本日は、“素直さ”について考えてみたいと思います。
今私は、隙間時間を使って、過去に受講した研修の
テキスト類を整理しています。
先日見直したものの中に、ほろ苦い経験を思い起こさ
れた内容がありました。
何度か受講したことがある研修でしたが、そのときは、
初めて参加する社員と一緒でした。
私は過去にも受講していたこともあって、一つひとつ
の話に自分なりの解釈や、是非の判断をしながら話を
聞いていたのですが、同席した社員はとにかく素直に、
すべてをそのままに受け入れようとしていたようです。
研修終了後、彼といろいろと話をしたのですが、受講
成果は明らかに彼の方が上でした。
私が聞き逃していたり、間違って受け止めていたよう
なことも、彼は実に素直に学び、修得していたのです。
話をすればするほど、こちらは恥ずかしくなるばかり。
そのときつくづく感じたのは、
「素直さは、自己成長の最良の土壌」
ということです。
素直さがあれば、どんどん吸収し、多くの実がなる
苗を育てることができる、そう感じたのです。
一方で素直さがないということは、せっかくの成長の
機会を自ら阻害することに他なりません。
彼と私は同じ話を聞きました。しかし私には素直さが
欠けていました。
結果として、本来は1リットル入る容器にも関わらず
“我見”という余分なものが入ってしまっていたため、
私には200ミリリットル程度しか入れることができま
せんでした。
一方彼には“我見”はなく、すべてを受け入れようと
する素直な心だったので、1リットルまるまる入れる
ことができた、そういうことだと思います。
彼と私は10歳違いですが、もし互いに同じ姿勢であり
続けたら、私は早晩追い抜かれてしまうことでしょう。
素直さは最高の土壌であり、そこに善い師、善い学びと
いう素晴らしい肥料が蒔かれたならば、間違いなく人は
育っていくのだと思います。
資料の整理をすることで、改めて「素直さを忘れまい」
との思いを持つことができました。
たまには、振り返りの時間を持つこともいいことですね。
