられました。

 

また、何名かの方にお話をお伺いしたのですが、皆さん仕事

と職場に誇りをもっておられることが、ひしひしと伝わって

きて、ただただ「凄いなぁ~」と感じたことを思い出します。
 

その中でも、一番心に残ったお話がありました。それは・・・

 

痴呆症の方はある意味素直というか、感情がそのまま言動に

表れるのだそうです。突然騒ぎ出したり、怒り出したり・・・。

ときには原因がわからないこともあるのだとか。

 

そのようなことがあったら皆さんだったらどうされますか?

 

私であれば「何でそんなに騒ぐの(怒るの)!」と、相手の

態度・行動に腹を立てて終わってしまうと思います。

 

しかし彼らは違いました。

 

「そんなときは、必ず私たちの対応に問題があったのだと思い

ます。どうしてそのような行動に出られたのか、その原因を

いろいろと考えて、自らの行動を変えていきます」と。

 

想像さえできなかったその回答に、私は言葉を失いました。
私にはとてもそうは思えそうにない・・・。

 

しかし皆さんは当然のように自分に原因を求めていらっしゃる、

その姿勢が、さらに自信と誇りを深めていかれる理由になって

いるのだと思います。

 

またそのようなスタッフの方を育てられているトップや幹部の

方の姿勢や考え方の素晴らしさも感じることができました。

 

“働く”とは、“傍”(周り)を“楽”(らくに、たのしく)
にさせることと言います。

 

それを当然のように実践されている方にお会いできた、感動的
な一日でした。

 

通常の業務ができなくなってしまっている今、私自身“傍楽”
意味を噛み締めて仕事に向き合うと共に、周りの人たちにも
改めてお伝えしていきたいと思います。

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