本日は、“労働生産性”について考えたいと思います。
労働生産性は、
付加価値/総労働時間
で算出されます。
よって生産性を向上させるには、
□1人当たり付加価値を増やす
□1人当たりの労働時間を短縮する
という2つのテーマに取り組んでいくことが必要と
なります。
前者については、例えば10年前と比較して、お客様も
商品も売り方も変わっていないとすれば、付加価値は
落ちて当たり前だと考えた方がよいでしょう。
周りを見渡しても、伸びている会社は確実にビジネス
の中身を変えてきています。
一方で、後者について最も効果的な方法は、
「枠をはめる」
ことです。
「これ以上働いてはだめ」という制約を設けなければ、
時短はなかなか進まないものです。
さて、生産性を高めるには3つの方法があります。
それは
① 付加価値↓ + 総労働時間↓
② 付加価値↑ + 総労働時間↑
③ 付加価値↑ + 総労働時間↓
であり、理想はもちろん③です。
この理想を実現されている会社にはいくつかの共通
点があります。
ひとつは“未来投資時間”をきちんと設けられている
ことです。
総労働時間の中において、少なくとも5%、できれば
10%は、今の売上高には直結しないけれども、明るい
未来を構築するための時間を積極的に投資するという
姿勢をもつことです。
もうひとつは、社員さんが労働時間以外で自らを成長
させるための時間を設けているということです。
自分自身を成長させることに喜びを感じる社員さんで
あれば、新たな付加価値を見出すこともできますし、
今の業務の効率を高めていくこともできます。
逆に、自己成長意欲の低い人では、生産性向上を実現
することは難しいでしょう。
いずれもトップの意思決定と動機付けがなければ実現
できないことです。
ぜひ、自社において高い生産性を実現するためは何を
しなければならないかを考え、行動を起こしていただ